2020/08/27(木) - 09:36
ヴィットリアがE-MTB向けのラインアップを発表。アシストユニットを搭載することで増加する車重と、電動パワーによる高トルクを受け止めるべくトレッドやサイドウォールが強化されている。クロスカントリーからエンデューロまで揃うラインアップを紹介しよう。
ヴィットリア e-Mazza (c)VTJ
ヨーロッパでは老舗から新興までありとあらゆるブランドが展開している電動アシストユニット搭載のマウンテンバイク（E-MTB）。普段のアクティビティとしての楽しみ方から、UCIの世界選手権が開催されるように競技としても広がりを見せている1つのジャンルだ。
E-BIKEとなるとアシストユニットやバッテリー搭載の影響で車重が増加することが一般的。増えた重量とライダーの重量を支えるのが2本のタイヤだ。トータル重量が増すということは、タイヤに掛かるストレスも増えるため、耐久性やグリップ力の発揮に影響してくる。MTBになるとダウンヒル中のバームやドロップオフでタイヤに大きな荷重がかかることが多くなるため、頑丈な作りであることも求められる。
加えてアシストユニットのトルクに対してタイヤがグリップしなければ、アシストパワーがグリップに勝りトラクションが抜けてしまうことになる。E-MTBにおいてタイヤの性能はライドクオリティにより直結すると言っても過言ではない。
ヴィットリア e-BARZO (c)VTJ
ヴィットリア e-AGARRO (c)VTJ
ヴィットリア e-Mazza (c)VTJ
ヴィットリア e-Martello (c)VTJ
ノーマルバイクとは異なるタイヤへの要求に応えるべく、ヴィットリアはE-MTB用タイヤをリリースした。ラインアップはXC用"e-BARZO "、トレイルライド用"e-AGGARO"、エンデューロ用"e-Mazza"と"e-Martello"という4種類だ。
いずれのモデルも4Cコンパウンドを使用したトレッドを採用する。4種類のコンパウンドをトレッド中央部分とショルダー部分の表面と芯部分で使い分けることで、トレッドパターンが狙う転がりの軽さとグリップ力をより引き出すことに成功している。4Cを採用したタイヤの低転がり抵抗は、E-BIKEのバッテリー燃費に好影響をもたらしてくれると期待できるだろう。
E-BIKEの強いトルクを受け止めるタイヤに仕上げられている (c)VTJ
また、各モデルでサイドウォール剛性と耐パンク性を向上させるケーシング構造が採用されている。XCモデルのe-BARZOには120tpiケーシングと強化ケーシングをサイドに配置するXC-TRAILが用いられた。XCよりも若干下りを意識したe-AGGAROにはTRAIL TNTを採用。120tpiケーシングとサイドの強化ケーシングに加え、リム打ちによるパンクを防ぐAPFをビード付近に搭載していることが特徴だ。
エンデューロモデルのe-MAZZAとe-Martelloには、120tpiケーシングを2枚使用するENDURO 2PLYというケーシング構造が用いられている。通常は1枚の生地を3つ折りとしており、トレッド中央部は最大で3枚の生地が重なるが、2PLYの場合はその倍である6枚の生地が重なる構造。これによってE-BIKEの車重と激しい下りでの負荷に耐えるタフネスさを実現している。
E-BIKE向けモデルは黄緑色のパッケージや表示が目印だ (c)VTJ
シクロワイアードでは通常版であるがヴィットリアの各種MTBタイヤのインプレッションを行っている。タイヤ選びの参考としてほしい。
クロスカントリー向けBARZOの記事：こちら
トレイル系タイヤAGGARRO、Mazza、Martelloの特集記事：vol.1、vol.2、vol.3、vol.4
ヴィットリア e-BARZO
ケーシング：XCトレイル TNT（チューブレスレディ）
サイズ：29ｘ2.25、29ｘ2.35、29ｘ2.6
価格：7,300円（税別）
ヴィットリア e-AGARRO
ケーシング：トレイル TNT（チューブレスレディ）
サイズ：27.5x2.6、29x2.35、29ｘ2.6
価格：7,800円（税別）
ヴィットリア e-Mazza
ケーシング：エンデューロ2PLY（チューブレスレディ）
サイズ：27.5x2.4、27.5ｘ2.6、29ｘ2.4、29ｘ2.6
価格：7,800円（税別）
ヴィットリア e-Martello
ケーシング：エンデューロ2PLY（チューブレスレディ）
サイズ：27.5x2.35、27.5ｘ2.6、29ｘ2.35、29ｘ2.6
価格：7,800円（税別）
ヴィットリア e-Mazza (c)VTJヨーロッパでは老舗から新興までありとあらゆるブランドが展開している電動アシストユニット搭載のマウンテンバイク（E-MTB）。普段のアクティビティとしての楽しみ方から、UCIの世界選手権が開催されるように競技としても広がりを見せている1つのジャンルだ。
E-BIKEとなるとアシストユニットやバッテリー搭載の影響で車重が増加することが一般的。増えた重量とライダーの重量を支えるのが2本のタイヤだ。トータル重量が増すということは、タイヤに掛かるストレスも増えるため、耐久性やグリップ力の発揮に影響してくる。MTBになるとダウンヒル中のバームやドロップオフでタイヤに大きな荷重がかかることが多くなるため、頑丈な作りであることも求められる。
加えてアシストユニットのトルクに対してタイヤがグリップしなければ、アシストパワーがグリップに勝りトラクションが抜けてしまうことになる。E-MTBにおいてタイヤの性能はライドクオリティにより直結すると言っても過言ではない。
ヴィットリア e-BARZO (c)VTJヴィットリア e-AGARRO (c)VTJヴィットリア e-Mazza (c)VTJヴィットリア e-Martello (c)VTJノーマルバイクとは異なるタイヤへの要求に応えるべく、ヴィットリアはE-MTB用タイヤをリリースした。ラインアップはXC用"e-BARZO "、トレイルライド用"e-AGGARO"、エンデューロ用"e-Mazza"と"e-Martello"という4種類だ。
いずれのモデルも4Cコンパウンドを使用したトレッドを採用する。4種類のコンパウンドをトレッド中央部分とショルダー部分の表面と芯部分で使い分けることで、トレッドパターンが狙う転がりの軽さとグリップ力をより引き出すことに成功している。4Cを採用したタイヤの低転がり抵抗は、E-BIKEのバッテリー燃費に好影響をもたらしてくれると期待できるだろう。
E-BIKEの強いトルクを受け止めるタイヤに仕上げられている (c)VTJまた、各モデルでサイドウォール剛性と耐パンク性を向上させるケーシング構造が採用されている。XCモデルのe-BARZOには120tpiケーシングと強化ケーシングをサイドに配置するXC-TRAILが用いられた。XCよりも若干下りを意識したe-AGGAROにはTRAIL TNTを採用。120tpiケーシングとサイドの強化ケーシングに加え、リム打ちによるパンクを防ぐAPFをビード付近に搭載していることが特徴だ。
エンデューロモデルのe-MAZZAとe-Martelloには、120tpiケーシングを2枚使用するENDURO 2PLYというケーシング構造が用いられている。通常は1枚の生地を3つ折りとしており、トレッド中央部は最大で3枚の生地が重なるが、2PLYの場合はその倍である6枚の生地が重なる構造。これによってE-BIKEの車重と激しい下りでの負荷に耐えるタフネスさを実現している。
E-BIKE向けモデルは黄緑色のパッケージや表示が目印だ (c)VTJシクロワイアードでは通常版であるがヴィットリアの各種MTBタイヤのインプレッションを行っている。タイヤ選びの参考としてほしい。
クロスカントリー向けBARZOの記事：こちら
トレイル系タイヤAGGARRO、Mazza、Martelloの特集記事：vol.1、vol.2、vol.3、vol.4
ヴィットリア e-BARZO
ケーシング：XCトレイル TNT（チューブレスレディ）
サイズ：29ｘ2.25、29ｘ2.35、29ｘ2.6
価格：7,300円（税別）
ヴィットリア e-AGARRO
ケーシング：トレイル TNT（チューブレスレディ）
サイズ：27.5x2.6、29x2.35、29ｘ2.6
価格：7,800円（税別）
ヴィットリア e-Mazza
ケーシング：エンデューロ2PLY（チューブレスレディ）
サイズ：27.5x2.4、27.5ｘ2.6、29ｘ2.4、29ｘ2.6
価格：7,800円（税別）
ヴィットリア e-Martello
ケーシング：エンデューロ2PLY（チューブレスレディ）
サイズ：27.5x2.35、27.5ｘ2.6、29ｘ2.35、29ｘ2.6
価格：7,800円（税別）
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