ついにUCIレースが再開された。ポーランドで行われるUCI2.2のステージレース「ドーコワ・マゾフシャ」第1ステージは無事にスタートしたが、コース上の交通事故の影響を受けレース途中でキャンセルという結果に終わった。



イメージ画像に使われたチームの選手たちイメージ画像に使われたチームの選手たち (c)Mazovia Team久々の出走サインを笑顔で行うイスラエル・サイクリングアカデミーの選手たち久々の出走サインを笑顔で行うイスラエル・サイクリングアカデミーの選手たち (c)Mazovia Team

晴天のポーランドで再開されたUCIレース晴天のポーランドで再開されたUCIレース (c)Mazovia Team
全世界を襲う新型コロナウイルスのパンデミックの影響を受け、UCIが公認する自転車ロードレースはパリ~ニース第7ステージをもって一時中断に追い込まれていた。3月15日以降、他のスポーツ同様にUCI公認の自転車レースは開催されること無く数ヶ月を過ごしてきた。

中断前最後のUCIレースよりちょうど4ヶ月後の7月15日、ポーランドのステージレース「ドーコワ・マゾフシャ(UCI2.2)」でUCIレースが遂に再開された。これから次々と再開されるロードレースイベントの口火を切る第1ステージが現地時間の13時にスタートした。

レースは2名が逃げる展開だったレースは2名が逃げる展開だった (c)Mazovia Team
コンチネンタルチームのCCCデベロップメントチームやイスラエル・サイクリングアカデミーを含む25チーム、147名の選手たちによるプロトンがテレシンの街を出発した。レースは2名の逃げ展開となり、つつがなく進行していくように思われたが、フィニッシュまで残り30kmでレースは中断となった。

理由はレースコース上でのオートバイによる交通事故。警察が事故現場の検証を行う必要があり、レース続行は不可能として、ストップされた第1ステージはそのままキャンセルとされた。翌第2ステージは個人タイムトライアルとされており、引き続き開催される予定だが、報道によると事故の調査は進行中でありレース続行に影響を与える可能性もあるという。

残り30km地点でレースが中断され、そのまま中止となってしまった残り30km地点でレースが中断され、そのまま中止となってしまった (c)Israel Start-Up Nation / Israel Cycling Academy
久々のUCIレースの第1ステージは中止という結果になってしまったが、これから多くのUCIレースが再開されていく予定だ。

text:Gakuto Fujiwara