マッテオ・トレンティン(イタリア、CCCチーム)が、新型コロナウイルスと戦う医療従事者を讃えるスペシャルシューズを披露した。レース再開後はこのシューズで走り、シーズン後にはチャリティーオークションに出品するという。



カスタムシューズを披露するマッテオ・トレンティン(イタリア、CCCチーム)カスタムシューズを披露するマッテオ・トレンティン(イタリア、CCCチーム) (c)Sidi Sport「看護師、医師、医療従事者は病院で昼夜問わず戦う、このパンデミックにおける真のヒーローです。マッテオ・トレンティンはこれまで新型コロナウイルスと戦ってきた人々、そして今尚現場の最前線に立ち続けている方々に向けた感謝のメッセージとして、シディ Shotのカスタマイズを選びました」。シディのプレスリリースにはトレンティンのカスタムシューズについて、そのように触れられている。

ホワイトベースのShotに描かれるのは、イギリスのイラストレーター「MJ.Hiblen」によるイラスト。巨大な病原体に直面している看護師の姿には、この戦いに直面する人の粘り強さや精神力、そして尊い犠牲を表現し、感謝と励ましを込められているという。「彼のデザインを見て、彼が伝えようとしているメッセージに心打たれたんだ。ウイルスは手強い存在だが、我々は決して威圧されているのではない。この新しい敵に対して最前線で戦った全ての医療従事者に感謝したい」と、トレンティンは自身のInstagramで話している。

一般発売されない特別デザインだが、トレンティンによればシーズン終了後にはチャリティーオークションに出品されるという。

ミッチェルトン・スコットから今年CCCチームに加わった30歳のトレンティン。今年はチームリーダーのグレッグ・ファンアーヴェルマート(ベルギー)と共にツール・ド・フランス出場を経て石畳クラシックレースに挑む予定だ。

text:So.Isobe
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