8月に延期しての開催を目指していたUCIグランフォンド「ニセコクラシック」が中止されることが発表された。新型コロナウィルス感染症による人々の往来が制限されている状況から開催は困難と判断し、今年の開催中止が決定された。既に申込み済の参加者は参加料の一部返金を受けられるが、返金を希望しない場合は次年度大会の優先エントリー権を受けれられる。




国外からも多数の参加者が集まるニセコクラシック国外からも多数の参加者が集まるニセコクラシック photo:Satoru Kato
国内唯一のUCIグランフォンドの大会として開催される「ニセコクラシック」は、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、毎年6月上旬の開催時期を8月末に延期することを発表していた。大会を主催する一般社団法人北海道イベンツは、新型コロナウィルスの影響が未だ完全な収束には至ってなく、人々の往来が制限されている状況などから、今年の開催中止を判断したとしている。当初、開催の最終判断は7月に行うとしていたが、2ヶ月以上前での判断となった。

グランフォンド前日には15kmの個人タイムトライアルも行われる予定だった¥グランフォンド前日には15kmの個人タイムトライアルも行われる予定だった¥ photo:Satoru Kato今年の大会は距離が延長され、従来の140kmクラスは150kmに、70kmクラスは85kmで行われるほか、前日の個人タイムトライアルも13kmから15kmに延長され、昨年同様にUCIグランフォンドシリーズ対象レースとして開催される予定だった。

参加料返金受付は6月30日正午まで
返金を希望しない場合は次回優先エントリー権


既に申込み済みの参加者に対しては、参加料の一部返金の受付が大会公式サイトで開始されている。また、スポーツ庁の指定する「チケット代金寄付控除税制」の対象イベントとなっているため、参加料の返金を希望しない場合は寄付として税控除を受けられるほか、次年度大会の優先エントリー権と参加料50%割引の特典を受けられる。

いずれの場合も大会公式サイトからの手続きが必要となる。返金される参加料の詳細などは下記リンクからご確認を。


text:Satoru Kato