イタリアを代表する老舗ブランド、ビアンキからエントリーアルミロード「Via Nirone7」をベースとしたオールロードが登場。リーズナブルな価格ながらしっかりしたスペックとイタリアンブランドらしさが詰まった一台を紹介しよう。



ビアンキ Via Nirone 7 ALL ROAD(CK16/Black Full Glossy)ビアンキ Via Nirone 7 ALL ROAD(CK16/Black Full Glossy) (c)サイクルヨーロッパジャパン
数ある自転車ブランドの中でも、最古参の一つであるビアンキ。現在はユンボ・ヴィスマに供給し、130年以上を誇る長い歴史の中で輝かしい戦績を誇ってきた生粋のレーシングブランドでもある。

1885年当時、21歳だったエドワルド・ビアンキが自転車の製造を始めたのは、イタリア・ミラノのニローネ通りの7番地。つまりイタリア語で、Via Nirone 7。そんなブランド生誕の地をモデル名に冠してきたのが、ビアンキのエントリーアルミロード「Via Nirone 7」だ。

2005年ごろから、ビアンキのロードバイクラインアップを支え続けてきたVia Nirone 7。数年ごとにモデルチェンジが施され、その時々のトレンドをしっかり押さえた堅実な設計とビアンキらしい優美なデザインが融合した入門用モデルとして高い評価を受け続けてきた。

ビアンキ Via Nirone 7 ALL ROAD(Black/Titanium Full Matt)ビアンキ Via Nirone 7 ALL ROAD(Black/Titanium Full Matt) (c)サイクルヨーロッパジャパン
そんなVia Nirone7に派生モデルが加わった。現在、新たなロードバイクの楽しみ方として広く受け入れられつつあるグラベルライドに対応するビアンキのエントリーモデルとして、「Via Nirone 7 All ROAD」が誕生した。

堅牢かつキビキビとした軽快な走行感をもたらすアルミフレームは、様々なシチュエーションに対応するべく最大40Cのタイヤクリアランスを与えられている。フォーク及びリア三角にはキャリアを装着できるアイレットが用意されており、宿泊を伴うキャンプツーリングなどにも活用できるだろう。

オールロードモデルが追加されたVia nirone7 オールロードモデルが追加されたVia nirone7
ブレーキはもちろんディスクブレーキとなっており、前後ともスルーアクスルを採用。コンポーネントもシマノのグラベル用コンポーネントGRX 400シリーズでまとめられている。クランクのみGRX 600グレードを採用し、フロントは46/30T、リアは11/34Tの2×10S仕様。荷物を積んだ峠越えやオフロードの登りにも対応するワイドなギアレシオとなる。

標準で付属するタイヤは32Cとなっており、ちょっとしたダートであれば対応できるだろう。タイヤを交換すれば、本格的なグラベルライドも楽しめるはず。ハンドルはドロップ部がハの字状にフレアした形状で、未舗装路でもコントローラブルなグラベル仕様となっている。47~57までの5サイズが用意される。カラーはビアンキのアイコニックなチェレステと精悍な印象のブラック/チタンマットの2種類。価格は188,000円(税抜)。



ビアンキ Via Nirone 7 ALL ROAD
サイズ:47/50/53/55/57
カラー:CK16/Black Full Glossy、 Black/Titanium Full Matt
フレーム:Alloy
フォーク:Carbon 1.1/8"
コンポーネント:Shimano GRX400
クランク:Shimano GRX600 46/30T
タイヤ:Kenda Kwick Tendril 700x32C
価格:188,000円(税抜)