サイクリング用ウォーターボトルブランドとして定番のキャメルバック。今回紹介するのはボトルではなく、シャワーとして機能する交換用キャップだ。酷暑のライドで体をクーリングさせる時に活躍してくれるプロダクトだろう。



キャメルバック シャワータイプ リプレースメントキャップキャメルバック シャワータイプ リプレースメントキャップ
ライド中に少しでも涼を取るためにボトルの水を体にかけたことのあるサイクリストは少なくないはず。真夏のサイクリングで体を冷やすことは、パフォーマンス維持や熱中症予防にもつながるため、酷暑でのライド時にはボトルの水を掛けることがほぼ必須だ。

そのようなシーンを考慮してキャメルバックが開発を行ったのがシャワータイプのリプレースメントキャップ。キャメルバックのキャップは元々ドリンクモードとロックアウトモードを切り替えられる設計だったが、今回紹介するキャップには「シャワーモード」が備えられている。

シャワーキャップ(左)と通常のキャップ(右)シャワーキャップ(左)と通常のキャップ(右) 裏側の作りも通常(右)とは異なる裏側の作りも通常(右)とは異なる

シャワーキャップ(左)は飲むためのバルブの背も低いシャワーキャップ(左)は飲むためのバルブの背も低い 分解することもできるため、清潔を保ちやすい分解することもできるため、清潔を保ちやすい


シャワーモードを具体的に説明すると、飲み口とは別に設けられた孔から水が出るようになるもの。メインバルブを囲うように8つの孔が開けられており、それらから一気に水がシャワーのように出てくるため広範囲を一気に濡らすことができ、体をクーリングさせるためには便利な機能となっている。

シャワーモードは一般的なバルブと比較し、少ない水量で広範囲に水をかけられることがメリットだ。21cm四方のウエス全体を濡らす実験において、シャワーキャップは21mlで全体を濡らすことができた一方で、ドリンクキャップでは59ml必要という結果が出たという。

軽い力でも多くの水が出る軽い力でも多くの水が出る
勢いよく出てくるため、背の低い飲み口でも水を飲むことができる勢いよく出てくるため、背の低い飲み口でも水を飲むことができる
汗をかく前に衣類を濡らしておくことで皮膚表面の温度を下げることができ、パフォーマンス維持につながるという。頭や背中など、発汗量が多いが風が当たりにくいような部分でも最小限の水で冷やせるシャワーキャップを使えば、水をかけられる回数を増やせるはずだ。

輸入代理店を務めるライトウェイプロダクツジャパンがオススメする使い方は、1つはスポーツドリンク、もう1つは真水にわけた2ボトル体制でサイクリングに出かけること。ライド中は10分に1回、太ももや胸など風が直接当たる部分(衣類が風圧で体に密着する部分)に掛けることで、少ない水量で効果的に体温を下げることができるという。これからの季節、気温が25℃を上回る夏日にはこまめにクーリングを行うと良いだろう。

ドリンクモードも備えられているため、ワンボトルでサイクリングも可能。夏場も本格的に走るサイクリストにはオススメのプロダクトだ。取り換え用キャップのみとなり、ボトル本体は付属しない。キャメルバックのポディウムシリーズ全てのボトルに装着可能。カラーはブラックの1種類。価格は1,380円(税抜)。

前後で異なるキャップを付けた2本体制がオススメだ前後で異なるキャップを付けた2本体制がオススメだ
暑い季節では重宝しそうだ暑い季節では重宝しそうだ
乗りながらも広い面積を水で濡らすことができる乗りながらも広い面積を水で濡らすことができる


キャメルバック シャワータイプ リプレースメントキャップ
カラー:ブラック
価格:1,380円(税抜)