ツール・ド・ランカウイ第5ステージは再び集団スプリントで決着。マキシミリアン・ヴァルシャイド(ドイツ、NTTプロサイクリング)を下したモハメドハリフ・サレー(マレーシア、トレンガヌInc.TSGサイクリングチーム)が勝利した。
ローカルな街並みを通過していく (c)www.ltdlangkawi.my
中間スプリントを争うモハメドハリフ・サレー(マレーシア、トレンガヌInc.TSGサイクリングチーム)やタジ・ジョーンズ(オーストラリア、ARAプロレーシングサンシャインコースト) (c)www.ltdlangkawi.my
縦に長く伸びるメイン集団 (c)www.ltdlangkawi.my
大会5日目を迎えたツール・ド・ランカウイ(UCI2.Pro)の舞台は、クアラクブバルからマレーシア第3の都市として知られるイポーへとフィニッシュする165.8km。南北に伸びる山岳地帯に沿うコースだがオールフラットで、この日もフィニッシュ予想は大集団スプリントだ。
この日は20.6km地点と42.3km地点にボーナスタイムが賭けられた中間スプリントが用意されていたこともあり、逃げが決まらないままハイスピードで距離を消化していく。その後約50km地点で生まれた6名の逃げには鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)が入り、一方で入部正太朗などマキシミリアン・ヴァルシャイド(ドイツ)をスプリントエースに据えるNTTプロサイクリングが集団コントロールを担った。
最終盤まで逃げた鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)ら (c)www.ltdlangkawi.my
総合首位ダニーロ・セラーノ(イタリア、チームサプラサイクリング)の後ろに陣取る愛三工業レーシングチーム (c)www.ltdlangkawi.my
逃げメンバーが脱落する後半に入ってもなお鈴木はエスケープを続け、集団ではマッテオ・ペルッキ(イタリア)での勝利を狙うバルディアーニCSFファイザネもペースアップに加担する。鈴木ら3名は残り15kmで1分リードを得ていたものの、集団有利なレイアウトも手伝って残り7kmで吸収。集団内でスプリントに備えた鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)はこの時の様子を「NTTの牽引も崩壊するくらいコレ(逃げ切り)いけんじゃね??って思うくらい惜しかった。レイアウトが集団有利過ぎた」と自身のTwitterで振り返っている。
NTTプロサイクリングとバルディアーニCSFファイザネが列車を並べながら最終コーナーを抜け、リードアウト役のミカエル・カーベル(デンマーク、NTTプロサイクリング)がヴァルシャイドを発射する。ポイント賞ジャージを着用するヴァルシャイドが先頭を突き進んだが、その右側から加速したモハメドハリフ・サレー(マレーシア、トレンガヌInc.TSGサイクリングチーム)がパス。サレーとヴァルシャイド、最終盤に加速したペルッキが横一列でハンドルを投げた末、ヴァルシャイドをホイール半分の差で下したサレーが先着。マレーシア出身のサレーがマレーシア最大のレースでマレーシアチームに嬉しい1勝をもたらした。
スプリントで競り合うマキシミリアン・ヴァルシャイド(ドイツ、NTTプロサイクリング)やモハメドハリフ・サレー(マレーシア、トレンガヌInc.TSGサイクリングチーム) (c)www.ltdlangkawi.my
ステージ表彰。モハメドハリフ・サレー(マレーシア、トレンガヌInc.TSGサイクリングチーム)が中央に上がる (c)www.ltdlangkawi.my
スプリントに加わった鈴木龍は11位、愛三工業レーシングチームの大前翔は12位。西谷泰治監督は「住吉を先頭に位置どりを開始したものの、ラスト2kmを切ったところで連携が噛み合わず、チームはバラバラのまま個々でスプリントしなければならない状態となり最終コーナーを立ち上がる。最後は集団前方で埋もれてしまい、大前は12位でフィニッシュとなった。連携が噛み合わなかったことでチャンスを逃す結果となったが、各選手が強い思いを持ってレースに臨んでいることは確かで、その気持ちが先走ったことがミスを誘発したように感じた」とコメントしている。
また、「今日は、全選手が昨日働き尽くした疲労を残した状態でどう走るかということの判断をしなければいけないステージでした。その中で鈴木譲選手が良い逃げに乗って、最後までトライしてくれました。さまざまな要素が噛み合えば逃げ切ったと思われるような部分もあり、すごく頑張ってくれたと思います。この後のステージもこういったトライを続けていきたいと思います」と宇都宮ブリッツェンの清水裕輔監督の談。
翌第6ステージは残り50km地点で2級山岳(距離2km/平均4.3%)を、残り30km地点で1級山岳(距離5km/平均4%)を越えるレイアウト。「予定調和というものが当てはまらない可能性があって攻撃のポイントもいくつかあるコースなので、攻撃をどうかい潜るか、または自分たちから仕掛けるか見極めながらステージ優勝を目指していきたいと思います」と清水監督は話している。



大会5日目を迎えたツール・ド・ランカウイ(UCI2.Pro)の舞台は、クアラクブバルからマレーシア第3の都市として知られるイポーへとフィニッシュする165.8km。南北に伸びる山岳地帯に沿うコースだがオールフラットで、この日もフィニッシュ予想は大集団スプリントだ。
この日は20.6km地点と42.3km地点にボーナスタイムが賭けられた中間スプリントが用意されていたこともあり、逃げが決まらないままハイスピードで距離を消化していく。その後約50km地点で生まれた6名の逃げには鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)が入り、一方で入部正太朗などマキシミリアン・ヴァルシャイド(ドイツ)をスプリントエースに据えるNTTプロサイクリングが集団コントロールを担った。


逃げメンバーが脱落する後半に入ってもなお鈴木はエスケープを続け、集団ではマッテオ・ペルッキ(イタリア)での勝利を狙うバルディアーニCSFファイザネもペースアップに加担する。鈴木ら3名は残り15kmで1分リードを得ていたものの、集団有利なレイアウトも手伝って残り7kmで吸収。集団内でスプリントに備えた鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)はこの時の様子を「NTTの牽引も崩壊するくらいコレ(逃げ切り)いけんじゃね??って思うくらい惜しかった。レイアウトが集団有利過ぎた」と自身のTwitterで振り返っている。
NTTプロサイクリングとバルディアーニCSFファイザネが列車を並べながら最終コーナーを抜け、リードアウト役のミカエル・カーベル(デンマーク、NTTプロサイクリング)がヴァルシャイドを発射する。ポイント賞ジャージを着用するヴァルシャイドが先頭を突き進んだが、その右側から加速したモハメドハリフ・サレー(マレーシア、トレンガヌInc.TSGサイクリングチーム)がパス。サレーとヴァルシャイド、最終盤に加速したペルッキが横一列でハンドルを投げた末、ヴァルシャイドをホイール半分の差で下したサレーが先着。マレーシア出身のサレーがマレーシア最大のレースでマレーシアチームに嬉しい1勝をもたらした。


スプリントに加わった鈴木龍は11位、愛三工業レーシングチームの大前翔は12位。西谷泰治監督は「住吉を先頭に位置どりを開始したものの、ラスト2kmを切ったところで連携が噛み合わず、チームはバラバラのまま個々でスプリントしなければならない状態となり最終コーナーを立ち上がる。最後は集団前方で埋もれてしまい、大前は12位でフィニッシュとなった。連携が噛み合わなかったことでチャンスを逃す結果となったが、各選手が強い思いを持ってレースに臨んでいることは確かで、その気持ちが先走ったことがミスを誘発したように感じた」とコメントしている。
また、「今日は、全選手が昨日働き尽くした疲労を残した状態でどう走るかということの判断をしなければいけないステージでした。その中で鈴木譲選手が良い逃げに乗って、最後までトライしてくれました。さまざまな要素が噛み合えば逃げ切ったと思われるような部分もあり、すごく頑張ってくれたと思います。この後のステージもこういったトライを続けていきたいと思います」と宇都宮ブリッツェンの清水裕輔監督の談。
翌第6ステージは残り50km地点で2級山岳(距離2km/平均4.3%)を、残り30km地点で1級山岳(距離5km/平均4%)を越えるレイアウト。「予定調和というものが当てはまらない可能性があって攻撃のポイントもいくつかあるコースなので、攻撃をどうかい潜るか、または自分たちから仕掛けるか見極めながらステージ優勝を目指していきたいと思います」と清水監督は話している。
ツール・ド・ランカウイ2020 第5ステージ結果
1位 | モハメドハリフ・サレー(マレーシア、トレンガヌInc.TSGサイクリングチーム) | 3:39:42 |
2位 | マキシミリアン・ヴァルシャイド(ドイツ、NTTプロサイクリング) | |
3位 | マッテオ・ペルッキ(イタリア、バルディアーニCSFファイザネ) | |
4位 | アンドレ・ローイ(オランダ、SSIOSミオジーサイクリングチーム) | |
5位 | タジ・ジョーンズ(オーストラリア、ARAプロレーシングサンシャインコースト) | |
6位 | ルーカ・パチオーニ(イタリア、アンドローニジョカトリ・シデルメク) | |
7位 | アフメト・オーケン(トルコ、チームサプラサイクリング) | |
8位 | トリスタン・ワード(オーストラリア、チームブリッジレーン) | |
9位 | アヌアル・マナン(マレーシア、マレーシアナショナルチーム) | |
10位 | グレブ・ブルッセンスキー(カザフスタン、ヴィノ・アスタナモータース) |
個人総合成績
1位 | ダニーロ・セラーノ(イタリア、チームサプラサイクリング) | 17:48:10 |
2位 | イェフゲニー・フェドロフ(カザフスタン、ヴィノ・アスタナモータース) | 0:30 |
3位 | アルテム・オベチキン(ロシア、トレンガヌInc.TSGサイクリングチーム) | 0:35 |
4位 | カンタン・パシェ(フランス、B&Bホテルズ・ヴィタルコンセプト) | 1:13 |
5位 | ピエルパオロ・フィカーラ(イタリア、チームサプラサイクリング) | |
6位 | クリスティアン・ライレアヌ(モルドバ、チームサプラサイクリング) | 1:36 |
7位 | 中根英登(日本、NIPPOデルコ・ワンプロヴァンス) | 1:52 |
8位 | ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、ヴィーニザブKTM) | 1:56 |
9位 | カルロス・キンテロ(コロンビア、トレンガヌInc.TSGサイクリングチーム) | 2:03 |
10位 | フランチェスコ・ボンジョルノ(イタリア、ヴィーニザブKTM) | 2:16 |
その他の特別賞
ポイント賞 | マキシミリアン・ヴァルシャイド(ドイツ、NTTプロサイクリング) |
ヤングライダー賞 | イェフゲニー・フェドロフ(カザフスタン、ヴィノ・アスタナモータース) |
山岳賞 | モハメドザリフ・ムハンマドヌルアイマン(マレーシア、チームサプラサイクリング) |
チーム総合成績 | チームサプラサイクリング |
text:So.Isobe
photo:www.ltdlangkawi.my
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