自転車用ライトのリーディングカンパニーであるキャットアイから、乾電池式のフロントライト「KEEN」がリリースされた。約2500カンデラ/約50ルーメンというスペックを備えたアーバンサイクリスト向けのモデルに仕上げられている。



キャットアイ KEENキャットアイ KEEN
テクノロジーの進歩により大光量、長時間のランタイムが当たり前となった自転車用ライト。キャットアイで言えばVOLTシリーズがそれに当たるだろう。週末に6~8時間のロングライドに出かけ、田舎道を当たり前のように駆け抜けるディープなサイクリストには、VOLTのようなハイスペックなライトが必要になる。一方で、都市圏で通勤通学、ポタリングを楽しむ方にとってはオーバースペックに感じることもあるはずだ。

しかし、ライトの装着、点灯は義務付けられているため、手を伸ばしやすい価格であり使いやすいフロントライトを用意することは、自転車用ライトのリーディングカンパニーであるキャットアイの必然でもある。それが乾電池を電源とするラインアップだ。

キャットアイの乾電池式フロントライトにはこれまでURBAN(アーバン)と呼ばれるモデルが用意されており、今回紹介するKEEN(キーン)は上位機種に当たる。URBANと比較できるように明るさはカンデラ表記が前面に押し出されている。もちんろんルーメン表記も併記されており、ルーメン数に慣れた我々のようなサイクリストも明るさをイメージしやすい。

ISO規格に準拠する配光を実現するレンズデザインISO規格に準拠する配光を実現するレンズデザイン サイド部分にクリアパーツを設けることで、側方からの被視認性を確保したサイド部分にクリアパーツを設けることで、側方からの被視認性を確保した

使用方法は電源ボタンの操作のみ。感覚的に使うことが可能だ使用方法は電源ボタンの操作のみ。感覚的に使うことが可能だ フレックスタイトブラケットを使用しているため、その他のライトとも使い分けることができるフレックスタイトブラケットを使用しているため、その他のライトとも使い分けることができる


そんなKEENの明るさは最大で約2500カンデラ(50ルーメン)。URBANが約800カンデラであるため、乾電池式の中では群を抜く光度であることがわかるだろう。VOLTシリーズには100ルーメンモデルも用意されているが、こちらは約400カンデラだ。

ルーメンとカンデラの違いを補足しておくと、ルーメンは光源から出力される光の量全ての総和(光束)。数字か大きければライト全体的に明るいと評価できる。一方で、カンデラは光源から出力される光線の中から、ある一方向への光の強さを示している。カンデラ数が大きくても、計測したポイントから外れると数値は小さくなるという。キャットアイのサイトでも説明されているため、一度確認したほうが良いだろう。

VOLT100 XCは100ルーメンという明るさを備えているため、ライトの性能としてKEENよりも明るいと言える。しかし、ある条件においては約2500カンデラという光の強さ(明るさ)を備えるKEENは、VOLT100 XCよりも強い(明るい)光で路面を照らし出してくれると言えそうだ。

LEDは上面に取り付けられているLEDは上面に取り付けられている 電池のハウジングが非常にタイトに作られている。備えられているリボンを使用すると電池を取り外しやすくなる電池のハウジングが非常にタイトに作られている。備えられているリボンを使用すると電池を取り外しやすくなる


もちろん、各モデルの設計思想は異なるため、単に明るさだけでは選びきれない。丸型配光を採用するVOLTシリーズは視線の先全体を満遍なく照らし出してくれるため、周囲の状況も非常に把握しやすい。一方で、ISO規格に準拠した配光を採用したKEENは、ある程度の指向性を備えており、路面状況を認識しやすくなっている。

一般的に視覚から多くの情報を得られたほうが安心感は大きくなるはず。ただ、それは人によって、走行スピードによって感じ方は違うはず。もし視野の広さと、路面への照射力のどちらかを選ばざるを得ないとしよう。高速で走るのであれば、万が一のことがあった時にブレーキを間に合わせる、回避するために、より遠く、ワイドな視野を得られたほうが良いだろう。一方、15m、10m先に障害物があったとして、十分に減速できるスピードであれば、障害物の情報を多く得られた方が安心感につながるはず。

KEEN(ハイモード)での撮影。足元と少し先の地面を照らし出してくれているKEEN(ハイモード)での撮影。足元と少し先の地面を照らし出してくれている
VOLT400(ハイモード)での撮影。KEENと配光の設計思想が異なることがわかるVOLT400(ハイモード)での撮影。KEENと配光の設計思想が異なることがわかる
配光の違いに関してもキャットアイのプロダクトページで光線を比較できるため、一度確認してもらいたい。KEENとVOLTシリーズの約50ルーメンで比較すると、光の飛び方が違うことを把握できるはずだ。より遠くへ光が飛んでいるのはVOLTシリーズだ。

では、KEENはどのようなシチュエーションで活躍するのだろうか。街灯が並び周囲の状況を把握しやすい状況だろう。地面を強力に照らし出す必要がないほど明るい繁華街などではロー(35ルーメン)、街灯が少なくなる住宅街などでハイ(50ルーメン)に切り替えるという使い方ができるだろう。KEENはライトより上方向への光がカットされる配光が採用されているため、対向車などを幻惑させてしまう心配も少ない。KEENは街乗りにこそマッチするライトである。

電源は単4電池3本。ランタイムはハイが3時間、ローが10時間、点滅が50時間だ。電源ボタンはバッテリーインジケーターにもなっているため、電池の減りを視覚的に把握することが可能。推奨される電池はアルカリ乾電池だが、充電式のニッケル水素電池での運用でも良いだろう。ブラケットはキャットアイが誇るフレックスタイトブラケット。価格は3,000円(税抜)。

KEEN(ハイモード)での撮影。光源部分は小さな光だが、しっかりと地面を照らし出しているKEEN(ハイモード)での撮影。光源部分は小さな光だが、しっかりと地面を照らし出している VOLT400(ハイモード)での撮影。光源から非常に多くの光が照射されているVOLT400(ハイモード)での撮影。光源から非常に多くの光が照射されている

KEEN(ハイモード)での撮影。足元と目線の先でそれぞれ2本の光線が伸びているKEEN(ハイモード)での撮影。足元と目線の先でそれぞれ2本の光線が伸びている VOLT400(ローモード)での撮影。VOLTシリーズは光源付近を要とし扇状に広がる配光だVOLT400(ローモード)での撮影。VOLTシリーズは光源付近を要とし扇状に広がる配光だ




キャットアイ KEEN
サイズ:34 x 38 x 85.5 mm
重量:66g (本体・乾電池のみ)
光源:ホワイト色 LED 1個
使用電池:単4形乾電池 3本(アルカリ乾電池推奨)

使用時間(光量)
ハイ:約3時間(50ルーメン) 2500カンデラ
ロー:約10時間(35ルーメン)
点滅:約50時間(50ルーメン)

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