マヴィックのマウンテンバイクシューズに新作「CROSSMAX BOA」が登場。オフロードシューズではブランド初となるBOAフィットシステム搭載モデルで、素早いフィッティングと軽量性を両立。ゆとりを持たせたトゥボックス形状で快適な履き心地を実現している。



マヴィック CROSSMAX BOA(レッドオレンジ)マヴィック CROSSMAX BOA(レッドオレンジ) (c)マヴィック
2018年からロードシューズラインアップを大幅に刷新してきたフレンチブランド、マヴィック。その流れがついにMTBシューズにも波及し、2020モデルで新作となる「CROSSMAX BOA」が登場した。名前の通り同社オフロードシューズでは初となるBOAフィットシステム採用モデルだ。

アッパーの素材やデザインはロードシューズのCOSMIC BOAと同様で、単色のシンプルな見た目とサイドのMAVICロゴが特徴的。合成マイクロファイバーを使用したシームレス構造のアッパーは、スタイリッシュなルックスとストレスの少ない履き心地に貢献している。透湿性にも優れており、随所に空けられたレーザーカットホールも通気性を高め蒸れを防止してくれるだろう。MTBシューズらしくつま先には擦れ防止のプロテクターも備わっている。

サイドにMAVICロゴを大きく入れたスタイリッシュなデザインサイドにMAVICロゴを大きく入れたスタイリッシュなデザイン (c)マヴィック
グリッパーを装備したエナジーグリップテラアウトソールは適度にしなる剛性感だグリッパーを装備したエナジーグリップテラアウトソールは適度にしなる剛性感だ (c)マヴィック
タンが大きく開き開口部を広く確保することで足入れもしやすい構造に。つま先のトゥボックスも幅広で、かつ高さも余裕を持たせた形状とすることで日本人の足にもフィットする快適性を獲得している。

今までのCROSSMAXシリーズはクロージングシステムに独自のエルゴダイヤルを採用していたが、今作ではついにBOAフィットシステムを搭載。ダイヤル1つで素早いフィッティングと細かな締め付けの調整が可能となった。採用されるL6ダイヤルは締める方向にのみ回り、引き上げるとリリースされる仕組みだ。

マヴィック CROSSMAX BOA(セーフティーイエロー)マヴィック CROSSMAX BOA(セーフティーイエロー) (c)マヴィックマヴィック CROSSMAX BOA(ブラック)マヴィック CROSSMAX BOA(ブラック) (c)マヴィック

MTBクロスカントリー向けにグリッパーを装備した「エナジーグリップテラアウトソール」は、泥が詰まりにくいトレッドパターンで歩きやすさや滑りにくさを確保。パワー伝達インデックスは”40”というソール剛性を抑えた仕様で、適度なしなりによって快適性やペダリングのしやすさを生み出している。

セーフティーイエロー、ブラック、レッドオレンジという3カラー展開で、価格は18,000円(税抜)。レッドオレンジは3月発売予定だ。



中原義貴(WIAWIS RACING TEAM)インプレッション

今までオフロード系のシューズはごつごつしたイメージで、ダイヤルとベルクロがあり、スッキリしない感じがあったが、このCROSSMAX BOAはダイヤルが1つになっており、見た目がかなりシンプルな物となっている。カラーはMAVICのイメージカラーでもあるイエロー。写真では伝わりにくいかもしれないが、蛍光色で実物は目立つ色になっている。

「ダイヤルが1つになり、かつつま先に余裕があり履き心地が良くなった」中原義貴(WIAWIS RACING TEAM)「ダイヤルが1つになり、かつつま先に余裕があり履き心地が良くなった」中原義貴(WIAWIS RACING TEAM)
ダイヤルが1つになり、従来のシューズと比べてフィット感が変わってしまうのではないかと思ったが、履いてみると、踵をしっかりとホールドしてくれているのが感じられた。昨年まで履いていたCROSSMAX PROは履き心地が良く、レースで愛用していたが、2つあるダイヤルをしっかり締めると母指球の真横あたりが痛くなることがあった。しかし、CROSSMAX BOAはダイヤルが1つになったことでそれが解消されていた。

さらに、つま先あたりのトゥボックスの大きさが微調整されていて、つま先の空間に余裕があるのが感じられた。足の甲の高い人でもストレスなく履けるので、より多くのライダーにとって、履きやすいものになっている。これによって、力の伝達にロスがあるのでは?と懸念されたが、そんなことは全くなく、むしろ今まで感じていた痛みがなくなり、より走りに集中することが出来るようになっていた。

ソールが柔らかめに作られているが、それによって力が伝わりにくくなっていることはなく、レースでも十分に使えるシューズに仕上がっている。むしろ柔らかめのソールであることで、トレイルライドやシクロクロス等の歩くシーンで活躍できるのではと感じた。レース、トレイルライド等、幅広く使用出来るので、あらゆるライダーにお勧めできるシューズになっている。

マヴィック CROSSMAX BOA
アッパー素材:合成マイクロファイバー
アウトソール:エナジーグリップテラアウトソール(パワー伝達インデックス40)
サイズ:24-29cm(ユニセックス)
重量:315g(27cm)
カラー:セーフティーイエロー、ブラック、レッドオレンジ(2020年3月発売予定)
価格:18,000円(税抜)