ウルフパック　アスタナが使用するドイツブランドの新鋭レーシングタイヤが日本上陸

昨年からワールドチームのアスタナをサポートしているドイツの新興タイヤブランド、WOLFPACK（ウルフパック）が日本上陸。アスタナも使用しているコットンケーシングのレーシングタイヤ「RACE Cotton」、ナイロンケーシングのトレーニングタイヤ「RACE Nylon」の2モデルが登場している。

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ウルフパック RACE Cotton（ベージュサイド） (c)トライスポーツ
ドイツ発の新興タイヤメーカーWOLFPACK（ウルフパック）。2005年にコンチネンタル用に開発されたブラックチリコンパウンド、2012年にスペシャライズド用に開発されたGripton、2016年にシュワルベ用に開発されたaddixといった大手メーカーのコンパウンドを手掛けてきたエンジニア、ヴォルフガング・アーレンツ氏がその知見と経験を元に自らのブランドとして創業。ハイエンドタイヤをいくつも生み出してきたノウハウが詰まった高性能な製品をラインアップしている。

ブランドとしての歴史は浅いながら、アーレンツ氏の功績が評価され2019年からワールドチームのアスタナをサポート。その他トライアスロンやマウンテンバイクのトップライダーとも密な連携を取っており、そのフィードバックを製品開発に取り入れている。なお、自らを”ウルフパック”と呼称しているドゥクーニンク・クイックステップとの関係はない。

ウルフパック RACE Cotton（ブラックサイド） (c)トライスポーツウルフパック RACE Cotton トレッドパターン (c)トライスポーツ


アスタナによってレース投入されているRACE Cotton（チューブラーモデル） photo:Makoto.AYANO
そんなウルフパックの国内取り扱いをトライスポーツが開始。ロードタイヤ2モデルが販売される。1つはアスタナも使用しているハイエンドレーシングタイヤ「RACE Cotton」だ。しなやかな天然コットンをケーシングに使用しており、上質な乗り心地と快適性、低い転がり抵抗、高レベルの耐パンク性能を実現している。また、グリップ性能の高いコンパウンドを採用することでハイスピードなレースでも信頼性の高いタイヤに仕上がっている。

バイクへのマッチングや好みに合わせてブラックサイドとベージュサイドが選べる2カラー展開。プロ選手も実際に使用しているチューブラーと一般的なクリンチャーの2つのタイプが揃う。いずれもタイヤ幅は24mmと26mmの2種類。なお、クリンチャータイプは昨今流行りのチューブレスには対応していない。価格はチューブラーが9,600円（税抜）、クリンチャーが6,600円（税抜）だ。

ウルフパック RACE Nylon（ブラックサイド） (c)トライスポーツ
対してトレーニング向けに作られたロードタイヤが「RACE Nylon」。モデル名の通りナイロンケーシングを採用することでコストカットを図った、日々のライドに最適なタイヤとなっている。最新のハイエンドポリマーを活用したコンパウンドは安全かつコントロール性に優れた乗り味を提供してくれる。ショルダー部分には水滴型のトレッドパターンを刻んでおり、コーナーでの操作性やグリップ力の向上を狙っている。

RACE Nylonはブラックのみのカラー展開で、クリンチャーの24mmと26mm幅がラインアップされている。価格は4,500円（税抜）。

ウルフパック RACE Nylon トレッドパターン (c)トライスポーツ

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ウルフパック RACE Cotton チューブラータイヤ
ケーシング：290TPI
チューブ：ラテックスチューブ
サイズ：700c 24mm / 26mm幅
重量：285g（24mm）、295g（26mm）
最大空気圧：8.5bar
カラー：ブラックサイド / ベージュサイド
価格：9,600円（税抜）

ウルフパック RACE Cotton クリンチャータイヤ
ケーシング：320TPI
サイズ：700c 24mm / 26mm幅
重量：220g（24mm）、230g（26mm）
最大空気圧：8.5bar
カラー：ブラックサイド / ベージュサイド
価格：6,600円（税抜）

ウルフパック RACE Nylon クリンチャータイヤ
ケーシング：120TPI
サイズ：700c 24mm / 26mm幅
重量：210g（24mm）、225g（26mm）
最大空気圧：8.5bar
カラー：ブラックサイド
価格：4,500円（税抜）