国内でも愛用者が増えているGPSサイクルコンピューターブランドのブライトンより、ドゥクーニンク・クイックステップも使用するトップモデルの「Rider450」をピックアップ。70以上もの豊富なデータ項目、スマートフォンアプリとの素早い連携、簡単に使えるナビゲーション機能などが特徴の1台を紹介しよう。



ブライトン Rider450ブライトン Rider450 photo:Yuto.Murata
比較的リーズナブルな価格で高性能なGPSサイクルコンピューターを各種展開しているブライトン。ワールドチームのドゥクーニンク・クイックステップも実際に使用しているトップモデルが「Rider450」だ。一般的なGPS信号だけでなく、日本版GPSの「みちびき」やロシアの「Glonass」など、世界で運用されている主な5つの位置情報衛星システムに対応し、高い建物が並ぶビル街や山間部などでも素早く正確な位置情報が取得できる。

2.3インチの大型モノクロディスプレイを備え、1つのページに最大で10個もの項目を表示可能。走行距離や時間、速度、パワー、ケイデンス、心拍など70以上ものデータ項目に対応している。ページも最大で9つ設定することができ、普段のライドからレース、ロングライド、室内トレーニングなどそれぞれのシーンに最適な画面表示をあらかじめ設定し、素早く切り替えて使うこともできる。

計6つものボタンを備え、初めてでも分かりやすい操作性を実現計6つものボタンを備え、初めてでも分かりやすい操作性を実現 エアロにも配慮された薄型の形状エアロにも配慮された薄型の形状

一般的なサイクルコンピューターと同様に90度回して装着するマウント方式一般的なサイクルコンピューターと同様に90度回して装着するマウント方式 左横のボタンで選択項目を上下させる左横のボタンで選択項目を上下させる

エアロにも配慮された薄型の本体形状をしており、両サイドと下側に備わった計6つのボタンで操作する。右下の電源ボタンを1回押すとパワーオン、ライド中に押すとバックライトのオン/オフ、長押しでパワーオフになる。その横の左下のボタンはページ切り替え、左サイドのボタンは上下選択だ。右サイドは記録スタート/ラップ、記録停止/メニュー画面移行といった機能が割り振られている。

GPS内蔵のためRider450単体でも走行距離や走行時間等の表示ができる他、BluetoothやANT+といった規格に対応した各種センター類と併用することでケイデンスや心拍、パワー等の表示も可能な点は一般的なサイクルコンピューターと同様。無線LANによってネットワーク接続することもでき、GPSデータやファームウェアの更新も行える。

風が当たる前側には表面にディンプル加工を施す風が当たる前側には表面にディンプル加工を施す 充電は裏側からマイクロUSBケーブルにて行う充電は裏側からマイクロUSBケーブルにて行う

画面の項目設定は専用アプリから直感的に行うことができる画面の項目設定は専用アプリから直感的に行うことができる バックライトも完備され夜間のライドでもデータが確認しやすいバックライトも完備され夜間のライドでもデータが確認しやすい

また、OSM(オープンストリートマップ)の地図データを標準搭載しており、ナビゲーション機能を活用できる点も特徴の一つ。バッテリーは32時間の稼働時間を確保しており、200km以上を走るブルベでも電池切れの心配なく頼もしい相棒となってくれるはず。

スマートフォンの専用アプリも用意されており、走行ログの管理、ナビゲーションルートやワークアウトの作成、表示画面の項目設定、Stravaとの連携など各種操作を行うことができる。本体のBluetooth機能をオンにすれば自動的にアプリが認識し素早く同期。本体、アプリともに日本語対応しているため操作に戸惑うこともないだろう。

最大10項目まで表示できる大型の2.3インチディスプレイ最大10項目まで表示できる大型の2.3インチディスプレイ ルートナビ画面 マップ上に黒い矢印で目的地までの道のりを示してくれるルートナビ画面 マップ上に黒い矢印で目的地までの道のりを示してくれる 高度画面 ルートの勾配を視覚的に確認することができる高度画面 ルートの勾配を視覚的に確認することができる

スマートフォンとペアリングしていれば、電話やEメール、SMS等の着信も画面に表示してくれるため、ライド中でも見逃すことなくチェックできる。また、電動変速のシマノDI2/スラムeTAP AXS/カンパニョーロEPSもサポートしており、段数表示やバッテリー残量、現在のギアレシオや歯数も表示させることが可能だ。

ナビゲーション機能を使うには、アプリでルートを作成し本体へとアップロード、メニュー画面の「ルートナビ」から作成したルートを選択すると開始される。ルートナビ画面では中央にマップと方角が表示され黒い矢印で目的地まで誘導。上部には次の曲がり角までの距離、目的地までの距離が表示され、下部には好みの項目を2つ設定できる。左側の上下ボタンでマップの縮尺も変更可能だ。

Bluetooth接続で専用アプリと素早いペアリングが可能、データのアップロードも自動で完了するBluetooth接続で専用アプリと素早いペアリングが可能、データのアップロードも自動で完了する ルートやワークアウトメニューもアプリ上で作成して本体にダウンロードできるルートやワークアウトメニューもアプリ上で作成して本体にダウンロードできる 日々のライドログの管理も可能だ日々のライドログの管理も可能だ

ルートナビを使うと同時に「高度」画面も現れる。全行程の勾配が視覚的に分かり、ライド時のペース配分などにも活用できるだろう。ルートナビ画面と同様に下部には好みの項目を2つ表示できる。

本体、USBケーブル、バイクマウント、クイックスタートガイドが入った基本セットの「Rider450E」が22,000円(税抜)、スピード/ケイデンス/心拍の3つのセンサーが付属する「Rider450T」が31,000円(税抜)だ。取り扱いはフカヤ。



ブライトン Rider450
ディスプレイ:2.3インチ
サイズ:83.9mm x 53.7mm x 18.2mm
バッテリー稼働時間:32時間
防水性:IPX7
重 量:71g
無線通信:Bluetooth/ANT+
最大表示項目数:10
最大ページ数:9
ログヒストリー:300時間
価格:
Rider450E(本体、USBケーブル、バイクマウント、クイックスタートガイド) 22,000円(税抜)
Rider450T(Rider450E+スピード/ケイデンス/心拍センサーセット) 31,000円(税抜)

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