100名が出走したRaphaスーパークロス野辺山の男子エリートレースで、序盤からレースを引っ張ったエミル・ヘケレ(チェコ、ZEKOF TEAM)が独走。2位に前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)が、3位に村上功太郎(松山大学)が入った。



男子エリート 織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)やケヴィン・ブラッドフォード(アメリカ、KBPレーシング)が先頭に立つ男子エリート 織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)やケヴィン・ブラッドフォード(アメリカ、KBPレーシング)が先頭に立つ photo:Kei Tsuji
男子エリート 第1コーナーに突入する選手たち男子エリート 第1コーナーに突入する選手たち photo:Kei Tsuji男子エリート 1周目にレースをリードする織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)男子エリート 1周目にレースをリードする織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:Kei Tsuji


Raphaスーパークロス野辺山を締めくくるのは、100名が出走した男子エリートレース。ケヴィン・ブラッドフォード(アメリカ、KBPレーシング)がホールショットを決め、1コーナーを抜けて織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)が、2コーナーを抜けて小坂光(宇都宮ブリッツェン)が代わる代わる先頭に立つ激しい展開で幕開ける。

1周目中盤には織田と前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)、小坂、竹之内悠(東洋フレーム)、村上功太郎(松山大学)、横山航太(シマノレーシング)、そして前週のUCIマキノを制したエミル・ヘケレ(チェコ、ZEKOF TEAM)という先頭グループが形成された。

男子エリート 2周目の泥セクションで先頭に立つ竹之内悠(東洋フレーム)男子エリート 2周目の泥セクションで先頭に立つ竹之内悠(東洋フレーム) photo:Kei Tsuji
男子エリート キャニオンと呼ばれた溝を越えるエミル・ヘケレ(チェコ、ZEKOF TEAM)男子エリート キャニオンと呼ばれた溝を越えるエミル・ヘケレ(チェコ、ZEKOF TEAM) photo:Kei Tsuji男子エリート 泥セクションを走るエミル・ヘケレ(チェコ、ZEKOF TEAM)や織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)男子エリート 泥セクションを走るエミル・ヘケレ(チェコ、ZEKOF TEAM)や織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:Kei Tsuji


男子エリート 前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)男子エリート 前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:Kei Tsuji
その中で先頭を飛ばしたのが、ライバルたちに「昨年よりも強くなっている」と言わしめるヘケレで、2周目には続勢を引きちぎりながら数秒のリードを稼ぎ出す。「去年のような高速レースだと分が悪いけれど、今日はテクニックが必要な泥。コースは完全に僕向きだった」と言う、シクロクロス強国チェコから再来日した42歳のベテランが独走態勢に持ち込んだ。

その後方では全日本チャンピオンジャージを着る前田と、2017年に野辺山開催の全日本選手権で勝利した小坂が2位グループを作り、その数秒後方には村上と「おきなわを終えてからオフシーズンを取っていたので、自分でもびっくりするくらい走れた」と言う横山。泥の処理が光る竹之内や、「今日はうまくかみ合わずに我慢のレースだった」と振り返る織田がその後方。その更に後ろ、最後尾から猛然と追い上げたのはMTBシーズンのオフトレーニングとしてシクロクロス参戦中の山本幸平(DreamSeeker MTB Racing Team)だった。

男子エリート 独走のまま最終周回に向かうエミル・ヘケレ(チェコ、ZEKOF TEAM)男子エリート 独走のまま最終周回に向かうエミル・ヘケレ(チェコ、ZEKOF TEAM) photo:Kei Tsuji
男子エリート 最後尾から9番手まで上がった山本幸平(DreamSeeker MTB Racing Team)男子エリート 最後尾から9番手まで上がった山本幸平(DreamSeeker MTB Racing Team) photo:Kei Tsuji男子エリート 単独3番手を走る村上功太郎(松山大学)男子エリート 単独3番手を走る村上功太郎(松山大学) photo:Kei Tsuji

男子エリート 単独2番手を走り続ける前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)男子エリート 単独2番手を走り続ける前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:Kei Tsuji
2位グループ(前田・小坂)と4位グループ(村上・横山)の距離が縮まると、混戦を嫌った前田が抜け出して単独2位に浮上する。村上が追従し、以降は竹之内、小坂、そして横山が混戦状態となった。

他選手がバニーホップで越える「キャニオン」を降車で飛び越え、他選手が乗車する泥区間を全てランニングでこなしたヘケレ。歯を食いしばる苦しい表情を見せながらもそのペースは一切落ちることがなかった。昨年はアンソニー・クラークと前田に敗れたベテランは、後方を走る一度も先頭を譲ることなく、2017年大会初日に続く2年ぶり2度目の野辺山勝利、マキノに続く国内レース2連勝を達成した。

男子エリート 独走でフィニッシュするエミル・ヘケレ(チェコ、ZEKOF TEAM)男子エリート 独走でフィニッシュするエミル・ヘケレ(チェコ、ZEKOF TEAM) photo:Kei Tsuji
男子エリート 4位争いのスプリントを繰り広げる竹之内悠(東洋フレーム)や小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)男子エリート 4位争いのスプリントを繰り広げる竹之内悠(東洋フレーム)や小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム) photo:Kei Tsuji男子エリート 独走で勝利をおさめたエミル・ヘケレ(チェコ、ZEKOF TEAM)男子エリート 独走で勝利をおさめたエミル・ヘケレ(チェコ、ZEKOF TEAM) photo:Kei Tsuji


男子エリート 表彰台の真ん中に立つエミル・ヘケレ(チェコ、ZEKOF TEAM)男子エリート 表彰台の真ん中に立つエミル・ヘケレ(チェコ、ZEKOF TEAM) photo:Kei Tsuji
男子エリート カウベルを獲得したエミル・ヘケレ(チェコ、ZEKOF TEAM)ら男子エリート カウベルを獲得したエミル・ヘケレ(チェコ、ZEKOF TEAM)ら photo:Kei Tsuji
「2回目の野辺山の勝利は本当に嬉しい。昨年も勝ちこそ逃したけれど、とても雰囲気の良い大会なので戻ってきたいと思っていたんだ。トレーニングが上手くいったことや、機材変更自分に合っていて昨年よりも調子が良いんだ。すごく楽しめているよ」と喜ぶヘケレ。「まだ未確定ではあるものの、来月の宇都宮シクロクロスにも参加したいと思っているんだ」とコメントを残した。

「序盤は7,8位ぐらいまでポジションを落としてしまったけれど、そこから持ち直せたのは全日本に向けても意味があると思います。もちろん足をすくわれることがなければ一番良かったのですが、ここは前向きに考えたいですね」とは2位に入った前田は言う。もちろん狙うのはチャンピオンジャージの防衛だ。

切れ味鋭い走りで3位に入った村上は初の野辺山表彰台獲得だ。「泥がかなり重かったのですが、ファルケンブルク(激泥の2018年世界選手権)を走った経験が役に立ちましたね。バイクの進ませ方が分かっていたし、ラインも一瞬で判断できました」と語り、表彰台で笑顔を光らせた。なおレース終了後はすぐに京都へ向かい、翌日開催される関西シクロクロスに出場すると言う。
Raphaスーパークロス野辺山2019 男子エリート結果
1位エミル・ヘケレ(チェコ、ZEKOF TEAM)1:02:21
2位前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)+22”
3位村上功太郎(松山大学)+25”
4位小坂光(宇都宮ブリッツェン)+32”
5位竹之内悠(東洋フレーム)+33”
6位横山航太(シマノレーシング)+44”
7位ケヴィン・ブラッドフォード(アメリカ、KBPレーシング)+1’47”
8位織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)+2’09”
9位山本幸平(DreamSeeker MTB Racing Team)+3’19”
10位竹内遼(FUKAYA RACING)+3’41”
Text:So.Isobe
Photo:Kei.Tsuji
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