2019/11/08(金) - 12:22
あらゆる足型にフィットするシューズ作りを続けるリンタマンより、トップモデルの「ADJUST PLUS」をピックアップ。カスタマイズ可能なワイヤールーティングによって各々の足に合わせたフィッティングができるほか、画期的な可動式ヒールを採用し前後方向にもフィット感を調整できるようになった。
カナダの元プロロードレーサー、クリス・リンタマン氏が自らの名前を冠し興したシューズブランド「リンタマン」。クリス氏は現役時代に供給されていたシューズが足に合わず、無理して履き続けた結果膝の故障を誘発、プロサイクリストとしての道を断念せざるを得なかった過去を持つ。足に合わないシューズの影響で、今でも足の一部の感覚が無いほどだと言う。
そんなシューズの悩みを解消するべく、あらゆる人に快適なフィット感を提供しようと研究を重ね生み出されたのがリンタマンのADJUSTシリーズである。その中でも、より幅広い調整機構を備えたトップモデルが「ADJUST PLUS」だ。
あらゆる足型にフィットさせるため、リンタマンではカスタマイズ可能なワイヤールーティングを採用したことが大きな特徴。サイクリングシューズに一般的なダイヤル式のワイヤークロージャーで締め込んでいくフィッティング方式だが、つま先部分にワイヤーの受けを3つ設けており、好みの場所に通すことでフィット感を調整できるのだ。
これによりつま先の締め込む向きを横/斜め/上下と変幻自在に変えることができ、自身の足幅や甲の高さに合わせた履き心地へシューズ側をアジャストできる。さらには、8の字になった上側のワイヤーは中央の受けから外してフィッティングすることも可能で、甲のホールド感を調整することもできる。季節ごとのソックスの厚みに応じたフィット調整も容易だ。
またADJUST PLUS最大のポイントが、可動式ヒールを採用しかかと部分のフィット感も調整できるようにしたこと。かかとのダイヤルを締め込むとアッパーから独立したヒールストッパーが前後方向に動き、足の長さに合わせて隙間なくホールドしてくれシューズとの一体感を高めてくれる。
前後方向のフィッティングが必要なければ、ヒールストッパーを外側に出してワイヤーを締め込むことで、くるぶし側のみホールドさせることも可能だ。人間の足は総じて左右非対称のため、左右それぞれ異なるルーティングでマッチするものを探ってみてほしい。なお、これだけの調整幅を持たせているためハーフサイズの展開はない。
あらゆる人が履きやすいようにラスト自体は日本人にもマッチするワイドめな形状。しなやかなクラリーノ製アッパーと、効果的に配置されたメッシュパネルによって足型に沿ったフィット感を生み出す。リンタマンオリジナルのMOZアジャスターはレバーを起こすとリリースされる仕組みだ。
フルカーボンソールを採用した「PRO」と、グラスファイバー強化ナイロンソールを採用した「COMP」の2つのグレードで展開。PROモデルはソールに大胆に入れられたリンタマンロゴが特徴的、COMPモデルは2つ穴タイプのクリートにも対応する。価格はそれぞれ36,000円(税抜)と、24,000円(税抜)だ。取り扱いはアキボウ。
今回、普段42サイズのシューズを使用している編集部員・村田が41と42の2つのサイズを試着してみた。割とワイドな作りのためワンサイズ下でも履けるほどだが、ややタイトなフィット感が好きな人でなければ普段どおりのサイズ選びで良さそうだ。足を入れた際にキツいと感じる部分はなく、シューズ側の調整で足に合わせていくことができる。独自のヒール機構は最初違和感があったものの、これは慣れの範囲だろう。
3箇所に設置されたMOZアジャスターの小気味よいダイヤル感と音を楽しみつつフィッティングしていくと、一体感の高い履き心地でペダリング中に足先がズレてしまうような心配はなさそう。つま先やかかとなど、どこを取っても隙間なくフィットさせられる点は非常に好印象だ。ただワイヤーの締め込みによってホールドしている感は強めで、アジャストパーツの多さも相まってしなやかで軽い履き心地ではない点には注意して欲しい。とはいえ、かなり幅広い足型にフィットするシューズに仕上がっており、昨今の細身のレーサーシューズが合わない人や、現在使っているシューズで痛みが出てしまう人はぜひチェックしてみてほしい製品だ。
リンタマン ADJUST PRO PLUS
ソール:100%カーボンファイバーソール
カラー:オールマットブラック、イエロー/ブラック、レッド/ブラック、マットブラック/ホワイト
サイズ:38~46
価 格:36,000円(税抜)
リンタマン ADJUST COMP PLUS
ソール:30%グラスファイバー強化ナイロンソール
カラー:マットブラック/イエロー、マットブラック/レッド、ホワイト/ブラック
サイズ:37~48
価 格:24,000円(税抜)
カナダの元プロロードレーサー、クリス・リンタマン氏が自らの名前を冠し興したシューズブランド「リンタマン」。クリス氏は現役時代に供給されていたシューズが足に合わず、無理して履き続けた結果膝の故障を誘発、プロサイクリストとしての道を断念せざるを得なかった過去を持つ。足に合わないシューズの影響で、今でも足の一部の感覚が無いほどだと言う。
そんなシューズの悩みを解消するべく、あらゆる人に快適なフィット感を提供しようと研究を重ね生み出されたのがリンタマンのADJUSTシリーズである。その中でも、より幅広い調整機構を備えたトップモデルが「ADJUST PLUS」だ。
あらゆる足型にフィットさせるため、リンタマンではカスタマイズ可能なワイヤールーティングを採用したことが大きな特徴。サイクリングシューズに一般的なダイヤル式のワイヤークロージャーで締め込んでいくフィッティング方式だが、つま先部分にワイヤーの受けを3つ設けており、好みの場所に通すことでフィット感を調整できるのだ。
これによりつま先の締め込む向きを横/斜め/上下と変幻自在に変えることができ、自身の足幅や甲の高さに合わせた履き心地へシューズ側をアジャストできる。さらには、8の字になった上側のワイヤーは中央の受けから外してフィッティングすることも可能で、甲のホールド感を調整することもできる。季節ごとのソックスの厚みに応じたフィット調整も容易だ。
またADJUST PLUS最大のポイントが、可動式ヒールを採用しかかと部分のフィット感も調整できるようにしたこと。かかとのダイヤルを締め込むとアッパーから独立したヒールストッパーが前後方向に動き、足の長さに合わせて隙間なくホールドしてくれシューズとの一体感を高めてくれる。
前後方向のフィッティングが必要なければ、ヒールストッパーを外側に出してワイヤーを締め込むことで、くるぶし側のみホールドさせることも可能だ。人間の足は総じて左右非対称のため、左右それぞれ異なるルーティングでマッチするものを探ってみてほしい。なお、これだけの調整幅を持たせているためハーフサイズの展開はない。
あらゆる人が履きやすいようにラスト自体は日本人にもマッチするワイドめな形状。しなやかなクラリーノ製アッパーと、効果的に配置されたメッシュパネルによって足型に沿ったフィット感を生み出す。リンタマンオリジナルのMOZアジャスターはレバーを起こすとリリースされる仕組みだ。
フルカーボンソールを採用した「PRO」と、グラスファイバー強化ナイロンソールを採用した「COMP」の2つのグレードで展開。PROモデルはソールに大胆に入れられたリンタマンロゴが特徴的、COMPモデルは2つ穴タイプのクリートにも対応する。価格はそれぞれ36,000円(税抜)と、24,000円(税抜)だ。取り扱いはアキボウ。
今回、普段42サイズのシューズを使用している編集部員・村田が41と42の2つのサイズを試着してみた。割とワイドな作りのためワンサイズ下でも履けるほどだが、ややタイトなフィット感が好きな人でなければ普段どおりのサイズ選びで良さそうだ。足を入れた際にキツいと感じる部分はなく、シューズ側の調整で足に合わせていくことができる。独自のヒール機構は最初違和感があったものの、これは慣れの範囲だろう。
3箇所に設置されたMOZアジャスターの小気味よいダイヤル感と音を楽しみつつフィッティングしていくと、一体感の高い履き心地でペダリング中に足先がズレてしまうような心配はなさそう。つま先やかかとなど、どこを取っても隙間なくフィットさせられる点は非常に好印象だ。ただワイヤーの締め込みによってホールドしている感は強めで、アジャストパーツの多さも相まってしなやかで軽い履き心地ではない点には注意して欲しい。とはいえ、かなり幅広い足型にフィットするシューズに仕上がっており、昨今の細身のレーサーシューズが合わない人や、現在使っているシューズで痛みが出てしまう人はぜひチェックしてみてほしい製品だ。
リンタマン ADJUST PRO PLUS
ソール:100%カーボンファイバーソール
カラー:オールマットブラック、イエロー/ブラック、レッド/ブラック、マットブラック/ホワイト
サイズ:38~46
価 格:36,000円(税抜)
リンタマン ADJUST COMP PLUS
ソール:30%グラスファイバー強化ナイロンソール
カラー:マットブラック/イエロー、マットブラック/レッド、ホワイト/ブラック
サイズ:37~48
価 格:24,000円(税抜)
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