ロード世界選手権の個人競技初日にあたる9月23日、女子ジュニアの個人タイムトライアルが開催。オランダやイギリス、イタリア勢を抑えたアイグル・ガレーヴァ(ロシア)が終盤にミスコースしながらもトップタイムで優勝した。


トップタイムでフィニッシュに向かうアイグル・ガレーヴァ(ロシア)トップタイムでフィニッシュに向かうアイグル・ガレーヴァ(ロシア) photo:Luca Bettini
男女ジュニア個人タイムトライアル男女ジュニア個人タイムトライアル photo:Yorkshire2019男女ジュニア個人タイムトライアル男女ジュニア個人タイムトライアル photo:Yorkshire2019

前日のチームTTミックスリレーでも使用され、ロードレースでも使用されるハロゲート周回コースを1周する13.7kmで行われた女子ジュニア個人タイムトライアル。2001年と2002年生まれの女子選手50名(日本人選手の出場は無し)が獲得標高差246mの登りを含むコースに挑んだ。

前年度2位のカミッラ・アレッシオ(イタリア)や、2004年のパリ〜ルーベ覇者マニュス・バクステッド(スウェーデン)の娘で前年度3位のエリノア・バックステッド(イギリス)、さらにオランダ選手権とヨーロッパ選手権の女子ジュニアTTを制しているシリン・ファンアンローイ(オランダ)らを退けたのは、2001年生まれのロシア王者アイグル・ガレーヴァだった。

3秒差の2位に入ったシリン・ファンアンローイ(オランダ)3秒差の2位に入ったシリン・ファンアンローイ(オランダ) photo:Kei Tsuji
2年連続で3位に入ったエリノア・バックステッド(イギリス)2年連続で3位に入ったエリノア・バックステッド(イギリス) photo:Kei Tsuji
ミスコースしながらもトップタイムを維持したアイグル・ガレーヴァ(ロシア)ミスコースしながらもトップタイムを維持したアイグル・ガレーヴァ(ロシア) photo:Kei Tsuji
中盤の計測ポイントでトップタイムをマークしたガレーヴァは後半にかけてさらにリードを広げる走りを披露。しかしガレーヴァは残り500mの最終コーナーに位置する車両用の迂回路に入ってしまう。すぐにUターンしてフィニッシュラインまで追い込んだガレーヴァがファンアンローイを3秒差で下した。

「最終コーナーで何も見えなくなって、唯一見えた車線に従って走った。何が起こったのかわからなかった」と、ガレーヴァは勝利を失いかねないミスコースを振り返る。2018年の世界選手権女子ジュニア個人タイムトライアルで7位、同ロードレースで8位に入っているガレーヴァは「今日は今朝から行けると思っていた。自分にとって重要なのは、このアルカンシェルではなく、ずっと信じて協力してくれた人々のために良い走りをすることだった」とコメントしている。

女子ジュニア個人TTを制したアイグル・ガレーヴァ(ロシア)女子ジュニア個人TTを制したアイグル・ガレーヴァ(ロシア) photo:Kei Tsuji
前年度2位のカミッラ・アレッシオ(イタリア)は4位に前年度2位のカミッラ・アレッシオ(イタリア)は4位に photo:Kei Tsuji16秒差の5位に入ったウィルマ・オラウソン(スウェーデン)16秒差の5位に入ったウィルマ・オラウソン(スウェーデン) photo:Luca Bettini
アルカンシェルを手にしたアイグル・ガレーヴァ(ロシア)アルカンシェルを手にしたアイグル・ガレーヴァ(ロシア) photo:Luca Bettini

ロード世界選手権2019女子ジュニア個人タイムトライアル結果
順位名前タイム平均時速
1位アイグル・ガレーヴァ(ロシア)0:22:1636.910
2位シリン・ファンアンローイ(オランダ)0:00:0336.810
3位エリノア・バックステッド(イギリス)0:00:1036.610
4位カミッラ・アレッシオ(イタリア)0:00:1436.510
5位ウィルマ・オラウソン(スウェーデン)0:00:1636.447
6位レオニー・ボス(オランダ)0:00:2136.331
7位ゾエ・タペレス(アメリカ)0:00:2536.208
8位ソフィア・コッリネッリ(イタリア)0:00:3535.958
9位メーガン・ジャストラブ(アメリカ)0:00:4435.722
10位エッラ・ウィリー(ニュージーランド)0:00:5135.545
text&photo:Kei Tsuji in Harrogate, United Kingdom