2019/09/19(木) - 09:05
9月14日から16日までの3日間、日本競輪選手養成所内のJKA250を舞台に「第88回全日本自転車競技選手権大会トラックレース」が開催された。東京2020オリンピックを見据えた選手達の3日間のレースをレポートする。
無観客となったが選手達の熱気に包まれたJKA250 photo:Kensaku Sakai
今年の全日本選手権トラックレースは昨年まで同時開催されていたパラサイクリングが別日程となり、代わりにジュニアの全日本選手権が併催された。期間は1日伸びて3日間となり、男女のエリートとジュニアの全28種目が行われた。
会場となるJKA250は日本競輪選手養成所内に新設された国内2番目の板張り250mバンク。先日開催されたジャパントラックカップに続いて2回目の公式戦開催となった。施設の都合上、今回も無観客試合だったがトラック内は出場選手達の熱気で包まれた。
大会記録で沢田桂太郎が1kmTT連覇
大会初日 男子エリート 1kmタイムトライアル優勝 沢田桂太郎(チームブリヂストンサイクリング)1分02秒590(大会新) photo:Kensaku Sakai
大会初日 男子エリート 1kmタイムトライアル表彰式 photo:Kensaku Sakai
1kmタイムトライアル決勝は上位3名が大会記録を更新。「目の前で好タイムが続出してかなりプレッシャーだった」と語った沢田桂太郎(チームブリヂストンサイクリング)は最終組に登場。1分2秒590のトップタイムで昨年に続き連覇を達成した。

今年の全日本選手権トラックレースは昨年まで同時開催されていたパラサイクリングが別日程となり、代わりにジュニアの全日本選手権が併催された。期間は1日伸びて3日間となり、男女のエリートとジュニアの全28種目が行われた。
会場となるJKA250は日本競輪選手養成所内に新設された国内2番目の板張り250mバンク。先日開催されたジャパントラックカップに続いて2回目の公式戦開催となった。施設の都合上、今回も無観客試合だったがトラック内は出場選手達の熱気で包まれた。
大会記録で沢田桂太郎が1kmTT連覇


1kmタイムトライアル決勝は上位3名が大会記録を更新。「目の前で好タイムが続出してかなりプレッシャーだった」と語った沢田桂太郎(チームブリヂストンサイクリング)は最終組に登場。1分2秒590のトップタイムで昨年に続き連覇を達成した。
男子エリート 1kmタイムトライアル 結果
1位 | 沢田桂太郎(チームブリヂストンサイクリング) | 1分02秒590(大会新) |
2位 | 村田祐(日本体育大学) | 1分03秒138(大会新) |
3位 | 一丸尚伍(シマノレーシング) | 1分03秒244(大会新) |
個人パーシュート 男女共に日本新記録誕生
大会初日 女子エリート3km個人パーシュート優勝 梶原悠未(筑波大学)3分33秒740(日本新・予選時) photo:Kensaku Sakai
男子エリート 4km個人パーシュート優勝 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング) photo:Kensaku Sakai
大会初日 女子エリート3km個人パーシュート表彰式 photo:Kensaku Sakai個人パーシュートは男女共に日本記録が更新された。女子は梶原悠未(筑波大学)が予選で3分33秒740の日本新記録を出し、男子は「記録を出すために予選だけギヤをかけて(注: 重いギアで)挑んだ」と語った窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)が4分15秒889の日本新記録をマーク。決勝でも梶原、窪木が優勝した。
個人パーシュート4連覇を達成した梶原は、レース前にSNSで日本記録更新を宣言していた。「沢山の方々に応援してもらうことで、絶対に日本記録を更新するという強い気持ちを持つことが出来た。今回は目標を上回るラップタイムで走り、ラスト数周はペースを上げることが出来た。さらに上のタイムを目指したい。個人パーシュートの記録更新はオムニアムの結果にも繋がる。オリンピックに向けてさらに強化していきたい」と語った。



個人パーシュート4連覇を達成した梶原は、レース前にSNSで日本記録更新を宣言していた。「沢山の方々に応援してもらうことで、絶対に日本記録を更新するという強い気持ちを持つことが出来た。今回は目標を上回るラップタイムで走り、ラスト数周はペースを上げることが出来た。さらに上のタイムを目指したい。個人パーシュートの記録更新はオムニアムの結果にも繋がる。オリンピックに向けてさらに強化していきたい」と語った。
女子エリート 3km個人パーシュート 結果
1位 | 梶原悠未(筑波大学) | 3分33秒740(予選時・日本新) |
2位 | 古山稀絵(日本体育大学) | 3分50秒059 |
3位 | 上野みなみ(Ciel Bleu 鹿屋) | 3分42秒658 |
男子エリート 4km個人パーシュート 結果
1位 | 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング) | 4分15秒889(予選時・日本新) |
2位 | 近谷 涼(チームブリヂストンサイクリング) | 4分26秒421 |
3位 | 橋本英也(チームブリヂストンサイクリング) | 4分23秒681 |
男子エリート スクラッチ(15km) 結果
1位 | 橋本英也(チームブリヂストンサイクリング) | 17分10秒 |
2位 | 安彦統賀(日本体育大学) | |
3位 | 草場啓吾(愛三工業レーシングチーム) |
女子マディソン中村妃智と梶原悠未の強化Aチームが圧倒 女子500mTTは吉川美穂が優勝
大会初日 女子エリート マディソン優勝 強化Aチーム(梶原悠未、中村妃智)
女子のマディソンは、中村妃智と梶原悠未の強化Aチームが全8回のポイント周回のうち7 回を先頭通過。さらにラップにも成功して合計63ポイントを獲得。2位以下にダブルスコアをつけて優勝した。
大会初日 女子エリート 500mタイムトライアル優勝 吉川美穂(ライブガーデン・ビチステンレ)36秒025 photo:Kensaku Sakai
女子エリート500mタイムトライアルでは、競輪学校への進学を表明し、「入学試験のために500mタイムトライアルに出場した」と語った吉川美穂(ライブガーデン・ビチステンレ)が36秒025で優勝した。

女子のマディソンは、中村妃智と梶原悠未の強化Aチームが全8回のポイント周回のうち7 回を先頭通過。さらにラップにも成功して合計63ポイントを獲得。2位以下にダブルスコアをつけて優勝した。

女子エリート500mタイムトライアルでは、競輪学校への進学を表明し、「入学試験のために500mタイムトライアルに出場した」と語った吉川美穂(ライブガーデン・ビチステンレ)が36秒025で優勝した。
女子エリート マディソン(20km) 結果
1位 | 強化A(梶原悠未・中村妃智) | 63p |
2位 | ライブガーデン・ビチステンレ(鈴木奈央・吉川美穂) | 29p |
3位 | 日本体育大学(中村愛花・古山稀絵) | 18p |
女子エリート 500mタイムトライアル 結果
1位 | 吉川美穂(ライブガーデン・ビチステンレ) | 36秒025 |
2位 | 野寺 楓(順天堂大学) | 37秒937 |
3位 | 小泉夢菜(早稲田大学) | 38秒124 |
スプリント 男子は河端朋之、女子は小林優香が優勝
大会初日 男子エリート スプリント優勝 河端朋之(JPC)予選タイム9秒725は大会新記録 photo:Kensaku Sakai
大会初日 女子エリート スプリント優勝 小林優香(Dream Seeker Racing Team・写真右) photo:Kensaku Sakai
大会記録を争う予選となった200mフライング・タイムトライアルで、9秒725を出した河端朋之(JPC)が順当に決勝進出。予選3位から勝ち上がった新田祐大(Dream Seeker Racing Team)と対戦し、2本連取した河端が優勝した。
女子は、予選で11秒013の大会記録を出した太田りゆ(チームブリヂストンサイクリング)と、予選2位の小林優香(Dream Seeker Racing Team)との決勝戦となった。3本目までもつれた勝負は小林が競り勝って優勝した。


大会記録を争う予選となった200mフライング・タイムトライアルで、9秒725を出した河端朋之(JPC)が順当に決勝進出。予選3位から勝ち上がった新田祐大(Dream Seeker Racing Team)と対戦し、2本連取した河端が優勝した。
女子は、予選で11秒013の大会記録を出した太田りゆ(チームブリヂストンサイクリング)と、予選2位の小林優香(Dream Seeker Racing Team)との決勝戦となった。3本目までもつれた勝負は小林が競り勝って優勝した。
男女エリート スプリント 結果(タイムは予選時)
男子 | 女子 | |||
---|---|---|---|---|
1位 | 河端朋之(JPC) | 9秒725(大会新) | 小林優香(Dream Seeker Racing Team) | 11秒198(大会新) |
2位 | 新田祐大(Dream Seeker Racing Team) | 9秒862 | 太田りゆ(チームブリヂストンサイクリング) | 11秒013(大会新) |
3位 | 深谷知広(Dream Seeker Racing Team) | 9秒819(大会新) | 尾方真生(Japan Institute of KEIRIN) | 11秒907 |
チームブリヂストンサイクリングがポイントレースとマディソンを制圧
大会2日目 男子エリート ポイントレース チームブリヂストンサイクリングが先頭集団を形成する photo:Kensaku Sakai
ポイントレースは、序盤から窪木一茂、今村駿介、近谷涼のチームブリヂストンサイクリング(以下ブリヂストン)勢が先頭集団を形成してポイントを連取。残り40周のポイント周回を過ぎたところでラップにも成功すると、そのまま後続の追随を許さず、窪木が47ポイントで優勝。今村が2位、近谷が3位に入り、チームブリヂストンサイクリングが表彰台を独占した。
大会2日目 男子エリート マディソン チームブリヂストンサイクリングB(窪木、橋本)が127ポイントで他を圧倒 photo:Kensaku Sakai
マディソンでは、近谷と今村が組んだAチームと、窪木と橋本英也が組んだBチームがポイント周回の1位通過と2位通過を繰り返した。さらにBチームは3回、Aチームは2回のラップでポイントをリード。「今回はダントツで勝ちたかった。海外選手の勝ってもどんどん行くスタイルを試してみた」という窪木の言葉通り、127ポイントを獲得したBチームが優勝。Aチームも2位となってブリヂストンが1位と2位を独占した。

ポイントレースは、序盤から窪木一茂、今村駿介、近谷涼のチームブリヂストンサイクリング(以下ブリヂストン)勢が先頭集団を形成してポイントを連取。残り40周のポイント周回を過ぎたところでラップにも成功すると、そのまま後続の追随を許さず、窪木が47ポイントで優勝。今村が2位、近谷が3位に入り、チームブリヂストンサイクリングが表彰台を独占した。

マディソンでは、近谷と今村が組んだAチームと、窪木と橋本英也が組んだBチームがポイント周回の1位通過と2位通過を繰り返した。さらにBチームは3回、Aチームは2回のラップでポイントをリード。「今回はダントツで勝ちたかった。海外選手の勝ってもどんどん行くスタイルを試してみた」という窪木の言葉通り、127ポイントを獲得したBチームが優勝。Aチームも2位となってブリヂストンが1位と2位を独占した。
男子エリート ポイントレース(30km) 結果
1位 | 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング) | 47p |
2位 | 今村駿介(チームブリヂストンサイクリング) | 40p |
3位 | 近谷 涼(チームブリヂストンサイクリング) | 38p |
男子エリート マディソン(40km) 結果
1位 | チームブリヂストンサイクリングB(窪木一茂・橋本英也) | 127p |
2位 | チームブリヂストンサイクリングA(近谷涼・今村駿介) | 99p |
3位 | 愛三工業レーシングチーム(渡邊翔太郎・草場啓吾) | 32p |
ケイリン 男子は新田祐大、女子は小林優香が優勝
大会2日目 男子エリート ケイリン決勝 新田祐大(Dream Seeker Racing Team)は残り2周から先行して優勝 photo:Kensaku Sakai
大会2日目 女子エリート ケイリン表彰式 photo:Kensaku Sakai
大会2日目 男子エリート ケイリン表彰式 photo:Kensaku Sakaiケイリンでは男女共にDream Seeker Racing Teamが強さを見せた。男子決勝では、残り2周から先行して見せた新田祐大が優勝。女子は小林優香が太田りゆを下して優勝。小林はスプリントとあわせて2冠を達成した。
男子優勝の新田は、「自転車競技を始めた時から日本一は一番欲しい称号。毎年獲りたいと思っていた。ジャパントラックカップでの結果などをコーチと検討し、今回は積極的に攻めるという課題を持って挑んだ。今回の出場選手は世界でも15位以内が半分以上、世界のトップで戦う気持ちで戦った。世界一は日本一で当たり前というところが見せられて良かった」と力強く語った。



男子優勝の新田は、「自転車競技を始めた時から日本一は一番欲しい称号。毎年獲りたいと思っていた。ジャパントラックカップでの結果などをコーチと検討し、今回は積極的に攻めるという課題を持って挑んだ。今回の出場選手は世界でも15位以内が半分以上、世界のトップで戦う気持ちで戦った。世界一は日本一で当たり前というところが見せられて良かった」と力強く語った。
男女エリート ケイリン 結果
男子 | 女子 | |||
---|---|---|---|---|
1位 | 新田祐大(Dream Seeker Racing Team) | 9秒959 | 小林優香(Dream Seeker Racing Team) | 11秒438 |
2位 | 中野慎詞(早稲田大学) | 太田りゆ(チームブリヂストンサイクリング) | ||
3位 | 河端朋之(JPC) | 小泉夢菜(早稲田大学) |
女子エリート ポイントレース(20km) 結果
1位 | 梶原悠未(筑波大学) | 65p |
2位 | 上野みなみ(Ciel Bleu 鹿屋) | 35p |
3位 | 鈴木奈央(JPC) | 19p |
チームスプリント 男子は Dream Seeker、女子は茨城県チームが優勝
大会最終日 女子エリート チームスプリント優勝 茨城県チーム(山口真未、梶原悠未) photo:Kensaku Sakai
大会最終日 男子エリート チームスプリント優勝 Dream Seeker Racing Team(深谷・新田・雨谷)43秒799の大会新記録で優勝 photo:Kensaku Sakai
女子は梶原悠未と山口真未の茨城県チームが35秒580で優勝。「スタートでミスしてした」と言う山口を、2走の梶原がカバーして挽回した。男子は他チームが前走者との車間を開けてしまう中、Dream Seeker Racing Teamの深谷・新田・雨谷組が整った隊列を見せ、大会新記録となる43秒799で他を圧倒した。


女子は梶原悠未と山口真未の茨城県チームが35秒580で優勝。「スタートでミスしてした」と言う山口を、2走の梶原がカバーして挽回した。男子は他チームが前走者との車間を開けてしまう中、Dream Seeker Racing Teamの深谷・新田・雨谷組が整った隊列を見せ、大会新記録となる43秒799で他を圧倒した。
男女エリート チームスプリント 結果
男子(250m×3) | 女子(250m×2) | |||
---|---|---|---|---|
1位 | Dream Seeker Racing Team(深谷・新田・雨谷) | 43秒799(大会新) | 茨城県(梶原悠未・山口真未) | 35秒580 |
2位 | 明治大学(荒川・甲斐・板倉) | 45秒381 | 順天堂大学(五味田奈穂・野寺楓) | 37秒393 |
3位 | 鹿屋体育大学(岸田・黒瀬・山根) | 46秒576 |
男子チームパーシュート 日本記録更新も悔しさを残したブリヂストン
大会最終日 男子エリート 4kmチームパーシュート優勝 チームブリヂストンサイクリング(近谷・窪木・今村・橋本) photo:Kensaku Sakai
4kmチームパーシュート予選、近谷涼、窪木一茂、沢田桂太郎、橋本英也のブリヂストンが日本記録まで0.092秒差に迫る3分57秒893を出す。決勝では沢田桂太郎に代えて今村駿介を加えてスタート。ハイペースで走行するブリヂストンは、レース中盤に対戦相手の日本大学を追い抜く。本来ならここで追い抜き成立で競技終了となるが、走行を続行。終盤に3名になってもペースは衰えず、日本記録を0.312秒上回る3分57秒488を叩き出した。
大会最終日 男子エリート 4kmチームパーシュート表彰式 photo:Kensaku Sakai「今年3月の世界選手権から約半年、ここで絶対タイムを出そうと思っていたので、最後まで踏み切るという強い思いを持って走った」と話す近谷。だが「目標は(3分)54秒台だった」と橋本は言う。
窪木は「日本記録以上のタイムは出せると思っていたので、今回の結果には全然満足していない。日本の皆さんの応援をペダルに込めて走れば54秒台はすぐに出せると思うので期待してほしい」と悔しさを滲ませつつ語る。チームパーシュートのオリンピック出場はかなり厳しい状況だが、「まだ限界ではないと思う」という沢田の言葉に期待したい。

4kmチームパーシュート予選、近谷涼、窪木一茂、沢田桂太郎、橋本英也のブリヂストンが日本記録まで0.092秒差に迫る3分57秒893を出す。決勝では沢田桂太郎に代えて今村駿介を加えてスタート。ハイペースで走行するブリヂストンは、レース中盤に対戦相手の日本大学を追い抜く。本来ならここで追い抜き成立で競技終了となるが、走行を続行。終盤に3名になってもペースは衰えず、日本記録を0.312秒上回る3分57秒488を叩き出した。

窪木は「日本記録以上のタイムは出せると思っていたので、今回の結果には全然満足していない。日本の皆さんの応援をペダルに込めて走れば54秒台はすぐに出せると思うので期待してほしい」と悔しさを滲ませつつ語る。チームパーシュートのオリンピック出場はかなり厳しい状況だが、「まだ限界ではないと思う」という沢田の言葉に期待したい。
男子エリート 4kmチームパーシュート 結果
ジュニア各種目
ジュニアは女子500mタイムトライアル、男子1kmタイムトライアル、スクラッチ、スプリント、男子ポイントレース 、個人パーシュート、ケイリンの7種目が行われた。
大会2日目 女子ジュニア 500mタイムトライアル優勝 田中夢菜(千原台高校)36秒979(大会新) photo:Kensaku Sakai
大会2日目 男子ジュニア 1kmタイムトライアル優勝 松本秀之慎(九州学院高校)1分06秒260 photo:Kensaku Sakai
大会2日目 女子ジュニア スクラッチ 落車しながらも優勝して見せた太郎田水桜(法政大学) photo:Kensaku Sakai
大会2日目 女子ジュニア スプリント決勝 阿部セラ(日本大学第二高校・写真手前)が仕掛ける photo:Kensaku Sakai
女子500mタイムトライアルは、インターハイでも優勝した田中夢菜(千原台高校)が36秒979で優勝。男子1kmタイムトライアルでは松本秀之慎(九州学院高校)が1分06秒260で優勝。松本はケイリンでも優勝して男子ジュニア2冠を達成した。
女子スクラッチでは、太郎田水桜(法政大学)が落車しながらもスプリントを制して優勝。男子ポイントレース決勝は混戦となり、中村栄杜(千原台高校)が4ポイントの差を最終周回の1着で逆転して優勝した。
女子ケイリンでは阿部セラ(日本大学第二高校)が優勝し、スプリントとあわせて女子ジュニア2冠を達成した。
ジュニアは女子500mタイムトライアル、男子1kmタイムトライアル、スクラッチ、スプリント、男子ポイントレース 、個人パーシュート、ケイリンの7種目が行われた。




女子500mタイムトライアルは、インターハイでも優勝した田中夢菜(千原台高校)が36秒979で優勝。男子1kmタイムトライアルでは松本秀之慎(九州学院高校)が1分06秒260で優勝。松本はケイリンでも優勝して男子ジュニア2冠を達成した。
女子スクラッチでは、太郎田水桜(法政大学)が落車しながらもスプリントを制して優勝。男子ポイントレース決勝は混戦となり、中村栄杜(千原台高校)が4ポイントの差を最終周回の1着で逆転して優勝した。
女子ケイリンでは阿部セラ(日本大学第二高校)が優勝し、スプリントとあわせて女子ジュニア2冠を達成した。
女子ジュニア 500mタイムトライアル 結果
1位 | 田中夢菜(千原台高校) | 36秒979(大会新) |
2位 | 岩元杏奈(宮崎県自転車競技連盟) | 36秒995 |
3位 | 飯田風音(川越工業高校) | 37秒717 |
男子ジュニア 1kmタイムトライアル 結果
1位 | 松本秀之慎(九州学院高校) | 1分06秒260 |
2位 | 宇田川塁(八王子桑志高校) | 1分06秒274 |
3位 | 竹下寛人(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ) | 1分07秒139 |
ジュニア スクラッチ結果
男子(10km) | 女子(7.5km) | |||
---|---|---|---|---|
1位 | 中村凌輔(千葉学芸高校) | 11分56秒699 | 太郎田水桜(法政大学) | 11分36秒070 |
2位 | 松岡優馬(千原台高校) | 岩元杏奈(宮崎県自転車競技連盟) | ||
3位 | 渡邊諒馬(松山城南高校) | 石田 唯(北桑田高校) |
ジュニア スプリント 結果(タイムは予選時)
男子 | 女子 | |||
---|---|---|---|---|
1位 | 中岡 海(松山城南高校) | 11秒738(大会新) | 阿部セラ(日本大学第二高校) | 12秒315(大会新) |
2位 | 片野 樹(筑波大学附属坂戸高校) | 11秒954 | 河内桜雪(前橋工業高校) | 12秒612 |
男子ジュニア ポイントレース(15km) 結果
1位 | 中村栄杜(千原台高校) | 20p |
2位 | 北宅柊麻(松山城南高校) | 17p |
3位 | 天野壮悠(千里高校) | 14p |
ジュニア 個人パーシュート 結果
男子 3km | 女子 2km | |||
---|---|---|---|---|
1位 | 岡本勝哉(北桑田高校) | 3分24秒094(大会新) | 石田 唯(北桑田高校) | 2分33秒190(大会新) |
2位 | 西澤優聖(岐阜第一高校) | 3分32秒504 | 飯田風音(川越工業高校) | 2分37秒756 |
3位 | 安達光伸(岐南工業高校) | 3分25秒251 | 太郎田水桜(法政大学) | 2分39秒437 |
ジュニア ケイリン 結果
男子 | 女子 | |||
---|---|---|---|---|
1位 | 松本秀之慎(九州学院高校) | 11秒114 | 阿部セラ(日本大学第二高校) | 12秒596 |
2位 | 松岡優馬(千原台高校) | 田中夢菜(千原台高校) | ||
3位 | 富樫 響(岐阜第一高校) | 金田舞夏(祐誠高校) |
text&photo:Kensaku Sakai
edit:Satoru Kato
edit:Satoru Kato
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