軽量でコンパクト、かつ長さを自由に調整できる利便性も兼ね備えたポータブルロックのOTTOLOCK。従来品からステンレス層を2倍にし堅牢性を高めたタフネスモデル「HEXBAND」が登場した。もしもの時に最大10万円の補償金が支払われる盗難見舞金制度にも新たに適応している。



OTTOLOCK HEXBANDOTTOLOCK HEXBAND photo:Yuto.Murata
昨年から日本でも展開を開始したOTTOLOCK(オットーロック)は、アメリカ・ポートランドの郊外に拠点を構えるオットーデザインワークスが手掛けるポータブルロック。サイクリストが求める軽くコンパクトで頑丈な自転車用ロックを目指して開発された製品だ。結束バンドのようなデザインが大きな特徴で、ダイヤル部分にバンドを通して、その場その場に応じた好みの長さで留めておくことができる。

コンパクトに丸めておける柔軟性を持ったバンドは、複数の素材を積層することで高い堅牢性を実現している。優れた硬度を持つステンレス素材を多層構造とし、その外側を強度の高いケブラー素材で覆うことで、容易には切断できない堅牢性を生み出している。また、一番外側にはサントプレーンゴムという耐熱性に優れた樹脂素材を採用しており、バイクを傷つける心配もない。

結束バンドのように細かい溝を設け、好きな長さで施錠することができる結束バンドのように細かい溝を設け、好きな長さで施錠することができる 3ケタのダイヤル式を採用しサイドのボタンを押して解錠する3ケタのダイヤル式を採用しサイドのボタンを押して解錠する

手のひらサイズまでコンパクトに丸めることができる手のひらサイズまでコンパクトに丸めることができる 76cmタイプの実測重量232g76cmタイプの実測重量232g

今回登場したタフネスモデルの「HEXBAND」は、従来品がステンレス3層だったところを2倍の6層としさらに強度を高め、より安全で安心なロックへと進化している。加えて、新たに盗難見舞金制度にも対応。HEXBANDでロックしていたバイクが盗難にあってしまった際には、最大で10万円の補償金が支払われる内容となっている(詳しくはこちら)。

小さなサイズに束ねておける携行性の良さもポイントだ。ジャージのバックポケットやサドルバッグにも入るサイズ感で、ライド時の持ち運びにも困らないのは嬉しいところ。3ケタのダイヤル式が採用されており、番号を合わせてサイドのボタンを押せばリリースできる仕組みだ。ダイヤル部分は頑丈なアルミニウム製で、耐久性を高める亜鉛セラコートが施されておりマットな質感に仕上がる。

ステンレス層を従来の2倍とした6層構造とし優れた強度を獲得ステンレス層を従来の2倍とした6層構造とし優れた強度を獲得 (c)フカヤ簡単には切断できない堅牢性を実現した簡単には切断できない堅牢性を実現した (c)フカヤ

ロック時の長さ調整が自在なベルト式のため、自転車はもちろんアウトドアのシーンで物を括り付けておきたい場面など幅広く活用することも可能だ。HEXBANDはグレーカラーのみで、46/76/152cmという3サイズで展開。価格は46cmが9,241円(税抜)、76cmが11,093円(税抜)、152cmが12,944円(税抜)だ。取り扱いはフカヤ。

実際に今回76cmタイプを使ってみたが、まず手に持った時に程よい重さが安心感を与えてくれる。携行に便利な軽いワイヤータイプだとどうしても心もとないので、コンパクトなサイズと堅牢性が両立されたロックを探している人にはピッタリの製品になるだろう。76cmの長さであれば、フレームとホイールをまとめる施錠でロードバイク2台、複数台重ねてトップチューブに通した施錠で3台ほどは可能だった。

この長さでも小さく丸めればジャージのバックポケットに入るので使い勝手はかなり良さそうだ。重量も最近の大画面スマホや補給用のゼリー飲料などとさほど変わらないため、バックポケットに入れても上体が揺れない限りはあまり気にならなかった。ダイヤルが小さくやや回しづらい点と、施錠時のバンドの通りがやや硬めな点は使ってみて感じたが、トレーニングやサイクリングで常に持ち歩きたいロックとなってくれること間違いなしだ。

76cmの長さだとロードバイク2台を重ねて施錠するのにピッタリ76cmの長さだとロードバイク2台を重ねて施錠するのにピッタリ


OTTOLOCK HEXBAND
カラー:グレー
サイズ:46cm(190g)、76cm(250g)、152cm(375g)
価 格:
46cm 9,241円(税抜)
76cm 11,093円(税抜)
152cm 12,944円(税抜)


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