2019/08/07(水) - 18:28
ツールのプロバイク特集第5弾は、個人総合成績5位に入ったリゴベルト・ウラン(コロンビア)を擁するEFエデュケーションファースト。メンバーが使用した新型SUPERSIX EVOとSYSTEMSIX Hi-MOD、そしてSUPERSLICEを紹介します。
キャノンデール SUPERSIX EVO、SYSTEMSIX Hi-MOD、SUPERSLICE
リゴベルト・ウラン(コロンビア)をエースに据え、ツールに臨んだEFエデュケーションファースト。今年はツール初投入となった新型SUPERSIX EVOと、エアロロードのSYSTEMSIX Hi-MODを乗り分けた。TTはリムブレーキ版のSUPERSLICEだ。
TTバイクはリムブレーキ、エアロロードはディスクブレーキ、SUPERSIX EVOは両方のブレーキタイプを好みによって使い分けるというリム/ディスクが混在したバイク構成に。ホイール交換のタイムロスを加味してかSUPERSIX EVOはリムモデルの使用率が高かったようだ。対して、セバスティアン・ラングフェルド(オランダ)やサイモン・クラーク(オーストラリア)はディスク版のSUPERSIX EVOを選択。トム・スクーリー(ニュージーランド)は山岳でもSYSTEMSIXを使用する場面が多かった。
なお、ディスクブレーキモデルのSUPERSIX EVOはHi-MODグレードだが、ウランを始めとする選手が駆ったリムブレーキモデルは市販品と同じくノーマルモッドグレードを使用しているという。プロ専用にHi-MODグレードのリムブレーキフレームを用意することはしていない。
コンポーネントはDURA-ACEのDi2だが、シマノサポートチームではないためクランクはPower2Maxパワーセンサー(チームロゴ入り)+キャノンデールSISL2クランク+FSAチェーンリングという3ブランドをミックスした構成。ハンドルやステム類は従来同様FSA/ヴィジョン製品を使用していた。
ホイールはヴィジョンのMETRON SLシリーズで、ロードステージはリムハイト40mmと55mmをコースによって使い分けていた。タイヤはヴィットリアのCORSAチューブラーで、サドルはプロロゴ。DIMENSION、SCRATCH、NAGOなどが選手の好みによって使い分けられていた。
TTステージで用いられたSUPERSLICEは、2年前にディスクブレーキ版を(TTバイクとしてはワールドツアーチームで初)投入していたが、昨シーズンからリムブレーキ版に戻されている。なおリムブレーキ版のSUPERSLICEはキャノンデールの本国ラインナップにも存在していない。ホイールチョイスはフロントがMETRON SL 81mmで、リアがMETRON DISC。タイヤはCORSA SPEEDの25cだ。ヴィジョンの3スポークバトンホイール「METRON 3 SPOKE」は使われていなかった。
TTバー先端に取り付けるシフトスイッチは新型のSW-R9160もしくは旧型のSW-9071のどちらかだが、サイモン・クラーク(オーストラリア)はSW-R9150クライミングスイッチを使用していた。グリップ部分にはバーテープではなくヤスリが巻いてあった。サドルはプロロゴのT GALE PAS CPC TIROXに統一されている。
チームは例年SUPERSLICEにセラミックスピードのオーバーサイズプーリーケージを装備して回転性能を向上させており、今年はコーティングとテフロンパウダーを添加したUFOチェーンも投入されていた。
サイクルコンピューターはガーミンのEdge830とEdge530がメインだが、ウランだけはエントリーモデルのEdge130を使っていた。軽さを優先してのチョイスだろうか。
text:Michinari.TAKAGI
photo:Makoto.AYANO
キャノンデール SUPERSIX EVO、SYSTEMSIX Hi-MOD、SUPERSLICE
リゴベルト・ウラン(コロンビア)をエースに据え、ツールに臨んだEFエデュケーションファースト。今年はツール初投入となった新型SUPERSIX EVOと、エアロロードのSYSTEMSIX Hi-MODを乗り分けた。TTはリムブレーキ版のSUPERSLICEだ。
TTバイクはリムブレーキ、エアロロードはディスクブレーキ、SUPERSIX EVOは両方のブレーキタイプを好みによって使い分けるというリム/ディスクが混在したバイク構成に。ホイール交換のタイムロスを加味してかSUPERSIX EVOはリムモデルの使用率が高かったようだ。対して、セバスティアン・ラングフェルド(オランダ)やサイモン・クラーク(オーストラリア)はディスク版のSUPERSIX EVOを選択。トム・スクーリー(ニュージーランド)は山岳でもSYSTEMSIXを使用する場面が多かった。
なお、ディスクブレーキモデルのSUPERSIX EVOはHi-MODグレードだが、ウランを始めとする選手が駆ったリムブレーキモデルは市販品と同じくノーマルモッドグレードを使用しているという。プロ専用にHi-MODグレードのリムブレーキフレームを用意することはしていない。
コンポーネントはDURA-ACEのDi2だが、シマノサポートチームではないためクランクはPower2Maxパワーセンサー(チームロゴ入り)+キャノンデールSISL2クランク+FSAチェーンリングという3ブランドをミックスした構成。ハンドルやステム類は従来同様FSA/ヴィジョン製品を使用していた。
ホイールはヴィジョンのMETRON SLシリーズで、ロードステージはリムハイト40mmと55mmをコースによって使い分けていた。タイヤはヴィットリアのCORSAチューブラーで、サドルはプロロゴ。DIMENSION、SCRATCH、NAGOなどが選手の好みによって使い分けられていた。
TTステージで用いられたSUPERSLICEは、2年前にディスクブレーキ版を(TTバイクとしてはワールドツアーチームで初)投入していたが、昨シーズンからリムブレーキ版に戻されている。なおリムブレーキ版のSUPERSLICEはキャノンデールの本国ラインナップにも存在していない。ホイールチョイスはフロントがMETRON SL 81mmで、リアがMETRON DISC。タイヤはCORSA SPEEDの25cだ。ヴィジョンの3スポークバトンホイール「METRON 3 SPOKE」は使われていなかった。
TTバー先端に取り付けるシフトスイッチは新型のSW-R9160もしくは旧型のSW-9071のどちらかだが、サイモン・クラーク(オーストラリア)はSW-R9150クライミングスイッチを使用していた。グリップ部分にはバーテープではなくヤスリが巻いてあった。サドルはプロロゴのT GALE PAS CPC TIROXに統一されている。
チームは例年SUPERSLICEにセラミックスピードのオーバーサイズプーリーケージを装備して回転性能を向上させており、今年はコーティングとテフロンパウダーを添加したUFOチェーンも投入されていた。
サイクルコンピューターはガーミンのEdge830とEdge530がメインだが、ウランだけはエントリーモデルのEdge130を使っていた。軽さを優先してのチョイスだろうか。
text:Michinari.TAKAGI
photo:Makoto.AYANO
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