2019/08/02(金) - 16:31
マヴィックのトライアスロンシューズ「COSMIC SL ULTIMATE TRI」と「COSMIC ELITE TRI」の2モデルをピックアップ。濡れた素足でも足入れがしやすい構造、瞬時にフィッティングできるワイドな1本ベルクロなどスムーズなトランジットが可能な工夫が施されている。実際にシューズを使用している白戸太朗さんを始めとする3名のインプレッションコメントもお届けしよう。
世界トップのプロライダーから一般サイクリストまで幅広いレベルの人に愛用されているマヴィックのシューズ。トライアスロンシューズも2モデルリリースしており、トップグレードの「COSMIC SL ULTIMATE TRI」とミドルグレードの「COSMIC ELITE TRI」がラインアップしている。2モデルともに作りは同じで、アッパーとソールの素材違いという点でグレードの差別化を図っている。
スイムからバイク、バイクからランとトランジットを挟むトライアスロンに最適化されており、脱ぎ履きがしやすい構造が大きなポイント。足の入り口が大きく開いた形状のため、濡れた素足でもスムーズに足入れをすることができるだろう。バイクに乗りながらでもシューズの脱ぎ履きがしやすいよう、指を引っ掛けられる大きめなヒールループも装備されている。
よりスピーディーにフィッティングができるようベルクロ1本のみで締め込むデザインを採用。極太なワイドストラップで足先をホールドすることでペダリングの安定性も確保している。ストラップの途中には切れ込みが入っており、ループ金具から完全に抜けてしまわないよう工夫されている。また、つま先付近までスリットが入っており、タン部分を大きく開かせることで履きやすいよう作られている。
COSMIC SL ULTIMATE TRIはメッシュアッパーを使用することで非常に軽量な履き心地に。通気性も抜群で夏場の長時間レースでも快適性が持続するだろう。イエローカラーにマヴィックロゴを大きくあしらったデザインはフラッグシップモデルならでは。くるぶしの内側にクッション素材を配することで足当たりを良くしている。
アウトソールは最高の剛性を誇るエナジーフルカーボンSLRとし、パワー伝達指数は”100”とトップグレードに相応しいパフォーマンスを実現。アウトソールにもエアホールを設け足裏の蒸れを防いでいる。ベルクロストラップは端からカットすることが可能で、足の大きさや形に合わせて長さを調節することもできる。
真っ赤なカラーリングが目を引くCOSMIC ELITE TRIは、アッパーにマイクロファイバー素材を採用。随所にレーザーカットホールを配置することで通気性を高めている。アウトソールはパワー伝達指数”50”のエナジーカーボンコンプで、ビギナーでも扱いやすい剛性感に仕上がる。アッパーと同色でさりげなく入るマヴィックロゴも心憎い。
ともに24~29cmまで0.5cm刻みでのサイズ展開で、ワンカラーのみのラインアップ。COSMIC SL ULTIMATE TRIが48,000円(税抜)、COSMIC ELITE TRIが20,000円(税抜)だ。
実際にマヴィックのCOSMIC SL ULTIMATE TRIシューズを使用している、3人のライダーによるコメントも合わせてお届け。トライアスロン世界選手権に6年連続日本代表に選ばれた経歴を持ち、スポーツナビゲーターや株式会社アスロニア代表としてトライアスロン普及に尽力している白戸太朗さん。アジア選手権優勝などの経歴を持つ元プロトライアスリートで、現在はトライアスロンスクールのコーチなどを務める山本淳一さん。自転車芸人としてトライアスロンにも挑戦している安田大サーカス団長という3人のレポートを紹介しよう。
― COSMIC SL ULTIMATE TRIインプレッション
白戸太朗さんコメント
いつも確実に変化を遂げてくるのは分かってはいたけど、今回の変化はこのところにない翁ものだった。色や見た目の雰囲気はそこまで変わってはいない。おなじみのイエロー。個人的にはこれが気に入っているので変わらなくて良かった。
でも、足を入れた瞬間にその違いは明らか。アッパーの柔らかさが全く違う。バイクシューズは足先をガッチリ固めるという今までの概念とは全く異なる。足にストレスを感じさせない優しい感じ。今までもそれほど硬かったわけではないが、ここまで柔らかい感触は初めて。最初はちょっと不安になったが、実は足へのストレスが減ってレースでも快適。結果としてランへもいい影響を及ぼしているようだ。また、濡れた素足でバイクシューズを履くトライアスリートには嬉しい限りだ。
それに合わせてソールの強度も変わり、まさにスプリントではなくマイペースで走るトライアスロンに向いたシューズに仕上がった。もう、昔のシューズには戻れない…。進化の有難さをあらためて感じさせてくれるシューズだ。
山本淳一さんコメント
モデルチェンジをしたトライアスロンシューズ。アッパー素材、踵部分のホールド感がグレードアップされている。エリートレースで求められるのが、履き心地はもちろんのこと、トランジットタイムの短縮が必須である。その要求にもしっかりと応えられる形状でもあり、ワンストラップながらホールド感もしっかりと保たれていた。
踵部分もヒールカップが高く、踏み込み時の左右のブレを無くしてくれる印象。カーボンソールは硬さとクッション吸収性もあり、立ち上がりの瞬発力に反応良く、長い距離でのストレスも無く、ショートからロングのレースまで対応してくれる。
アッパー素材の硬さが、ホールド感に繋がることでもあるが、包み込むようなホールド感があり、アッパー素材の柔らかさが心地よい履き心地を与えてくれる。トライアスロンシーンには、全ての要求に応えてくれるハイパフォーマンスなシューズである。
安田大サーカス団長コメント
今回のシューズはとにかく軽くて柔らかくて オーダーで作ったのかと思うくらい高いフィット感です。決して大げさではなくシューズが自分の足の形になってくれるよう。アッパーが柔らかくなったおかげかサイズの許容範囲も広く、実際前のモデルより0.5センチ小さいサイズを選択しました。
トライアスロンシューズは素足で履くのですが蒸れも感じないし、ペダルを踏む感触は以前のモデルと同様しっかりペダルに力が伝わる印象があります。団長史上ではありますがダントツでNo.1シューズです!!ロードバイクシューズは靴下を履くのでトライアスロンシューズより0.5センチ大きくしました。
マヴィック COSMIC SL ULTIMATE TRI
ソール:エナジーフルカーボンSLR(パワー伝達インデックス100)
サイズ:24~29cm(0.5cm刻み)
重 量:210g(27cm)
カラー:イエローマヴィック
価 格:48,000円(税抜)
マヴィック COSMIC ELITE TRI
ソール:エナジーカーボンコンプ(パワー伝達インデックス50)
サイズ:24~29cm(0.5cm刻み)
重 量:245g(27cm)
カラー:フィリーレッド
価 格:20,000円(税抜)
世界トップのプロライダーから一般サイクリストまで幅広いレベルの人に愛用されているマヴィックのシューズ。トライアスロンシューズも2モデルリリースしており、トップグレードの「COSMIC SL ULTIMATE TRI」とミドルグレードの「COSMIC ELITE TRI」がラインアップしている。2モデルともに作りは同じで、アッパーとソールの素材違いという点でグレードの差別化を図っている。
スイムからバイク、バイクからランとトランジットを挟むトライアスロンに最適化されており、脱ぎ履きがしやすい構造が大きなポイント。足の入り口が大きく開いた形状のため、濡れた素足でもスムーズに足入れをすることができるだろう。バイクに乗りながらでもシューズの脱ぎ履きがしやすいよう、指を引っ掛けられる大きめなヒールループも装備されている。
よりスピーディーにフィッティングができるようベルクロ1本のみで締め込むデザインを採用。極太なワイドストラップで足先をホールドすることでペダリングの安定性も確保している。ストラップの途中には切れ込みが入っており、ループ金具から完全に抜けてしまわないよう工夫されている。また、つま先付近までスリットが入っており、タン部分を大きく開かせることで履きやすいよう作られている。
COSMIC SL ULTIMATE TRIはメッシュアッパーを使用することで非常に軽量な履き心地に。通気性も抜群で夏場の長時間レースでも快適性が持続するだろう。イエローカラーにマヴィックロゴを大きくあしらったデザインはフラッグシップモデルならでは。くるぶしの内側にクッション素材を配することで足当たりを良くしている。
アウトソールは最高の剛性を誇るエナジーフルカーボンSLRとし、パワー伝達指数は”100”とトップグレードに相応しいパフォーマンスを実現。アウトソールにもエアホールを設け足裏の蒸れを防いでいる。ベルクロストラップは端からカットすることが可能で、足の大きさや形に合わせて長さを調節することもできる。
真っ赤なカラーリングが目を引くCOSMIC ELITE TRIは、アッパーにマイクロファイバー素材を採用。随所にレーザーカットホールを配置することで通気性を高めている。アウトソールはパワー伝達指数”50”のエナジーカーボンコンプで、ビギナーでも扱いやすい剛性感に仕上がる。アッパーと同色でさりげなく入るマヴィックロゴも心憎い。
ともに24~29cmまで0.5cm刻みでのサイズ展開で、ワンカラーのみのラインアップ。COSMIC SL ULTIMATE TRIが48,000円(税抜)、COSMIC ELITE TRIが20,000円(税抜)だ。
実際にマヴィックのCOSMIC SL ULTIMATE TRIシューズを使用している、3人のライダーによるコメントも合わせてお届け。トライアスロン世界選手権に6年連続日本代表に選ばれた経歴を持ち、スポーツナビゲーターや株式会社アスロニア代表としてトライアスロン普及に尽力している白戸太朗さん。アジア選手権優勝などの経歴を持つ元プロトライアスリートで、現在はトライアスロンスクールのコーチなどを務める山本淳一さん。自転車芸人としてトライアスロンにも挑戦している安田大サーカス団長という3人のレポートを紹介しよう。
― COSMIC SL ULTIMATE TRIインプレッション
白戸太朗さんコメント
いつも確実に変化を遂げてくるのは分かってはいたけど、今回の変化はこのところにない翁ものだった。色や見た目の雰囲気はそこまで変わってはいない。おなじみのイエロー。個人的にはこれが気に入っているので変わらなくて良かった。
でも、足を入れた瞬間にその違いは明らか。アッパーの柔らかさが全く違う。バイクシューズは足先をガッチリ固めるという今までの概念とは全く異なる。足にストレスを感じさせない優しい感じ。今までもそれほど硬かったわけではないが、ここまで柔らかい感触は初めて。最初はちょっと不安になったが、実は足へのストレスが減ってレースでも快適。結果としてランへもいい影響を及ぼしているようだ。また、濡れた素足でバイクシューズを履くトライアスリートには嬉しい限りだ。
それに合わせてソールの強度も変わり、まさにスプリントではなくマイペースで走るトライアスロンに向いたシューズに仕上がった。もう、昔のシューズには戻れない…。進化の有難さをあらためて感じさせてくれるシューズだ。
山本淳一さんコメント
モデルチェンジをしたトライアスロンシューズ。アッパー素材、踵部分のホールド感がグレードアップされている。エリートレースで求められるのが、履き心地はもちろんのこと、トランジットタイムの短縮が必須である。その要求にもしっかりと応えられる形状でもあり、ワンストラップながらホールド感もしっかりと保たれていた。
踵部分もヒールカップが高く、踏み込み時の左右のブレを無くしてくれる印象。カーボンソールは硬さとクッション吸収性もあり、立ち上がりの瞬発力に反応良く、長い距離でのストレスも無く、ショートからロングのレースまで対応してくれる。
アッパー素材の硬さが、ホールド感に繋がることでもあるが、包み込むようなホールド感があり、アッパー素材の柔らかさが心地よい履き心地を与えてくれる。トライアスロンシーンには、全ての要求に応えてくれるハイパフォーマンスなシューズである。
安田大サーカス団長コメント
今回のシューズはとにかく軽くて柔らかくて オーダーで作ったのかと思うくらい高いフィット感です。決して大げさではなくシューズが自分の足の形になってくれるよう。アッパーが柔らかくなったおかげかサイズの許容範囲も広く、実際前のモデルより0.5センチ小さいサイズを選択しました。
トライアスロンシューズは素足で履くのですが蒸れも感じないし、ペダルを踏む感触は以前のモデルと同様しっかりペダルに力が伝わる印象があります。団長史上ではありますがダントツでNo.1シューズです!!ロードバイクシューズは靴下を履くのでトライアスロンシューズより0.5センチ大きくしました。
マヴィック COSMIC SL ULTIMATE TRI
ソール:エナジーフルカーボンSLR(パワー伝達インデックス100)
サイズ:24~29cm(0.5cm刻み)
重 量:210g(27cm)
カラー:イエローマヴィック
価 格:48,000円(税抜)
マヴィック COSMIC ELITE TRI
ソール:エナジーカーボンコンプ(パワー伝達インデックス50)
サイズ:24~29cm(0.5cm刻み)
重 量:245g(27cm)
カラー:フィリーレッド
価 格:20,000円(税抜)
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