自転車用ライトのリーディングカンパニー、キャットアイが「GVOLT70」というモデルをリリース。充電式VOLTシリーズは独自の丸形配光が特徴だったが、今回のモデルは路面に照射される光が矢印型、ライト上部への配光がカットされた独特なモデルに仕上げられている。



キャットアイ GVOLT70キャットアイ GVOLT70
キャットアイのVOLTは同社の定番前照灯として人気の高いシリーズ。充電式リチウムイオンバッテリーや、キャットアイが誇るレンズテクノロジー「オプティキューブ」を採用することが特徴であり、使い勝手に優れるライトとして数多くのサイクリストが愛用している。

オプティキューブレンズテクノロジーは照射される光が上下左右に届く丸形配光が特徴。また、スポットライトのように一定の部分に強い光を届ける配光ではなく、中心部から周辺部までグラデーションのように光の強弱がつけられているため、暗闇で自然な視野を得られることが美点である。

しかし、今回紹介するGVOLT70では敢えてオプティキューブレンズテクノロジーの採用を見送ることに。代わりに採用されたのは、地面に照射された光がまさに矢印型となる配光レンズ。加えて、ライト上部への光はカットされる作りとされており、対向車を眩惑させてしまう心配が少ないことが特徴だ。

ハンドルバー下側に装着するライトとなっているハンドルバー下側に装着するライトとなっている ハンドルバー下側専用とされているため、電源ボタンも適切な位置に配置されているハンドルバー下側専用とされているため、電源ボタンも適切な位置に配置されている

従来のオプティキューブとは異なる配光のレンズを採用する従来のオプティキューブとは異なる配光のレンズを採用する ライトの端部にUSB充電用ポートが設けられているライトの端部にUSB充電用ポートが設けられている


この配光は、オプティキューブのように中央から離れるにつれて徐々に光が弱くなることはなく、矢印型部分には強い光、それ以外の部分には弱い光となることがキャラクター。矢印の幅は非常に広い上、照らし出されている部分の路面状況は把握しやすい。街灯などが備えられている市街地や住宅街であれば非常に使いやすいはずだ。ライトの取付角度によっても矢印の大きさは変わってくるため、使用する場合は好みのポジションを見つけると良いだろう。

特殊な配光を採用しているため、GVOLT70は上下が決められている上、ハンドルバー下側装着専用モデルとして作られた。ハンドルバーへの取り付けはキャットアイが誇るフレックスタイトブラケットで行う。電源ボタンもハンドルバー下側に取り付けた状態で操作しやすい場所に設置、バッテリーインジケーターを目視で確認できるようにしている。必ずハンドルバーの下側にライトを取り付ける方にとっては有り難い設計だろう。

GVOLTと通常のVOLTでは配光が異なるGVOLTと通常のVOLTでは配光が異なる VOLT400はキャットアイお馴染みの丸形配光VOLT400はキャットアイお馴染みの丸形配光

GVOLTは光が決まった方向に照射されているGVOLTは光が決まった方向に照射されている 通常のVOLTシリーズは上方にも光が届いている通常のVOLTシリーズは上方にも光が届いている


また、これまでのVOLTシリーズはモデル名の数字が最大光量を表していたが、このモデルはGVOLT70というネーミングながら最大光量は260ルーメン。この260ルーメンのハイモードに加え、GVOLT70に備えられているモードは、ミドル(200ルーメン)、ロー(50ルーメン)、デイタイムハイパーコンスタント、点滅という計5種類だ。もちろんボタンをダブルクリックするとハイモードに切り替わる機能は搭載される。

バッテリーの容量は3400mAh。ハイモードでは約7時間、ミドルで約9.5時間、ローで約40時間、デイタイムハイパーコンスタントで約25時間、点滅では約210時間というランタイムを実現している。またGVOLT70ではバッテリーインジケーターが充電タイミングを知らせる直前まで光量が変わらない仕様としているため、電池を使い切るまで安心できる光量でサイクリングを楽しめるはずだ。価格は6,000円(税抜)。



キャットアイ GVOLT70
サイズ:約 35.94×106.5×46.5 mm
重量:96.5 g
光源:高輝度白色 LED1 灯
使用電池:Li-ion 3.6V-3400mAh
使用時間:
ハイ:約7時間(260ルーメン)
ミドル:約9.5時間(200ルーメン)
ロー:約40時間(50ルーメン)
デイタイムハイパーコンスタント:約25時間 (260ルーメン/50ルーメン)
点滅:約210時間
標準充電時間:約4.5時間
価格:6,000円(税抜)

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