3月13日、タイで合宿中の新城幸也(バーレーン・メリダ)が落車して負傷。左肘を骨折し、左大腿骨にも骨折の疑いがあるという。今後の精密検査の結果が待たれる状態だが、長期戦線離脱を余儀なくされるのは間違いない。


骨折した左肘のレントゲン写真骨折した左肘のレントゲン写真 photo:チームユキヤ通信チームユキヤ通信によると、タイ合宿最終日の3月13日に、新城は下りで飛び出してきた犬をよけきれずに落車した。病院でのレントゲン検査の結果、左肘の骨折が判明。さらに左大腿骨にも骨折が疑われるという診断が出ている。
 
新城は2016年のツアー・オブ・カタールでも左大腿骨を骨折。今回骨折が疑われているのはその時と同じ箇所で、現在はより大きな病院での精密検査を受け、その診断結果を待っている状態だ。

チームユキヤ通信の代表を務める飯島美和さんは「何度もこのような状況から復活してきました新城ではありますが、今回は精神的にもきつい状況でありますので、皆様のお力添えで助けていただきたい事態でございます。ご心配、ご迷惑をおかけしまして、本当に申し訳ございません。新城を信じて、復活を待っていただくことが本人にとっては何より力になると思いますので、どうか引き続き、変わらぬご支援ご支持、よろしくお願い申し上げます」と綴っている。

ダウンアンダーでシーズンインした新城幸也(バーレーン・メリダ)ダウンアンダーでシーズンインした新城幸也(バーレーン・メリダ) photo:Kei Tsuji
今シーズン、新城は1月のサントス・ツアー・ダウンアンダーと2月のツアー・オブ・オマーンに出場。『東京オリンピック競技大会の選手選考基準』のBランクに指定されたダウンアンダーを総合39位で終えてUCIポイントを10ポイント獲得した(3月14日現在、選考基準の合計60ポイントを保有)。タイ合宿を終えると、一旦日本に帰国してから渡欧し、3月25日開幕のボルタ・ア・カタルーニャで欧州初戦を迎える予定だった。

怪我について詳しい情報が入り次第、改めてお伝えします。

text:Kei Tsuji