今年6月に開催される全日本選手権ロードレースの第1回実行委員会が静岡県庁で開催され、ロードレースとタイムトライアルのコースが明らかになった。併せて、暫定スケジュールが発表され、6月27日から30日の4日間開催となることが発表された。



全日本選手権の開催承諾書が、JCFの飯坂専務理事から静岡県の川勝知事(写真左)に手渡された全日本選手権の開催承諾書が、JCFの飯坂専務理事から静岡県の川勝知事(写真左)に手渡された photo:Satoru Kato
日本自転車競技連盟(以下JCF)は、今年の全日本選手権ロードレースを富士スピードウェイで開催することを1月に発表した。しかしコースを含め詳細は発表されず、選手や関係者の間で発表が待たれていた。

今回、大会を主催するJCFと主管する静岡県自転車競技連盟、静岡県や小山町など開催地関係者での実行委員会が組織され、その第1回の会合が静岡県庁で行われた。

ロードレースのコース図 1周10.8km、高低差145mロードレースのコース図 1周10.8km、高低差145m
タイムトライアル・コース図 ホームストレートを1往復半する1周13.9kmタイムトライアル・コース図 ホームストレートを1往復半する1周13.9km

富士スピードウェイでは様々なサイクルイベントが開催されてきた富士スピードウェイでは様々なサイクルイベントが開催されてきた (c)富士スピードウェイ公表されたコースは、ロードレースは1周10.8km、タイムトライアルは1周13.9kmで、自動車のレースに使うサーキットコースと、施設内の管理道路を組み合わせたものとなっている。安全管理の都合上、サーキットコースは逆走となり、タイムトライアルはホームストレートを約1往復半(3回通過)する設定となる。

サーキットコースから施設道路に入る残り8km地点の手前と、施設道路からサーキットコースに戻る手前の残り2km地点付近の2ヶ所が道幅が狭くなるが、それ以外ではUCIの規定を満たす道幅6m以上を確保出来ているという。

アップダウンを3回繰り返す1周の高低差は145m。男子エリートでは21周226.8kmを走り、獲得標高差は3000mを超えるハードなコースとなる。あわせて、鋭角コーナーやヘアピンコーナーも含まれるため、近年の全日本の中ではかなりテクニカルなコース設定だ。なお、コースの事前試走が出来ないため、コース走行動画の公開が検討されている。

コースと併せて、暫定のスケジュールも明らかになった。競技は6月27日から30日までの4日間開催。27日は全カテゴリーのタイムトライアルとパラサイクリングが行われ、男子エリートは最終日の30日に行われる。なお、パラサイクリングについては使用コースの変更が検討されており、スケジュールは変更される可能性がある。
全日本選手権日程
日程種目距離
6月26日(水)役員打ち合わせ、個人タイムトライアルライセンスコントロール、監督会議など
6月27日(木)個人タイムトライアル、パラサイクリングタイムトライアル13.9km(男子エリートのみ13.9km×2周)
6月28日(金)女子ジュニア+U17ロードレース10.8km×6周 64.8km
男子U17+U15ロードレース10.8km×8周 86.4km
男子ジュニアロードレース10.8km×11周 118.8km
6月29日(土)男子U23ロードレース10.8km×17周 183.6km
女子エリート+U23ロードレース10.8km×14周 151.2km
6月30日(日)男子エリートロードレース10.8km×21周 226.8km
グランドスタンドではオーロラビジョンの解説付き中継も

「万全のバックアップ体制をとる」と、富士スピードウェイ株式会社の宮田取締役「万全のバックアップ体制をとる」と、富士スピードウェイ株式会社の宮田取締役 photo:Satoru Kato静岡県の土屋副知事にコースを説明する静岡県自転車競技連盟の松村理事長(写真右)静岡県の土屋副知事にコースを説明する静岡県自転車競技連盟の松村理事長(写真右) photo:Satoru Kato


観戦場所は、ホームストレートのグランドスタンドと、その前の芝生部分、残り6km付近の施設道路上の登り区間を予定している。グランドスタンドでは、富士スピードウェイのオーロラビジョンを使用した解説つきの中継も予定されている。それ以外の場所では観戦禁止となる見込みだ。

静岡県自転車競技連盟の松村理事長は、「オリンピックを前に、静岡の皆さんにロードレースを知ってもらうきっかけとなって欲しい。静岡県内にはトップレベルの選手も多数いるので、活躍を期待したい」と語った。

また、富士スピードウェイとしても、管理道路まで使用してのイベントは初の試みとのこと。会議の席上、富士スピードウェイ株式会社の宮田敬吾取締役は「バックアップ体制を万全にして開催に協力したい」と語った。

全日本選手権ロードレースの申し込みは、5月10日にエントリーサイトが開設される予定。

text&photo:Satoru.Kato
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