インドネシアで開催中のアジア選手権トラック競技。男子ケイリンで脇本雄太が金、男女チームパーシュートでそれぞれ銀、ジュニア男子チームパーシュートで金メダルとメダル数を増やしている。JCFのレポートを元にお伝えしよう。



男子ケイリン決勝 先頭を走る脇本雄太(日本)男子ケイリン決勝 先頭を走る脇本雄太(日本) (c)2019 JCF
男子ケイリン 脇本雄太(日本)が金、河端朋之(日本)が銅メダルを獲得男子ケイリン 脇本雄太(日本)が金、河端朋之(日本)が銅メダルを獲得 (c)2019 JCF
1月10日、アジア選手権トラック競技2日目は男子ケイリン、チームパーシュート決勝などが行われた。

男子ケイリンは2018年世界選手権銀メダルの河端朋之、ワールドカップで優勝した脇本雄太、アジア大会銀メダルの新田祐大の3名が出場。決勝まで全員順当に進出した。決勝は脇本がペーサー退避後からの先行でそのまま他を寄せ付けず完勝しアジア選手権で3度目の金メダルを獲得。河端は3位、新田は6位となった。

女子チームパーシュート表彰  日本(中村、梶原、古山、吉川)は銀メダル女子チームパーシュート表彰 日本(中村、梶原、古山、吉川)は銀メダル (c)2019 JCF
男子チームパーシュート表彰  日本(窪木、近谷、一丸、橋本)は銀メダル男子チームパーシュート表彰 日本(窪木、近谷、一丸、橋本)は銀メダル (c)2019 JCFジュニア男子チームパーシュート表彰台ジュニア男子チームパーシュート表彰台 (c)2019 JCF


エリートのチームパーシュートは男女ともに予選を2位で通過し決勝の相手は韓国。予選のタイム1位の相手にともに序盤は対等な走りを見せるも後半隊列が乱れ失速。韓国に追い抜かれ共に銀メダルに終わった。チームパーシュートはオリンピック出場枠獲得に向け最低限のポイントは得たものの、残るワールドカップでの上位入賞が求められる厳しい立ち位置が続く。

ジュニアでは男子チームパーシュートが決勝でカザフスタンとの接戦を制し、またパラサイクリングでは川本翔大が貫禄勝ち。それぞれ金メダルを獲得した。

脇本雄太のコメント

アジア選手権優勝するのも3回目、勝って当たり前という感じに思っている。1回戦、2回戦は思ったとおりのレースができなかったが、決勝は納得できるレースを心がけ、それができた。世界選手権へ向けてしっかり気持ちを入れ直し、また頑張りたいと思う。

パラサイクリング男子個人パーシュートC1-3 優勝した川本翔大(日本)パラサイクリング男子個人パーシュートC1-3 優勝した川本翔大(日本) (c)2019 JCF
金メダルとジャージを獲得した川本翔大(日本)金メダルとジャージを獲得した川本翔大(日本) (c)2019 JCFパラサイクリング男子Bスプリント表彰台 銀メダルを獲得した木村、倉林ペアパラサイクリング男子Bスプリント表彰台 銀メダルを獲得した木村、倉林ペア (c)2019 JCF

男子ケイリン結果
1位 脇本雄太(日本)
2位 ムハマド・シャローム(マレーシア)
3位 河端朋之(日本)
6位 新田祐大(日本)
男子チームパーシュート
1位 韓国
2位 日本(窪木、近谷、一丸、橋本)
3位 カザフスタン
女子チームパーシュート
1位 韓国
2位 日本(中村、梶原、古山、吉川)
3位 中国
ジュニア男子チームパーシュート
1位 日本(高橋、四宮、岡本、生野)4分17秒298
2位 カザフスタン
3位 インド
ジュニア女子オムニアム
1位 趙蕙芸(香港)
2位 内野艶和(日本)
3位 アクペイル・オシム(カザフスタン)
パラサイクリング男子個人パーシュートC1-3
1位 川本翔大(日本) 3分51秒057
パラサイクリング男子Bスプリント
2位 日本(木村、倉林)
text&photo:2019 JCF