2010/03/28(日) - 08:43
ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ第6ステージは、3月27日、州都バルセロナにゴールするアップダウンコースで行なわれ、サミュエル・ドゥムラン（フランス、コフィディス）が小集団でのスプリントを制した。チームメイトのレイン・ターラマエ（エストニア）が2位に入り、コフィディスはワンツー勝利達成。
モンジュイックの周回コースをこなす選手たち photo:www.voltacatalunya.cat最終日前日の第6ステージは、カタルーニャ州の州都バルセロナにゴールする161.9km。終盤にかけてバルセロナのモンジュイックの丘を含む周回コースが設定されており、平均勾配10%の短い3級山岳の上りが3つ連続して登場する。
レースは序盤からヤン・バケランツ（ベルギー、オメガファーマ・ロット）やダリオ・カタルド（イタリア、クイックステップ）らが逃げたが、ゴール手前のモンジュイック周回コースに入るまでに吸収された。
集団スプリントを制した小柄なサミュエル・ドゥムラン（フランス、コフィディス） photo:www.voltacatalunya.cat3つ連続して登場する3級山岳の上りでは、イェンス・フォイクト（ドイツ、サクソバンク）らが積極的に攻撃を仕掛け、メイン集団はグングン縮小。しかし決定的なアタックは生まれず、結局50名ほどに縮小した集団によるスプリントに持ち込まれた。
下り基調のゴール前でのハイスピードなバトルを制したのは、身長159cmの小柄なドゥムラン。エストニアチャンピオンジャージを着るチームメイトのターラマエがステージ2位に入り、好調コフィディスがワンツー勝利を達成した。
リーダージャージを着て最終ステージに挑むことになったホアキン・ロドリゲス（スペイン、カチューシャ） photo:www.voltacatalunya.cat2008年のツール・ド・フランスでステージ優勝を飾ったドゥムランは今シーズン序盤から絶好調で、これが早くも5勝目。今シーズン6勝のアンドレ・グライペル（ドイツ、チームHTC・コロンビア）に次いで2番目の勝利数だ。
総合上位陣は集団内でゴールしたため、順位に大きな変動は無し。この日もホアキン・ロドリゲス（スペイン、カチューシャ）がリーダージャージを守り、シャビエル・トンド（スペイン、サーヴェロ・テストチーム）が10秒遅れ、ターラマエが43秒遅れで続く。
最終第7ステージは、F1スペインGPが開催されるシルクイート・デ・カタルーニャ（カタロニア・サーキット）にゴールする平坦コースで行なわれるため、ロドリゲスがそのまま総合優勝に輝く可能性は高い。当然スプリンターの活躍に注目が集まるが、ステージ1勝を飾ったマーク・カヴェンディッシュ（イギリス、チームHTC・コロンビア）は風邪の影響でリタイアしている。山岳で生き残った数少ないスプリンターたちによる闘いが繰り広げられるだろう。
レース展開はレース公式サイトより。
ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ2010第6ステージ結果
1位 サミュエル・ドゥムラン（フランス、コフィディス） 4h04'45"
2位 レイン・ターラマエ（エストニア、コフィディス）
3位 ホアキン・ロドリゲス（スペイン、カチューシャ）
4位 ダヴィド・ロースリ（スイス、ランプレ）
5位 アイトール・ガルドス（スペイン、エウスカルテル）
6位 アンドレアス・クレーデン（ドイツ、レディオシャック）
7位 ロマン・クロイツィゲル（チェコ、リクイガス）
8位 ルイスレオン・サンチェス（スペイン、ケースデパーニュ）
9位 パオロ・ティラロンゴ（イタリア、アスタナ）
10位 ライダー・ヘジダル（カナダ、ガーミン・トランジションズ）
個人総合時間
1位 ホアキン・ロドリゲス（スペイン、カチューシャ） 22h43'42"
2位 シャビエル・トンド（スペイン、サーヴェロ・テストチーム） +10"
3位 レイン・ターラマエ（エストニア、コフィディス） +43"
4位 ルイスレオン・サンチェス（スペイン、ケースデパーニュ） +45"
5位 ニコラス・ロッシュ（アイルランド、アージェードゥーゼル） +1'20"
6位 ライダー・ヘジダル（カナダ、ガーミン・トランジションズ）
7位 ミシェル・クレダー（オランダ、ガーミン・トランジションズ） +1'21"
8位 ロマン・クロイツィゲル（チェコ、リクイガス） +1'22"
9位 ヤネス・ブライコヴィッチ（スロベニア、レディオシャック） +1'25"
10位 レミ・ディグレゴリオ（フランス、フランセーズデジュー） +1'26"
山岳賞
ダビド・グティエレスグティエレス（スペイン、フットオン・セルヴェット）
チーム総合成績
カチューシャ
text:Kei Tsuji
photo:www.voltacatalunya.cat
モンジュイックの周回コースをこなす選手たち photo:www.voltacatalunya.cat最終日前日の第6ステージは、カタルーニャ州の州都バルセロナにゴールする161.9km。終盤にかけてバルセロナのモンジュイックの丘を含む周回コースが設定されており、平均勾配10%の短い3級山岳の上りが3つ連続して登場する。レースは序盤からヤン・バケランツ（ベルギー、オメガファーマ・ロット）やダリオ・カタルド（イタリア、クイックステップ）らが逃げたが、ゴール手前のモンジュイック周回コースに入るまでに吸収された。
集団スプリントを制した小柄なサミュエル・ドゥムラン（フランス、コフィディス） photo:www.voltacatalunya.cat3つ連続して登場する3級山岳の上りでは、イェンス・フォイクト（ドイツ、サクソバンク）らが積極的に攻撃を仕掛け、メイン集団はグングン縮小。しかし決定的なアタックは生まれず、結局50名ほどに縮小した集団によるスプリントに持ち込まれた。下り基調のゴール前でのハイスピードなバトルを制したのは、身長159cmの小柄なドゥムラン。エストニアチャンピオンジャージを着るチームメイトのターラマエがステージ2位に入り、好調コフィディスがワンツー勝利を達成した。
リーダージャージを着て最終ステージに挑むことになったホアキン・ロドリゲス（スペイン、カチューシャ） photo:www.voltacatalunya.cat2008年のツール・ド・フランスでステージ優勝を飾ったドゥムランは今シーズン序盤から絶好調で、これが早くも5勝目。今シーズン6勝のアンドレ・グライペル（ドイツ、チームHTC・コロンビア）に次いで2番目の勝利数だ。総合上位陣は集団内でゴールしたため、順位に大きな変動は無し。この日もホアキン・ロドリゲス（スペイン、カチューシャ）がリーダージャージを守り、シャビエル・トンド（スペイン、サーヴェロ・テストチーム）が10秒遅れ、ターラマエが43秒遅れで続く。
最終第7ステージは、F1スペインGPが開催されるシルクイート・デ・カタルーニャ（カタロニア・サーキット）にゴールする平坦コースで行なわれるため、ロドリゲスがそのまま総合優勝に輝く可能性は高い。当然スプリンターの活躍に注目が集まるが、ステージ1勝を飾ったマーク・カヴェンディッシュ（イギリス、チームHTC・コロンビア）は風邪の影響でリタイアしている。山岳で生き残った数少ないスプリンターたちによる闘いが繰り広げられるだろう。
レース展開はレース公式サイトより。
ボルタ・シクリスタ・ア・カタルーニャ2010第6ステージ結果
1位 サミュエル・ドゥムラン（フランス、コフィディス） 4h04'45"
2位 レイン・ターラマエ（エストニア、コフィディス）
3位 ホアキン・ロドリゲス（スペイン、カチューシャ）
4位 ダヴィド・ロースリ（スイス、ランプレ）
5位 アイトール・ガルドス（スペイン、エウスカルテル）
6位 アンドレアス・クレーデン（ドイツ、レディオシャック）
7位 ロマン・クロイツィゲル（チェコ、リクイガス）
8位 ルイスレオン・サンチェス（スペイン、ケースデパーニュ）
9位 パオロ・ティラロンゴ（イタリア、アスタナ）
10位 ライダー・ヘジダル（カナダ、ガーミン・トランジションズ）
個人総合時間
1位 ホアキン・ロドリゲス（スペイン、カチューシャ） 22h43'42"
2位 シャビエル・トンド（スペイン、サーヴェロ・テストチーム） +10"
3位 レイン・ターラマエ（エストニア、コフィディス） +43"
4位 ルイスレオン・サンチェス（スペイン、ケースデパーニュ） +45"
5位 ニコラス・ロッシュ（アイルランド、アージェードゥーゼル） +1'20"
6位 ライダー・ヘジダル（カナダ、ガーミン・トランジションズ）
7位 ミシェル・クレダー（オランダ、ガーミン・トランジションズ） +1'21"
8位 ロマン・クロイツィゲル（チェコ、リクイガス） +1'22"
9位 ヤネス・ブライコヴィッチ（スロベニア、レディオシャック） +1'25"
10位 レミ・ディグレゴリオ（フランス、フランセーズデジュー） +1'26"
山岳賞
ダビド・グティエレスグティエレス（スペイン、フットオン・セルヴェット）
チーム総合成績
カチューシャ
text:Kei Tsuji
photo:www.voltacatalunya.cat
