先日盛況のなか開催されたもてぎエンデューロ2026。秋めくモビリティリゾートもてぎを6時間にわたって激走した参加者の皆さんの中でも、キラリと光る個性溢れるバイクとそのライダーさんをピックアップして紹介します。
オルベア Terra Race 山口大翔さん(We love O2)

オルベア Terra Race 山口大翔さん(We love O2) photo:Naoki Yasuoka
サーキットエンデューロなのに、グラベルバイクという異色の機材で臨んでいたのがこちらの山口さん。つくばのプロショップ、バイシクルパーツO2のスタッフでもある山口さんが駆ったのはオルベアのレーシンググラベルであるTerra Raceだ。
「オンロードのレース系イベントを楽しめるくらい、グラベルバイクはマルチなバイクなのだとお客さんに伝えたくて」と山口さん。「タイヤを履き替えれば1台で何でもこなせるバイク」をコンセプトに組み上げたTerra Raceはその言葉通り、レース中にはロードバイク顔負けの走りを披露してくれた。

ホイールはヴィジョン Metron 60 RS、タイヤはヴィットリア Corsa Pro 30Cのマリアローザモデル photo:Naoki Yasuoka

リアディレイラーはXTRを採用する photo:Naoki Yasuoka 
グラベルバイクらしいフレアハンドルを搭載 photo:Naoki Yasuoka

ガルバラックのフロントシングルチェーンリングを採用 photo:Naoki Yasuoka
「フロントシングルですが、ギアレンジはロードレースを走るのに十分なんです」という通り、フロントは48T、リアは10-51Tという組み合わせ。これにより、52-11Tと遜色ないトップスピードとグラベルの激坂でも問題ないローギア比を確保。そのために、リアディレイラーは最新のXTRを採用。
そして、DURA-ACEのクランクに装着されたギア板、そしてリアスプロケットは軽量な切削系パーツを得意とするガルバラック製だ。
そして、もてぎエンデューロに出るにあたり、足回りはオンロード仕様に。ホイールはヴィジョンのカーボンスポークモデルであるMetron 60 RS、タイヤはヴィットリア Corsa Pro 30Cのマリアローザモデルをアセンブル。バイクのロゴやバーエンドキャップと合わせたピンクのアクセントがバイクのポイントだ。
ファクター Ostro VAM Miku Limited Edition 小澤久志さん

ファクター Ostro VAM Miku Limited Edition 小澤久志さん photo:Naoki Yasuoka

左右でバーテープを巻き分けるこだわりっぷり photo:Naoki Yasuoka 
ホイールはブラックインク、タイヤはヴィットリア CORSA PRO photo:Naoki Yasuoka

ボトルケージもカラーを使い分ける photo:Naoki Yasuoka
ピットで一際目を惹く存在感を放っていたのがこのバイク。ファクターの人気モデルであるOSTRO VAMの限定グラフィックとなるレーシングミクモデル、その初代を駆っているのが小澤さんだ。
実はこの日、神戸からソロで参加されたという小澤さん。まさくんが来場すると聞いて、応援に駆け付けたのだとか。溢れるバイタリティに満ちた小澤さんの愛車のこだわりポイントはカラーリング。

フォークに映えるレーシングミク photo:Naoki Yasuoka
「レーシングミクに合わせて、イメージカラーのグリーンとレッドのパーツを採用しました」という通り、バーテープやボトルケージ、そしてサドルのカラーコーディネートをバッチリ決めている。
特にバーテープはわざわざ2色分を購入して、左右でそれぞれ巻き分けるという徹底ぶりだ。ホイールはブラックインク、コンポーネントはシマノ Ultegraで「完成車から特に変更はしてません」とのこと。
しかし、ホイールについては現在ヨーレオのホイールをオーダー中なのだとか。「カステムデカールで、フレームに合わせたカラーリングを実現しようかと」と小澤さん。新ホイールの到着が心待ちな一台だ。
キャノンデール CAAD14 毛呂隆之さん

キャノンデール CAAD14 毛呂隆之さん photo:Naoki Yasuoka
引き締まったブラックでまとめ上げられたキャノンデール CAAD14に跨る毛呂さん。レーシングアルミバイクの最先端を行く、アメリカンブランド入魂の一台としてメタルバイクフリーク垂涎の一台を選ばれた理由はもちろん「金属フレームが大好きだから」。
「カーボンバイクももちろん乗ってはいたんですが、やっぱり金属が好きというところで(笑)」という毛呂さんはアルミだけでなく、クロモリやチタンなど一通り乗り込んできた筋金入り。CAADシリーズはCAAD9から歴代を乗り継いでおり、このCAAD14も発表と同時にオーダーしたのだとか。

スラム FORCEのレバー先端には傷防止のカバーが装着されている photo:Naoki Yasuoka

ファベロのアシオマを採用する photo:Naoki Yasuoka 
サドルはクラシカルな刺繍が施されたセッレイタリア FLITE photo:Naoki Yasuoka

ボトルケージももちろん金属製だ photo:Naoki Yasuoka
肝心の乗り味にも大満足されているとのことで、「とにかくワイドタイヤの安定感が凄い」とのこと。足回りはリザーブの34|37にヴィットリア Corsa N.EXTの32Cを組み込む。当初は28Cを履いていたところ、少し突き上げが気になり、サイズアップしたのがドンピシャだったという。
コンポーネントはアメリカンバイクらしくスラム Force。ハンドル周りはリッチーのWCSシリーズというベテラン感溢れるチョイス。サドルにはセッレイタリアの FLITE 1990 embroideryを採用。黄色の刺繍がボトルのキャップやダブルタップレバー先端の滑り止めと合わせたアクセントとして、バイク全体を引き締めていた。
アルゴン18 GALLIUM 長沢純子さん(U2 Bikes)

アルゴン18 GALLIUM 長沢純子さん(U2 Bikes) photo:Naoki Yasuoka
ピットエリアに並ぶバイクラックの中で、一際使い込まれた歴戦の兵のオーラを漂わせていたこちらのアルゴン18の軽量オールラウンダー、GALLIUM。ヘッドベアリングの高さを可変できるという機構を搭載したユニークなバイクを愛車とするのが長沢さんだ。
実はこの長沢さん、かなりのツワモノでなんと1,000kmライドの経験者。「1,000kmのロングライドも走れるし、富士ヒルでブロンズも獲得できたので、本当に何でもできる1台だと思っています」と愛車への信頼を口にした。

ホイールは独創的なスポーキングが目を惹くロルフのELAN photo:Naoki Yasuoka

サドルはプロロゴのDIMENSION NDRを採用 photo:Naoki Yasuoka 
ディレイラーにはGRXを採用した photo:Naoki Yasuoka

ハンドルは肩幅に合わせたJ-CARBON NEXTを使用 photo:Naoki Yasuoka
そんなGALLIUMを選んだ理由は、「人と被らない」から。当初チャプター2とアルゴン18で迷っていたという長沢さんの為に、U2 Bikesの店長さんが実車を用意してくれたのだとか。2台を乗り比べ、フィーリングにマッチしたのがこちらのバイクだったという。
アセンブルもユニークで、ホイールは独創的なスポーキングが目を惹くロルフのELAN。そこにハッチンソンのBlack Bird 28Cを組み合わせる。コンポーネントはULTEGURAとGRXのミックスで、サドルはプロロゴのDIMENSION NDRを採用。ハンドルはワンバイエスのJ-Carbon NEXTで肩幅に合わせたナローサイズがお気に入りなのだとか。
デローザ IDOL 吉田知美さん(ブラーゼンサイクリングクラブ)

デローザ IDOL 吉田知美さん(ブラーゼンサイクリングクラブ) photo:Naoki Yasuoka
鮮烈なネオンピンクが印象的なデローザの新型IDOLを駆るのはブラーゼンサイクリングクラブで走る吉田さん。今回のもてぎエンデューロでは、イモティーのフィットネスライドに参加し、2時間エンデューロを完走されていた。
そんな吉田さんがIDOLを選んだのは、以前のバイクもデローザだったから。「1台目のバイクがデローザのFEDEだったんです。そこからステップアップしようと思った時に、やっぱりデローザが良いなって。乗りやすいし、ハートマークも可愛いですし」と吉田さん。
中でもこのIDOLはこの鮮やかなピンクに一目惚れだったという。「上半分がカーボン地じゃないですか、最初は全部ピンクが良かったんですけど、みんなは『これがカッコいいんだ』っていうから、だんだんここも気に入ってきました(笑)」とのこと。

初めての電動コンポーネントだという105DI2 photo:Naoki Yasuoka

サドルはセッレイタリアのModel X。デローザロゴ入りだ。 photo:Naoki Yasuoka 
ホイールはボントレガー。こちらはVRECORDにアップグレード予定だとか photo:Naoki Yasuoka

BBにはONIベアリングを採用 photo:Naoki Yasuoka
フレームから組み上げたIDOLは細部にもこだわりが詰まっている。コンポーネントはシマノ 105 DI2を採用。ホイールにはボントレガーを用いているが、来シーズンはブリッツェンがプロデュースするVRECORDを使用予定だという。
そしてBBにはONIベアリングを搭載。見えない部分だからこそ、大きな効果を発揮するパーツを奢るところに、バイクへの深い愛を感じました。
text:Naoki Yasuoka
オルベア Terra Race 山口大翔さん(We love O2)

サーキットエンデューロなのに、グラベルバイクという異色の機材で臨んでいたのがこちらの山口さん。つくばのプロショップ、バイシクルパーツO2のスタッフでもある山口さんが駆ったのはオルベアのレーシンググラベルであるTerra Raceだ。
「オンロードのレース系イベントを楽しめるくらい、グラベルバイクはマルチなバイクなのだとお客さんに伝えたくて」と山口さん。「タイヤを履き替えれば1台で何でもこなせるバイク」をコンセプトに組み上げたTerra Raceはその言葉通り、レース中にはロードバイク顔負けの走りを披露してくれた。




「フロントシングルですが、ギアレンジはロードレースを走るのに十分なんです」という通り、フロントは48T、リアは10-51Tという組み合わせ。これにより、52-11Tと遜色ないトップスピードとグラベルの激坂でも問題ないローギア比を確保。そのために、リアディレイラーは最新のXTRを採用。
そして、DURA-ACEのクランクに装着されたギア板、そしてリアスプロケットは軽量な切削系パーツを得意とするガルバラック製だ。
そして、もてぎエンデューロに出るにあたり、足回りはオンロード仕様に。ホイールはヴィジョンのカーボンスポークモデルであるMetron 60 RS、タイヤはヴィットリア Corsa Pro 30Cのマリアローザモデルをアセンブル。バイクのロゴやバーエンドキャップと合わせたピンクのアクセントがバイクのポイントだ。
ファクター Ostro VAM Miku Limited Edition 小澤久志さん




ピットで一際目を惹く存在感を放っていたのがこのバイク。ファクターの人気モデルであるOSTRO VAMの限定グラフィックとなるレーシングミクモデル、その初代を駆っているのが小澤さんだ。
実はこの日、神戸からソロで参加されたという小澤さん。まさくんが来場すると聞いて、応援に駆け付けたのだとか。溢れるバイタリティに満ちた小澤さんの愛車のこだわりポイントはカラーリング。

「レーシングミクに合わせて、イメージカラーのグリーンとレッドのパーツを採用しました」という通り、バーテープやボトルケージ、そしてサドルのカラーコーディネートをバッチリ決めている。
特にバーテープはわざわざ2色分を購入して、左右でそれぞれ巻き分けるという徹底ぶりだ。ホイールはブラックインク、コンポーネントはシマノ Ultegraで「完成車から特に変更はしてません」とのこと。
しかし、ホイールについては現在ヨーレオのホイールをオーダー中なのだとか。「カステムデカールで、フレームに合わせたカラーリングを実現しようかと」と小澤さん。新ホイールの到着が心待ちな一台だ。
キャノンデール CAAD14 毛呂隆之さん

引き締まったブラックでまとめ上げられたキャノンデール CAAD14に跨る毛呂さん。レーシングアルミバイクの最先端を行く、アメリカンブランド入魂の一台としてメタルバイクフリーク垂涎の一台を選ばれた理由はもちろん「金属フレームが大好きだから」。
「カーボンバイクももちろん乗ってはいたんですが、やっぱり金属が好きというところで(笑)」という毛呂さんはアルミだけでなく、クロモリやチタンなど一通り乗り込んできた筋金入り。CAADシリーズはCAAD9から歴代を乗り継いでおり、このCAAD14も発表と同時にオーダーしたのだとか。




肝心の乗り味にも大満足されているとのことで、「とにかくワイドタイヤの安定感が凄い」とのこと。足回りはリザーブの34|37にヴィットリア Corsa N.EXTの32Cを組み込む。当初は28Cを履いていたところ、少し突き上げが気になり、サイズアップしたのがドンピシャだったという。
コンポーネントはアメリカンバイクらしくスラム Force。ハンドル周りはリッチーのWCSシリーズというベテラン感溢れるチョイス。サドルにはセッレイタリアの FLITE 1990 embroideryを採用。黄色の刺繍がボトルのキャップやダブルタップレバー先端の滑り止めと合わせたアクセントとして、バイク全体を引き締めていた。
アルゴン18 GALLIUM 長沢純子さん(U2 Bikes)

ピットエリアに並ぶバイクラックの中で、一際使い込まれた歴戦の兵のオーラを漂わせていたこちらのアルゴン18の軽量オールラウンダー、GALLIUM。ヘッドベアリングの高さを可変できるという機構を搭載したユニークなバイクを愛車とするのが長沢さんだ。
実はこの長沢さん、かなりのツワモノでなんと1,000kmライドの経験者。「1,000kmのロングライドも走れるし、富士ヒルでブロンズも獲得できたので、本当に何でもできる1台だと思っています」と愛車への信頼を口にした。




そんなGALLIUMを選んだ理由は、「人と被らない」から。当初チャプター2とアルゴン18で迷っていたという長沢さんの為に、U2 Bikesの店長さんが実車を用意してくれたのだとか。2台を乗り比べ、フィーリングにマッチしたのがこちらのバイクだったという。
アセンブルもユニークで、ホイールは独創的なスポーキングが目を惹くロルフのELAN。そこにハッチンソンのBlack Bird 28Cを組み合わせる。コンポーネントはULTEGURAとGRXのミックスで、サドルはプロロゴのDIMENSION NDRを採用。ハンドルはワンバイエスのJ-Carbon NEXTで肩幅に合わせたナローサイズがお気に入りなのだとか。
デローザ IDOL 吉田知美さん(ブラーゼンサイクリングクラブ)

鮮烈なネオンピンクが印象的なデローザの新型IDOLを駆るのはブラーゼンサイクリングクラブで走る吉田さん。今回のもてぎエンデューロでは、イモティーのフィットネスライドに参加し、2時間エンデューロを完走されていた。
そんな吉田さんがIDOLを選んだのは、以前のバイクもデローザだったから。「1台目のバイクがデローザのFEDEだったんです。そこからステップアップしようと思った時に、やっぱりデローザが良いなって。乗りやすいし、ハートマークも可愛いですし」と吉田さん。
中でもこのIDOLはこの鮮やかなピンクに一目惚れだったという。「上半分がカーボン地じゃないですか、最初は全部ピンクが良かったんですけど、みんなは『これがカッコいいんだ』っていうから、だんだんここも気に入ってきました(笑)」とのこと。




フレームから組み上げたIDOLは細部にもこだわりが詰まっている。コンポーネントはシマノ 105 DI2を採用。ホイールにはボントレガーを用いているが、来シーズンはブリッツェンがプロデュースするVRECORDを使用予定だという。
そしてBBにはONIベアリングを搭載。見えない部分だからこそ、大きな効果を発揮するパーツを奢るところに、バイクへの深い愛を感じました。
text:Naoki Yasuoka
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