ロード、シクロクロス、そしてMTBでオランダ選手権3冠のマチュー・ファンデルポール擁するコレンドン・サーカスが2019年のスケジュールを発表。ロンド・ファン・フラーンデレンを筆頭に春のクラシック、そして東京五輪プレ大会を視野に入れている。



記者会見でコメントするマチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス)記者会見でコメントするマチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス) (c)CorVos
ゾンホーヴェンで開催されたスーパープレスティージュ第5戦の翌日に開催されたコレンドン・サーカスの記者会見。その中で発表されたプロコンチネンタルチーム初年度前半のスケジュールは、オンループ・ヘットニュースブラッド、ヘント〜ウェヴェルヘム、ドワーズドア・フラーンデレン、ロンド・ファン・フラーンデレン、シュヘルデプライス、そしてブラバンツペイルからなる「フランドルクラシックシリーズ」への全戦出場や、アムステルゴールドレース、エトワール・ベセージュといったクラシックレースの数々。

注目されるファンデルポールは2月半ばでシクロクロスシーズンを終え、数戦で調整しながら3月20日のノケレ・コールス(UCI1.HC)を皮切りにクラシックシーズンへと突入する。ヘント、ドワーズドア、ロンドとフランドルクラシックを走り、アムステル・ゴールドレースにも出場。過密スケジュールのためパリ〜ルーベはパスするという。

ロードメンバーと出場スケジュール。フランドルクラシックシリーズは全戦出場するというロードメンバーと出場スケジュール。フランドルクラシックシリーズは全戦出場するという (c)Corendon-Circus Cycling TeamこちらはMTBメンバーとスケジュール。東京五輪プレ大会も組み込まれるこちらはMTBメンバーとスケジュール。東京五輪プレ大会も組み込まれる (c)Corendon-Circus Cycling Team


チームはロードと並行してMTBとシクロクロスでの活動も継続する。ファンデルポールはアムステル後、他のMTBメンバーと共に5月18日のUCIワールドカップでMTBシーズンをスタートさせ、欧州選手権や世界選手権に出場。チームの年間スケジュールには伊豆MTBコースで行われる東京五輪プレ大会も組み込まれており、2020年の本戦狙いを公言し、今年の世界選手権で3位となったファンデルポールの参戦にも期待がかかる。

「3つの競技を並行して活動できることこそ、僕がコレンドン・サーカスと複数年契約をした理由。こんなことができる唯一のチームであり、とてもユニークなことだと思う」とファンデルポールは語っている。

text:So.Isobe
photo:CorVos

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