土曜の朝一番のイベント「オープニングフリーラン」は憧れのプロ選手たちと一緒にコースを走れるイベントだ。サインを貰って一緒に写真を撮って、そして古賀志の激坂では背中を押してもらう。そんなぜいたくな体験だ。



ビアンキに乗ったファンが大集合したロットNLユンボと一緒に走ろう企画ビアンキに乗ったファンが大集合したロットNLユンボと一緒に走ろう企画 photo:Makoto.AYANO
ロットNLユンボのエース、クーン・ボウマンと握手ロットNLユンボのエース、クーン・ボウマンと握手 photo:Makoto.AYANOラルス・ボームとセルフィーラルス・ボームとセルフィー photo:Makoto.AYANO


昨夜のチームプレゼンテーションから一夜明け、ワクワク感のテンションそのままで迎えたジャパンカップ二日目、最初のイベントは毎年恒例のオープニング・フリーランだ。
出走は朝9時からだというのに、ここ宇都宮森林公園のスタートゴール地点には朝早くから参加者たちが集まってくる。

別府史之&トレック・セガフレードの選手たちと別府史之&トレック・セガフレードの選手たちと photo:Makoto.AYANO
女性ファンにサインをねだられ、ジョン・デゲンコルプのまんざらではなさそうだ女性ファンにサインをねだられ、ジョン・デゲンコルプのまんざらではなさそうだ photo:Makoto.AYANOおヒゲの渋いエウジェニオ・アラファーチにサインをもらうおヒゲの渋いエウジェニオ・アラファーチにサインをもらう photo:Makoto.AYANO


最前列に陣取ってスタートを待つサイモン・ゲランス(BMCレーシング)最前列に陣取ってスタートを待つサイモン・ゲランス(BMCレーシング) photo:Makoto.AYANO
ジャパンカップ初心者のために説明すると、このフリーランはレースに参加するプロライダー達と一緒にあの古賀志林道の登りを含む約10キロのジャパンカップのコースを一周するというファンライドだ。

まさかの選手からモーニングサービス!笑まさかの選手からモーニングサービス!笑 photo:Yoshiyuki.Ugajin
マシュー・ヘイマンに折り紙で作った可愛い手裏剣のプレゼントマシュー・ヘイマンに折り紙で作った可愛い手裏剣のプレゼント photo:Yoshiyuki.Ugajinイケメンに紛れるイケメン。フィリッポ・ポッツァートとイケメンに紛れるイケメン。フィリッポ・ポッツァートと photo:Yoshiyuki.Ugajin


次から次へ差し出されるペン全てに対応するフミ次から次へ差し出されるペン全てに対応するフミ photo:Yoshiyuki.Ugajinノボ ノルディスクの活躍でより1型糖尿病の認知が広がっているノボ ノルディスクの活躍でより1型糖尿病の認知が広がっている photo:Yoshiyuki.Ugajin


こんなイベントはちょっと他にはないだろう。あの憧れのプロライダーがすぐ隣に居て、一緒に走ってくれ、少し勇気を出して「ハウアーユー?」と話しかければ「グーッド!アンドユー?」と笑顔と共に答えてくれる。きつい古賀志では女子や子供ライダーの背中を押してくれ、安全で平坦な直線ではプロラーダー筆頭のトレインに乗車だ。タイミングが合えばゴールスプリントだって競り合ってくれる。お気に入りのチームキットを纏ってヨーロッパプロの一員になることだって可能だ。

同じジャージを着た本物選手のサインをゲット。嬉しい瞬間だ同じジャージを着た本物選手のサインをゲット。嬉しい瞬間だ photo:Yoshiyuki.Ugajinセルフィー棒持参で撮るのはさすがセルフィー棒持参で撮るのはさすが photo:Yoshiyuki.Ugajin


213人がエントリーしたオープニングフリーラン213人がエントリーしたオープニングフリーラン photo:Satoru Kato
勢いよく飛び出す宇都宮ブリッツェン・ステラのちびっこ勢いよく飛び出す宇都宮ブリッツェン・ステラのちびっこ photo:Yoshiyuki.Ugajin
カメラにおどけるジュゼッペ ・フォンツィ(ウィリエール トリエスティーナ・セッレイタリア)カメラにおどけるジュゼッペ ・フォンツィ(ウィリエール トリエスティーナ・セッレイタリア) photo:Yoshiyuki.Ugajin
現役のサイモン・ゲランス(BMCレーシング)と走るのもこれがラストだ現役のサイモン・ゲランス(BMCレーシング)と走るのもこれがラストだ photo:Makoto.AYANOロットNLライダーをマークするロットNLユンボの選手ロットNLライダーをマークするロットNLユンボの選手 photo:Yoshiyuki.Ugajin


走るばかりではない。スタート地点に集まった選手はフレンドリーにサインや写真に応じてくれ、またとない交流の場となっている。そのためフリーランには参加しないけれど、雰囲気を楽しむお客さんも多数だ。

ロットNLユンボの選手と一緒に走る!ロットNLユンボの選手と一緒に走る! photo:Makoto.AYANO
笑顔で楽しむトレック・セガフレードの選手笑顔で楽しむトレック・セガフレードの選手 photo:Yoshiyuki.Ugajinマールテン・ワイナンツ(ロットNLユンボ)と一緒に走るマールテン・ワイナンツ(ロットNLユンボ)と一緒に走る photo:Makoto.AYANO


楽しんで走るジョン・デゲンコルプ(トレック・セガフレード)楽しんで走るジョン・デゲンコルプ(トレック・セガフレード) photo:Makoto.AYANOロバート・ヘーシンク(オランダ、ロットNLユンボ)と一緒に走る!ロバート・ヘーシンク(オランダ、ロットNLユンボ)と一緒に走る! photo:Makoto.AYANO


ロバート・ヘーシンク(オランダ、ロットNLユンボ)と一緒に走る!ロバート・ヘーシンク(オランダ、ロットNLユンボ)と一緒に走る! photo:Makoto.AYANO
10月の週末は常に天気が不安定で雨のフリーランということがここ数年は多かったけれど、今回は秋晴れの快晴の朝。清々しい空気を吸い込むと、いよいよジャパンカップが始まるのだと実感する。

時計が8時半を回った頃、徐々にプロライダー達が登場し始めた。昨晩のチームプレゼンテーションのように改まったアナウンスもなく、突然すっと現れるので、気がついたら世界のスター選手がそばにいて驚く参加者が多い。

ベテラン参加者は待ってましたとばかり、お目当ての選手を見つけると用意したマジックペンを差し出しジャージやバイクにサインをもらってからのセルフィーという流れで、非常にスムーズにコレクションを増やしていく。


BMCレーシングはフリーラン終了後すぐにサイン会を行ったBMCレーシングはフリーラン終了後すぐにサイン会を行った photo:Yoshiyuki.Ugajinサイモン・ゲランスにサインをいただきました!サイモン・ゲランスにサインをいただきました!


マッティ・ブレシェル(EFエデュケーションファースト・ドラパック)にサインをいただきますマッティ・ブレシェル(EFエデュケーションファースト・ドラパック)にサインをいただきます photo:Makoto.AYANOマヌエーレ・モーリも「いつも走るSKYの少年は速いよ!」と感心していたマヌエーレ・モーリも「いつも走るSKYの少年は速いよ!」と感心していた photo:Makoto.AYANO


突然始まった路上サイン会を遠慮がちに遠巻きに見ていた参加者たちも、習って記念写真をお願いしていたようだ。選手たちも一人一人に気さくに丁寧に対応してくれていて、会場はとてもピースフルな空気に包まれた。

サインからのセルフィーはお約束だサインからのセルフィーはお約束だ photo:Yoshiyuki.Ugajinラルス・ボームと一緒にツーショットラルス・ボームと一緒にツーショット photo:Makoto.AYANO


別府史之スペシャルマシンにデケンコルブのサインをゲット!(笑)別府史之スペシャルマシンにデケンコルブのサインをゲット!(笑) photo:Yoshiyuki.Ugajinプロチームコスプレをしてテンションアゲアゲのグループプロチームコスプレをしてテンションアゲアゲのグループ photo:Yoshiyuki.Ugajin


マヌエーレ・モーリ(UAEエミレーツ)が登りでアシストマヌエーレ・モーリ(UAEエミレーツ)が登りでアシスト photo:Satoru Kato
ピースサインと共に頂上を通過する木村圭佑(シマノレーシングチーム)ピースサインと共に頂上を通過する木村圭佑(シマノレーシングチーム) photo:Satoru Katoベンジャミ・プラデス・レヴェルテル(チーム右京)とアイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ )ベンジャミ・プラデス・レヴェルテル(チーム右京)とアイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ ) photo:Satoru Kato

イヴァン・サンタロミータ(NIPPOヴィーニファンティーニ)とセルフィーする窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング )イヴァン・サンタロミータ(NIPPOヴィーニファンティーニ)とセルフィーする窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング ) photo:Satoru Kato別府史之(トレック・セガフレード)と並走する畑中勇介(チーム右京)と松田祥位(日本ナショナルチーム)別府史之(トレック・セガフレード)と並走する畑中勇介(チーム右京)と松田祥位(日本ナショナルチーム) photo:Satoru Kato

忍者の刀でハラキリしてみせるオスカル・プジョル(チーム右京)忍者の刀でハラキリしてみせるオスカル・プジョル(チーム右京) photo:Satoru Kato
共に走り、サインをいただいた選手、握手してくれた選手、セルフィーに入ってくれた選手が、この後、クリテリウム、サイクルロードレースを闘うのだ。選手への親近感がグッと沸き、当然応援にも熱が入ることだろう。

ジャパンカップウイークエンドを100%楽しむならこのフリーランはマストだ。今まで知らなかったという方。来年はぜひご参加を!

楽しいその様子はフォトギャラリーとムービーでもお楽しみください。



text&photo:Yoshiyuki.UGAJIN
photo:Makoto.AYANO,Satoru.KATO
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