ブエルタ・ア・エスパーニャ第13ステージで大金星を挙げたオスカル・ロドリゲスをはじめ、総合首位を守ったヘスス・エラダ、マイヨロホ候補のナイロ・キンタナらのコメントを紹介しよう。


ステージ1位 オスカル・ロドリゲス(スペイン、エウスカディ・ムリアス)

劇的勝利を飾ったオスカル・ロドリゲス(スペイン、エウスカディ・ムリアス)劇的勝利を飾ったオスカル・ロドリゲス(スペイン、エウスカディ・ムリアス) (c)A.S.O.
今日のステージのことは頭にあったけれど、ここまで上手く噛み合うとは思っていなかった。バルベルデのような選手を打ち負かすためにはアタックが必要だけど、マイカが最後の上りで仕掛けた時は、頂上までに追いつくことは出来ない、負けると考えていたんだ。しかし、マイカとトゥーンスに追いつくことができた時、彼らの表情は辛そうだった。そこで少しだけ自分を追い込み、2人を抜き去ったんだ。

自分はペースの変化に苦しむライダーだから自分のペースで登り続けるほうが良いと思った。フィニッシュでは自分を信じてくれた人、このために多くを捧げてくれたチームのことを考えて、大きな喜びを感じた。この勝利を最大級に喜ぶよ。勝つことなんて珍しいことだし、しかもブエルタでなんてね。

我々のチームは前進し続けるけど、大きく素晴らしいチームになるためには少しだけ助けが必要です。私にとって我々が行く全てのレースで戦えるファーストクラスのチーム新しいエウスカルテル・エウスカディが生まれた。今日、我々は多くのバスクのファンをみつけることが出来たよ。

ステージ2位 ラファル・マイカ(ポーランド、ボーラ・ハンスグローエ)

今日、体の調子は非常に良く感じていたし、チームは自分を助けるために素晴らしい仕事をしてくれた。そのことを誇りに思う。ラ・カンペローナへの厳しい上りで自分のすべてを出したが、ステージ優勝を掴むためには十分ではなかった。我々は計画したプランを全てを遂行したが勝つことが出来なく、本当に残念だよ。

トップを追うラファル・マイカ(ポーランド、ボーラ・ハンスグローエ)とディラン・トゥーンス(ベルギー、BMCレーシング)トップを追うラファル・マイカ(ポーランド、ボーラ・ハンスグローエ)とディラン・トゥーンス(ベルギー、BMCレーシング) (c)CorVos
ステージ3位 ディラン・トゥーンス(ベルギー、BMCレーシング)

急勾配の斜面でロドリゲスが、非常に速いスピードで我々を抜かしていく瞬間は本当に印象的だった。自分とマイカは何もすることができなかった。それは勝利のないトップ10入りを意味していた。最後の上りは自分向きだったけど、逃げからはいつだって簡単なわけではない。実際に今日の逃げに乗ったのはプラン通りではなかったんだ。それでも自分が行ったのはレース序盤が本当にカオスだったから。大きな集団にいることができれば、力をセーブできる。今日も最後のヒルクライムに向けてそうしていた。本当に今日は勝ちたかったんだ。だからこの成績は残念だ。

ステージ44位&マイヨ・ロホ ヘスス・エラダ(スペイン、コフィディス)

昨日も言ったことだけど、リーダージャージを可能な限り守るために我々は1日1日を大切に走っていく。明日の最終盤は今日と似ていて、同じような状況に直面するだろう。脚は本当に疲労している。第11ステージの日、逃げに乗るために多くの力を使い、その逃げでは明らかに多くの仕事をした。この2日間、風邪を引いているし、体は限界にあると感じている。非常に苦しんでいる。

今日は、最後の登り、特にハードなセクションは本当に辛かった。自分のように体重が70kgあるライダーと、キンタナやミゲルアンヘル(・ロペス)のようなライダーと感じ方は違う。残り3、4kmの地点で脱落してしまった。可能な限りタイムを失わないように自分のリズムを維持することに注力した。

マイヨロホをキープしたヘスス・エラダ(スペイン、コフィディス)マイヨロホをキープしたヘスス・エラダ(スペイン、コフィディス) (c)A.S.O
総合2位 サイモン・イエーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)

コフィディスは少しの間だけ集団をコントロールしていたが、すぐさま全てのチームから一人出して集団コントロールを助けることを決めた。モビスターがアスタナと途中の山岳で牽き始めると決める前の長時間は、我々が集団を牽引した。ジャックは最後の山岳で仕事をしてくれたし、ケルデルマンは良いテンポで走り続けてくれた。

集団は自分が残り1km地点でアタックするまで膠着状態にあった。アタック後はナイロ(キンタナ)とドラッグレースのように戦い、我々は平坦区間まで横並びでスプリントをしていた。我々には少し差があり、フィニッシュまでのスプリント前に誰がコントロールし始めるか見合っていた。そして、キンタナは自分を置き去りにして、少し差を付けた。

今日は、大きな勝負がかかる週末の初日としては、自分とチームにとって良い日だった。何人かは弱点をさらけ出したけど、もちろん彼らは勝負に戻ってくるだろう。総合争いは本格的に始まった。

レース終盤つばぜり合いを繰り広げるナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)とサイモン・イエーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)レース終盤つばぜり合いを繰り広げるナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)とサイモン・イエーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット) (c)CorVos
総合3位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)

このリザルトは嬉しいね。みんなが期待しているような総合争いのブエルタが今日始まった。今日は、今大会で初めての本格的な山岳だったかもしれない。そこでライバルたちに対して得た数秒は、我々にとって良いものとなるだろう。今日のステージで重要だったことはライバルたちに対してギャップを生み出すことで、我々は目標を達成した。

それは決して簡単なことではなく、非常に困難だった。総合で驚異となるライダーを含む大きな逃げができたため、一日通してペースは速かったんだ。彼らとのギャップは少ないようには見えないかもしれないが、後々問題となる。リーダーチームは可能な限りハードワークをしていたけど、我々と幾つかのチームは逃げとの差が広がりすぎるのを防ぐために集団牽引に加わった。

ラ・カンペローナ、少なくとも最も厳しいセクションは本当に短いながらも爆発的で、このような登りでは自分よりも優れたライダーがいるかもしれないが、今日のところは幸い上手くこなせた。自分たちがどのようなポジションにいるのか、上手く行けば差を広げられるのか、長い登りが登場するのを待ってみよう。脚の良いコンディションがキープできるように願っている。チームは士気を上げるいい仕事をしてくれている。明日のレス・プラエレスは知らないが、フィニッシュまでの登りを考えればタフな一日になると思う。

ヘスス・エラダは最後の登りで遅れたから明日も恐らく同じ様になるだろう。ジャージを守るためにはタイトなタイム差になると思う。でも、ブエルタはいつもサプライズが起きるからね…。

総合5位 ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

今日の調子は良かったし、チームは最後の登りまで自分が集団の先頭に居られるように守り続けてくれた。全ては順調に進んだけど、最後の急勾配でメカニカルトラブルが起こり、止まらざるを得なかった。チームカーは遠くにいたけれど、幸運なことに自分で問題を解決することができたんだ。もちろんタイムを失ったし、集団に戻るために力を使った。だからキンタナとイエーツがアタックした時は、リカバリーしきれてなく、何もすることができなかった。今日だけで20秒も失った。それは非常に大きな差だ。それでも次のステージでも戦い続けるよ。

総合順位をあげたミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)総合順位をあげたミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ) (c)A.S.O.
総合7位 ヨン・イザギレ(スペイン、バーレーン・メリダ)

予想していた通り、ラ・カンペローナでは全員が全力を尽くしていた。フィニッシュではタイムを失ってしまったが、自分は100%の力を出していた。短く、急勾配で爆発的なヒルクライムのようなシチュエーションでは、これ以上の力は出ないと思う。だから、自分のレースが出来て嬉しいと言うことができる。次の2ステージは非常に厳しいものだから、可能な限りリカバリーのことを考えなければならない。

全てを尽くしたというヨン・イザギレ(スペイン、バーレーン・メリダ)全てを尽くしたというヨン・イザギレ(スペイン、バーレーン・メリダ) (c)CorVos
総合8位 トニー・ギャロパン(フランス、アージェードゥーゼル・ラモンディアール)

今日はmoto GPのようだったよ。最後の登り手前の谷間では全力を出していたが、残り15~20km地点でパンクに見舞われた。最後の登りは麓から自分のペースで行くことを決め、できる限りのことを行った。自分は常にライバルのことを考えている。フィニッシュまでにイザギレやブッフマン、アルを追い抜くことができたので、満足できると思う。自分の調子は良い状態にあり、いつもと違うのは体重を落としてきていること。自分に全てを捧げてくれるチームを信頼しているが、我々は最後まで苦しむことになるだろう。


text:Gakuto Fujiwara
photo:CorVos,A.S.O.
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