リドレーを中心に展開する販売代理店のジェイピースポーツグループが2019年モデルの展示会を開催。先行発表したリドレーのNOAH FASTやスポーツラインに加え、日本国内限定のグライペルデザインのFENIX SL DISCや、HJCのミドルグレードヘルメットVALECO、ホイール中心のブランドとして仕切り直すフォルツァのプロダクトをお披露目した。



リドレー2019の最注目はNOAH FASTとジェイピースポーツグループ代表の川滝さんは言うリドレー2019の最注目はNOAH FASTとジェイピースポーツグループ代表の川滝さんは言う
ツール・ド・フランスの現場でセンセーショナルに新車「NOAH FAST」の発表を行ったリドレー。各社の2019年の日本展開モデル発表会が続く9月上旬、輸入販売代理店を務めるジェイピースポーツグループが、NOAH FASTの実車お披露目と共に取扱ラインアップの全容を明らかにした。

リドレーの2019年モデルは、NOAH、HELIUM、FENIXというロード3シリーズを中心に、TT/トライアスロン用のDEAN、フルサスMTBのSABLO、シクロクロスバイクX-NIGHT、スポーツラインとして新たに展開されるアルミロードHELIUM SLA、クロスバイクTEMPOが揃う。

最注目のバイクは言わずもがなNOAHシリーズの旗艦モデル「NOAH FAST」だ。既にツール・ド・フランスでの実戦投入、アンドレ・グライペルによるツアー・オブ・ブリテンのステージ2勝、ユーロバイクでの発表が行われているため、車体の様子などを写真や映像を通しチェックしている方も少なくないだろう。詳しいテック情報はツール発表時のレビュー記事に掲載しているため、気になる方はチェックしてほしい。

整流効果を生む「inmold F-Surface+」という溝を設けるテクノロジーが採用される整流効果を生む「inmold F-Surface+」という溝を設けるテクノロジーが採用される ステム一体型ハンドルによってワイヤー類の完全内装化を果たすステム一体型ハンドルによってワイヤー類の完全内装化を果たす フォーククラウンとダウンチューブのインテグレートデザインによりエアロダイナミクスを高めるフォーククラウンとダウンチューブのインテグレートデザインによりエアロダイナミクスを高める


今回の展示会で明らかになったのは日本国内での発売情報。欧州での発表の通りNOAH FASTはディスクブレーキ版を主体にしつつ、リムブレーキ版の2種類で展開される。いずれもフレームセットの販売で、価格は476,000円(税抜)だ。サイズはXSとSの2種類。

専用のステム一体型ハンドルバーはワンサイズの展開となっており、ステム長100mm、ハンドルバー幅400mmとのこと。フル内装化はエアロダイナミクスを向上させるキーポイントだが、ハンドルポジションはライダーにとって重要なポイント。今後他のフル内装可能ハンドルバーの扱いも検討しているという。

リドレー FENIX SL DISCリドレー FENIX SL DISC
レーシングスペックのロードバイクではFENIX SL DISCも注目バイク。FENIXシリーズのディスクブレーキモデルは昨年ハイエンド"SLX"グレードが数量限定で行われていたが、今季はミドルグレード"SL"のシマノ105完成車中心で展開されることになった。

注目のポイントは3種類のカラーのうち2種類がグライペルをトリビュートする限定モデルとなっていること。グライペルに供給されるバイクのヘッドチューブには彼をイメージしたゴリラが描かれることが多く、トレードマークとしてファンたちから親しまれてきた。そのゴリラデザインがFENIX SL DISCに与えられたのだ。

「来季グライペルがロット・スーダルを離れるということでゴリラデザインにできる機会は最後です。リドレーに多くのフィードバックをもたらしたグライペルへの感謝の気持ちを表すために、本人に許可を得てリドレーにゴリラデザインのバイクを作ってもらいました」とジェイピースポーツグループ代表の川滝さん。

FENIX SL DISCの注目モデルはゴリラデザインのグライペル・トリビュートカラーだFENIX SL DISCの注目モデルはゴリラデザインのグライペル・トリビュートカラーだ
FENIX SL DISCの通常カラーに採用される青色にはラメ入りだFENIX SL DISCの通常カラーに採用される青色にはラメ入りだ アグレッシブなカモフラージュパターンや、LET THE KEG TALKとレターが入れられるアグレッシブなカモフラージュパターンや、LET THE KEG TALKとレターが入れられる


実は、このゴリラデザインは日本でのみ数量限定で発売されるというスペシャルモデル。ロット・スーダルファン、グライペルファンには垂涎の一台だろう。ちなみに、グライペルはリドレーバイクを使用し始めた2012年から2018年の9月7日現在の間で98勝している。

通常ラインアップのカラーもリドレーらしいデザインだ。白色ベースにラメ入りの群青色、真紅のアクセントカラーが配されており、かつてリドレーバイクを使用していたカチューシャのロシアカラーや、フレンチトリコロール、イギリスの国旗など様々な連想が捗るカラーリングとなっている。いずれも価格は334,000円(税抜)。

レースバイクの2019年モデルとして展示会場で目を引いたのはシクロクロスバイクのX-NIGHTだ。U23カテゴリーの世界王者エリ・イゼルビットを擁するマーラックス・ビンゴールのチームカラーが採用されている。水色ベースにチェック模様と黒色のアクセントカラーがポップな雰囲気を演出する1台に仕上げられた。個性豊かなバイクが集まるシクロクロスレース会場でも目立てるだろう。

マーラックス・ビンゴールカラーのシクロクロスバイクX-NIGHTマーラックス・ビンゴールカラーのシクロクロスバイクX-NIGHT
ポップなチェック柄があしらわれるポップなチェック柄があしらわれる X-NIGHTの2019モデルはマーラックス・ビンゴールのチームカラーだX-NIGHTの2019モデルはマーラックス・ビンゴールのチームカラーだ


そして、リドレー2019年モデルの大きなトピックは、スポーツラインの展開が日本でも開始されることも挙げられる。これまで日本国内で扱われるモデルはレースバイクのみであったが、今回のエントリーカテゴリー拡充によって、リドレーブランドとしての選択肢が増えた。レースバイクほどのハイスペックは必要ないが、リドレーに乗りたいというリクエストに応えられる展開となっている。

ラインアップは先述したようにHELIUM SLAというロードバイクと、TEMPOというクロスバイクの2種類だ。HELIUM SLAはカーボンモデル同様のフォークや、SLXグレードの形状を踏襲したフレーム形状、溶接痕をきれいに整える処理など、エントリーグレードながら非常に充実した仕様のバイク。シマノSORA完成車で、価格は129,000円(税抜)。これからロードバイクを始めようとする方にピッタリだろう。

HELIUM SLAHELIUM SLA
エントリーグレードながら溶接痕が綺麗に整えられているエントリーグレードながら溶接痕が綺麗に整えられている ディレイラーハンガーまでカラーを統一するほどのこだわりだディレイラーハンガーまでカラーを統一するほどのこだわりだ


リドレー TEMPOリドレー TEMPO
TEMPOはスポーティーなルックスが特徴のクロスバイク。本国モデルとほぼ変わりないが、走行性能を維持させつつ日本の基準に適合させる設計にアレンジされている。この設計は、フラットペダルでの使用を前提としており、つま先がフロントホイールにヒットしないようなものだという。はじめてのスポーツバイクという方でも、曲がり角でホイールに足を当ててしまい体勢を崩すという心配が少なくなっている。

またスポーツラインは日本オリジナルカラーとなっていることもポイントだ。本国モデルでは黒ベースのモデルが多いため、ジェイピースポーツグループはクラシカルな胴抜きデザインを採用。レーシー過ぎない雰囲気を演出しており、街乗りにもサイクリングにもピッタリなバイクに仕上げられている。ロゴもレースモデルとは異なるクラシカルデザインを採用する。

フォルツァはホイール中心のブランドとなるそうだフォルツァはホイール中心のブランドとなるそうだ
フォルツァのホイールはクリンチャー仕様だフォルツァのホイールはクリンチャー仕様だ ハブはDTスイスの350だハブはDTスイスの350だ


リドレー社が展開するパーツブランド「FORZA(フォルツァ)」も本格的にラインアップされることに。これまではステムやハンドルを中心に手がけてきたが、これからはカーボンホイールをメインに据えるという。ファーストプロダクトは45mmハイトのカーボンクリンチャーホイール「R45-19C」だ。

ドイツの工場で生産されたリム、サピム製スポーク、DTスイスの350ハブというスペックのモデルであり、重量はリムブレーキモデルで1,380g、ディスクブレーキモデルで1,412gと軽量に仕上げられている。価格は260,000円(税抜)。トレーニングからレースまで幅広いシーンで活躍してくれるだろう。

moto GPでも採用実績のあるヘルメットブランドHJCからは、ミドルグレードのValecoとロット・スーダルの選手がTTで着用するADWATTが登場する。Valecoはラインアップされるモデルの中で最もベンチレーションホールが設けられたロードレース用ヘルメット。フラッグシップ"Ibex"のテクノロジーを踏襲しているため、優れたエアロダイナミクスにも期待できる。

HJCからはミドルグレードのValecoがリリースされるHJCからはミドルグレードのValecoがリリースされる
HJCのFurionとIbexには小豆色のようなニューカラーが登場するHJCのFurionとIbexには小豆色のようなニューカラーが登場する Ibexには彩度が黒にグラデーション変化してみえるチェックパターンが採用されるIbexには彩度が黒にグラデーション変化してみえるチェックパターンが採用される

オートバイヘルメットで得たテクノロジーを投入したTT用ヘルメットADWATTオートバイヘルメットで得たテクノロジーを投入したTT用ヘルメットADWATT ヘルメット内の空気を逃がす排気ポートと、空気の流れを整えるためのラインが設けられているヘルメット内の空気を逃がす排気ポートと、空気の流れを整えるためのラインが設けられている


また、このモデルにはアジアンフィットが用意される予定。これまでのHJCはヨーロピアンフィットとアジアンフィットの中間に位置する帽体であったが、より日本人にもマッチしやすい帽体となっているはずだ。価格は17,300円(税抜)。

ADWATTはHJCがオートバイヘルメットで培ったテクノロジーを惜しみなく投入して作られたTT用ヘルメット。後頭部に排気ポートや整流効果を期待させるリブなどが設けられている。シールドは日本の愛知県にある企業が生産したものが採用されたという。このシールドはオートバイも採用するもので、曇りや視界の歪みを抑えられるのだとか。価格は未定とのこと。

グラフィカルなウェアとシンプルなウェアが用意されるALEグラフィカルなウェアとシンプルなウェアが用意されるALE ジェイピースポーツグループはスピードプレイ対応のシディShotを取り扱うジェイピースポーツグループはスピードプレイ対応のシディShotを取り扱う


他にもジェイピースポーツグループが今季より取扱を開始したALEは、秋ごろにFDJの選手たちも着用するフラッグシップモデルをベースとした日本限定版をリリースする予定だという。また、シディのハイエンドモデル「Shot」のスピードプレイ対応4つ穴モデルも展示。主流ビンディングシステムが3つ穴という中にあって特殊なスピードプレイだが、専用シューズと組み合わせることで、ペダル本来の性能を発揮させられるはずだ。

リドレーを中心に扱うジェイピースポーツグループの2019年モデル。最注目のフラッグシップ「NOAH FAST」やグライペル・トリビュートモデルのようにレースモデルだけではなく、スポーツラインのロードやクロスバイク、HJCのミドルグレードなど手にしやすいモデルも充実していた。気になるバイクやギアがある方はお近くの取扱販売店でチェックしてみては?


text&photo:Gakuto Fujiwara
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