インドネシアで開催されているアジア大会のトラック競技3日目に、梶原悠未(筑波大学)が女子オムニアムで金メダル、近谷涼(チーム ブリヂストンサイクリング)が銀メダルを獲得。自転車競技日本代表のメダル数を10に伸ばした。



以下はJCFによるレポート。

スクラッチレースを走る梶原悠未(日本)スクラッチレースを走る梶原悠未(日本) (c)2018 JCF最終種目のポイントレースを走る梶原悠未(日本)最終種目のポイントレースを走る梶原悠未(日本) (c)2018 JCF

女子オムニアムの表彰台中央に上がる梶原悠未(日本)女子オムニアムの表彰台中央に上がる梶原悠未(日本) (c)2018 JCF
ジャカルタ・アジア大会第12日目(29日)自転車トラック競技・女子オムニアムで梶原悠未(筑波大学)が金メダルを獲得。オムニアムは1日に4種類のレース(スクラッチ、テンポレース、エリミネイション、ポイントレース)を走り、最終的な獲得ポイントで争う競技。昨シーズンのワールドカップ3戦、4戦の同種目で優勝している梶原は、スクラッチ3位、テンポレース1位、エリミネイション1位の暫定1位で最終種目のポイントレースに挑み、ポイントレースでは暫定2位の台湾と競合いながらも順調にポイントを重ね暫定首位をキープ、合計獲得ポイントを138とし、2位に8ポイント差で優勝した。

同日に開催された男子4キロ個人パシュートには、近谷涼(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が出場し、予選2位(4分26秒503)で決勝に進み、アジア新記録(4分19秒672)を出し予選を首位通過したPARK Sanghoon(韓国)と対戦したが敗れ、銀メダル獲得となった。

金メダルを掲げる梶原悠未(日本)金メダルを掲げる梶原悠未(日本) (c)2018 JCF
パク・サンホン(韓国)と男子個人パシュート決勝を走る近谷涼(日本)パク・サンホン(韓国)と男子個人パシュート決勝を走る近谷涼(日本) (c)2018 JCF男子個人パシュートの表彰台。近谷涼(日本)が銀メダル男子個人パシュートの表彰台。近谷涼(日本)が銀メダル (c)2018 JCF

銀メダルを獲得した近谷涼(日本)銀メダルを獲得した近谷涼(日本) (c)2018 JCF
梶原悠未のコメント

アジア選手権で二連覇しているので、今回は金メダルだけを狙ってきた。金メダルを獲得し、表彰台に立ったときはすごく嬉しかった。たくさんの方々に応援してもらったこと、会場に来てくれた母、サポートしてくれたチームに感謝の気持ちを伝えたい。スタッフの皆さんが全力でサポートしてくれたので、今日は自信をもって走ることができた。最初のスクラッチでは、1選手先行を許し、スプリントでも負けて3位だったが、次のテンポレースは得意なレースだったので、自分が一番強いという強い気持ちをもって走り、ここからは落ち着いて走ることができた。最後のポイントレースでも冷静にライバルたちのポイントを計算しながら走ることができた。

近谷涼のコメント

仕上がりについては満足できるものではなかったが、今できることはできたと思う。今回出場した全ての種目でメダルが取れて良かった。今年のアジア選手権で優勝しており、同じ年に開催されるアジア大会だったため、金メダルを取りたかった。しかし、韓国はすごく強く、今回の相手も今まで勝ったことがない相手。いいレースをして勝てたら良かったが力負けしてしまった。東京五輪でメダルを取ることを目標にやっており、そのためにはアジアのトップになることが必要。次は負けたくない。
女子オムニアム
1位 梶原悠未(日本) 138pts
2位 ファン・ティンイン(台湾) 126pts
3位 キム・ユーリ(韓国) 121pts
男子個人パシュート結果
1位 パク・サンホン(韓国)
2位 近谷涼(日本)
3位 アルチョム・ザハロフ(カザフスタン)
text&photo:JCF

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