2018/08/11(土) - 18:06
ツール・ド・フランスでステージ2勝を収めたUAEチームエミレーツのバイクを紹介。イタリア色濃くセットアップされた、コルナゴのC64、V2-r、CONCEPTなどを特集します。
ダニエル・マーティン(アイルランド)とアレクサンドル・クリストフ(ノルウェー)によるステージ2勝を収めたUAEチームエミレーツ。今年も継続してコルナゴを駆り、今ツールでも軽量化を果たしたオールラウンドフレームのC64、山岳用軽量モデルのV2-r、エアロロードのCONCEPT、そしてTTバイクのK.ONEという4車種を乗り分けていた。
黒地に赤、そしてアラブ首長国連邦のナショナルカラーである緑と白が入るチームバイクの中で、一際目立つホワイトカラーはヨーロッパ王者クリストフのバイク。スプリントステージでクリストフはCONCEPTを愛用し、一方クライマーのマーティンは基本的にV2-rに乗った他、パヴェステージでは多くのメンバーがV2-rを選んでいた。大幅な軽量化が行われV2-rに寄ったC64だが、現場ではそれぞれ明確に使い分けられているようだ。
前に紹介したモビスターと同じくPOWER2MAXを組み込んだカンパニョーロのSUPER RECORD EPSを使い、まだ機械式のみ設定されている12速コンポは導入されていない。ホイールもBORAシリーズ、タイヤはヴィットリア、ハンドル類はデダ・エレメンティと非常にイタリア色濃いアッセンブルがこのチームの特徴だ。
基本的にホイールはBORA ULTRA 50だが、ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)と同じくマーティンは前輪に35を選ぶことが多かった。TTでのディスクホイールはBORA ULTRA TTで、フロントにBORA WTO 77に加え80mmハイトのBORA ULTRA 80も使用しているのがモビスターとの違いだ。
なお、パヴェステージでのホイール交換の利便性を高めるために、リアのブレーキワイヤーにはシマノのクイックレリーズ式ケーブルアジャスターを使用していた。その他のパヴェカスタムはボトルケージの変更や、タイヤをヴィットリアのCORSA CONTROL(クリストフは25mm)への変更、上ハンドルのバーテープ下へのクッション材、35mmハイトホイールへの変更など。
ハンドル類は選手の好みで選択されているようだが、クリストフはモデルチェンジしたばかりのステム一体式ハンドルALANERAを使用。ただしパヴェステージで乗ったV2-rの場合は快適性重視のためか一般的なアルミステム+カーボンハンドルという組み合わせに変わっていた。なお、マーティンのハンドルはかつてアンドレ・グライペル(ベルギー)が愛用し、現在は廃盤となっている35mmクランプのトレンタチンクエ(SUPER LEGGERA)。
text:So.Isobe
photo:Makoto.AYANO
ダニエル・マーティン(アイルランド)とアレクサンドル・クリストフ(ノルウェー)によるステージ2勝を収めたUAEチームエミレーツ。今年も継続してコルナゴを駆り、今ツールでも軽量化を果たしたオールラウンドフレームのC64、山岳用軽量モデルのV2-r、エアロロードのCONCEPT、そしてTTバイクのK.ONEという4車種を乗り分けていた。
黒地に赤、そしてアラブ首長国連邦のナショナルカラーである緑と白が入るチームバイクの中で、一際目立つホワイトカラーはヨーロッパ王者クリストフのバイク。スプリントステージでクリストフはCONCEPTを愛用し、一方クライマーのマーティンは基本的にV2-rに乗った他、パヴェステージでは多くのメンバーがV2-rを選んでいた。大幅な軽量化が行われV2-rに寄ったC64だが、現場ではそれぞれ明確に使い分けられているようだ。
前に紹介したモビスターと同じくPOWER2MAXを組み込んだカンパニョーロのSUPER RECORD EPSを使い、まだ機械式のみ設定されている12速コンポは導入されていない。ホイールもBORAシリーズ、タイヤはヴィットリア、ハンドル類はデダ・エレメンティと非常にイタリア色濃いアッセンブルがこのチームの特徴だ。
基本的にホイールはBORA ULTRA 50だが、ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)と同じくマーティンは前輪に35を選ぶことが多かった。TTでのディスクホイールはBORA ULTRA TTで、フロントにBORA WTO 77に加え80mmハイトのBORA ULTRA 80も使用しているのがモビスターとの違いだ。
なお、パヴェステージでのホイール交換の利便性を高めるために、リアのブレーキワイヤーにはシマノのクイックレリーズ式ケーブルアジャスターを使用していた。その他のパヴェカスタムはボトルケージの変更や、タイヤをヴィットリアのCORSA CONTROL(クリストフは25mm)への変更、上ハンドルのバーテープ下へのクッション材、35mmハイトホイールへの変更など。
ハンドル類は選手の好みで選択されているようだが、クリストフはモデルチェンジしたばかりのステム一体式ハンドルALANERAを使用。ただしパヴェステージで乗ったV2-rの場合は快適性重視のためか一般的なアルミステム+カーボンハンドルという組み合わせに変わっていた。なお、マーティンのハンドルはかつてアンドレ・グライペル(ベルギー)が愛用し、現在は廃盤となっている35mmクランプのトレンタチンクエ(SUPER LEGGERA)。
text:So.Isobe
photo:Makoto.AYANO
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