2級山岳クロワヌーヴで繰り広げられた密度の濃いステージ優勝争いとマイヨジョーヌ争い。逃げ切ったフライレや独走勝利を逃したストゥイヴェン、マイヨジョーヌを守ったトーマスら、ツール第14ステージで戦いを繰り広げた選手たちのコメントを紹介します。



ステージ優勝 オマール・フライレ(スペイン、アスタナ)

2級山岳クロワヌーヴへ逃げ切ったオマール・フライレ(スペイン、アスタナ)2級山岳クロワヌーヴへ逃げ切ったオマール・フライレ(スペイン、アスタナ) photo:Makoto.AYANO
(先行していた)ジャスパー・ストゥイヴェンに追いつくと信じてアタック。向かい風が吹く中を長い時間独走している彼は間違いなく疲れ切っていると思っていた。だから麓から一気にペースを上げて、できるだけ早く捕まえてしまおうと思ったんだ。

スペイン人選手と相性の良いマンドのステージで優勝するなんて本当に信じられない。キャリアをスタートさせた時、ツールでステージ優勝するなんて全くイメージできていなかった。ツールのメンバーに選ばれただけでもビッグニュースだったのに、ステージ優勝するなんて。大会が始まってから最初の1週間はレベルの高さに驚いたけど、徐々に馴染んでいった。

今日は開幕前から逃げでチャンスを狙おうとチームで話し合っていたステージだった。これからはヤコブ・フルサングのサポートに徹するよ。

ステージ2位 ジュリアン・アラフィリップ(フランス、クイックステップフロアーズ)

3番手で2級山岳クロワヌーヴを登るジュリアン・アラフィリップ(フランス、クイックステップフロアーズ)3番手で2級山岳クロワヌーヴを登るジュリアン・アラフィリップ(フランス、クイックステップフロアーズ) photo:Kei Tsuji
ジャスパー・ストゥイヴェンを追いかける追走グループは牽制し合っていたけど、イヴ・ランパールトとフィリップ・ジルベールの2人が自分のために力強い牽引を見せてくれた。

最後の登りにフォーカスしていたものの、初めての登りだったので勝手がわからず。フライレのアタックにはあえて反応しなかったけど、結果的にはそれが仇となってしまった。ステージ優勝を逃してしまったけど後悔はないよ。今日は最も強い選手が勝った。

ステージ3位 ジャスパー・ストゥイヴェン(ベルギー、トレック・セガフレード)

フライレに続き2級山岳クロワヌーヴを登るジャスパー・ストゥイヴェン(ベルギー、トレック・セガフレード)フライレに続き2級山岳クロワヌーヴを登るジャスパー・ストゥイヴェン(ベルギー、トレック・セガフレード) photo:Makoto.AYANO
後手に回りたくてなくて自分から動いた。イサギレとスラフテルが先頭交代を嫌がり始めたのでアタック。結果的には早すぎる仕掛けだったのかもしれないけど、逃げ集団の中には強力なクライマーが沢山いたので、最後の登りまで待っていても勝機はなかった。だから早めに動いたんだ。

最後の10%の坂は地獄だった。ペースを刻んで登ろうとしたけどもう限界で、追い抜いていくフライレに反応する力は残っていなかった。昨日の時点で軽量バイクと選ぶべきかエアロバイクを選ぶべきか迷って、結局後者を選んだ。独走している時はエアロバイクの恩恵を受けたけど、最後の登りだけは・・・と言っても結果は変わらなかったと思う。ステージ敢闘賞がせめてもの救いだ。

ステージ4位 ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)

2級山岳クロワヌーヴを登るペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)2級山岳クロワヌーヴを登るペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ) photo:Makoto.AYANO
今日は無計画だった。逃げ集団に入る予定はなかったけど、メイン集団内で走っているのと強度的には変わらなかったと思う。そしてステージ4位という結果は全く予想していなかった。ステージ優勝なんて到底無理だと思っていたので、結果を嬉しく受け取っている。ジュリアン・アラフィリップのアタックは強烈だったし、向かい風は強かったし、勾配もきつかった。とにかく厳しいフィナーレだった。

トーマスから8秒奪ったプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ロットNLユンボ)

2級山岳クロワヌーヴを登るプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ロットNLユンボ)2級山岳クロワヌーヴを登るプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ロットNLユンボ) photo:Makoto.AYANO
チャンスがあれば狙っていくのが自分のスタイル。今日もチームスカイが完璧に状況をコントロールしていたけど、挑戦してみる価値はあった。決して大きなタイムは奪えなかったけど、8秒得るのは8秒失うよりずっといい。

ここまで良い形でレースを進めているので、現実的になりながら、引き続きこのまま走り続けたい。自分にとって3回目のグランツールなのでまだまだ学ぶことが沢山ある。総合争いが決まるのはピレネーであり、最後の数日で状況が一変することもある。

マイヨジョーヌ ゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)

今日は何が起こるか予想しにくかった。プリモシュ・ログリッチェが少しタイムを挽回したけど、そこに危機感はなかった。最も印象的だったのはトム・デュムランの走り。ラルプデュエズでもそうだったけど、彼は苦しんでいるのか苦しんでいないのか分かりにくい。

今日もアシスト体制はばっちりだったし、今の状況に満足している。明日のステージを乗り切ってからピレネーに向けての作戦を立てたい。個人的には未知の領域にいる。間違いないのは、引き続きチームとして戦うこと。

マイヨジョーヌのゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)マイヨジョーヌのゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ) photo:Kei Tsuji
総合2位 クリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ)

総合トップ3の間に変動は生まれなかったけど、結果には満足している。最後の2級山岳はとてもタフだった。集団がバラバラになったことからも厳しさが分かると思う。短い登りだったけどしっかりとタイム差がついた。

G(トーマス)と自分が交互にアタックすれば、ライバルたちにとっては相当厄介だと思う。トム(デュムラン)の調子はすこぶる良さそう。今日も彼は良いアタックを繰り出したし、この先のステージでも彼の動きが鍵になる。彼がチームスカイにとって最も大きな脅威だ。

総合3位 トム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)

2級山岳クロワヌーヴを登るトム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)とマイヨジョーヌグループ2級山岳クロワヌーヴを登るトム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)とマイヨジョーヌグループ photo:Makoto.AYANO
(トーマスとフルームと)力が拮抗している。アルプスに続いて今日もタイム差がつかなかった。最終週に入るとこのバランスがどうなるのかが楽しみだ。

今日はまず最初に自分がアタックするとトーマスが食らい付いてきた。すると、遅れて追い付いてきたフルームがカウンターアタック。それを詰めにかかったのがトーマスで、自分はその番手につけていた。彼らはチームメイトが先行するのを嫌っているかのようだった。

ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)

最も重要なのは、トップライダーたちの戦いの中に再び加わることができたこと。急勾配の登りでライバルたちに食らいつき、最後はちぎれてしまったものの、自分の走りには満足している。昨日より暑さが和らいだことも自分に味方したと思う。すでに総合で遅れてしまっているけど、決して諦めることなく戦い続けたい。

ロマン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼール)

2級山岳クロワヌーヴを登るロマン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼール)2級山岳クロワヌーヴを登るロマン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼール) photo:Makoto.AYANO
序盤からずっと勝負が始まるのを待ち続け、最後は全開での登坂勝負になった。確かに良い結果とは言えないけど、これが全力を尽くした結果。身体はもちろん疲れているけど、ピレネーが楽しみだ。

パンクでタイムを失ったダニエル・マーティン(アイルランド、UAEチームエミレーツ)

最後の登りが始まる直前という最悪のタイミングでパンクした。リスク承知で沿道の砂利の部分を走っている時にパンクしてしまったんだ。今日は序盤からハイスピードな展開で集団がばらけたけど、峠道に入れば集団が繋がるとわかっていたから誰もパニックになっていなかった。とにかく変な1日だった。

text:Kei Tsuji in Mende, France
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