折り返しを迎えたジロ・ローザ第5ステージ。3名が逃げ切り、総合3位につけていたルス・ウィンダー(アメリカ、サンウェブ)がマリアローザを獲得。不調に苦しんだ與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ)は3分51秒遅れでフィニッシュしている。
地元の大声援に応えるエリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、ウィグル・ハイファイブ) (c)CorVos
マリアローザを着用したリア・キルヒマン(カナダ、サンウェブ) (c)CorVos
イタリアで開催中の女子ステージレースの最高峰、ジロ・ローザは折り返しの5日目。この日は與那嶺恵理が所属するウィグル・ハイファイブの総合エース、エリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア)の地元を走る117.7kmのコースが用意された。
オルタ湖沿いを巡り、標高600m近い2級山岳も用意されたアップダウンコースでは、序盤から10名程度の逃げグループが先行した。しかし山岳を前に活性化したメイン集団が逃げを飲み込み、総合勢による登坂バトルが勃発。「今日は身体のフィーリングがとても悪かった」と言う與那嶺は遅れ、山岳賞ランキング首位のロンゴボルギーニはKOMでポイント加算に成功している。
標高500mほどの山間を走る (c)CorVos
ロングスパートを成功させたルス・ウィンダー(アメリカ、サンウェブ) (c)CorVos
1分17秒遅れのメイン集団先頭はマリアンヌ・フォス(オランダ、ワオディールス)が確保 (c)CorVos
マリアローザに袖を通したルス・ウィンダー(アメリカ、サンウェブ) (c)CorVos
30名程度に絞り込まれた集団からはステージ優勝狙いの選手たちが飛び出した。総合3位のルス・ウィンダー(アメリカ、サンウェブ)、シクロクロス選手として来日経験を持つアリーチェマリア・アルツッフィ(イタリア、ビスカヤ・デュランゴ)、そしてタイラー・ワイルス(アメリカ、トレック・ドロップス)という3名は、アタックと吸収を繰り返したことでペースを落とした集団を尻目にリードを拡大していった。
最終的に3名は1分以上のリードを保ったままフィニッシュ地点にたどり着き、ロングスパートを成功させたウィンダーが勝利。マリアンヌ・フォス(オランダ、ワオディールス)を先頭に飛び込んだ集団から1分17秒先行したことで、ウィンダーはチームメイトのリア・キルヒマン(カナダ、サンウェブ)からマリアローザを引き継ぐこととなった。サンウェブチーム内でのマリアローザ着用者は今大会既に4人目だ。
また、登りで苦しんだ與那嶺は第3グループでフィニッシュしている。以下は本人から送られたレースレポートを紹介。
ジロローザ5日目。今日は身体のフィーリングが非常に悪かったです。弱い...。コースは本格的な登りが始まります。チームの作戦はエリサのフォロー。そして彼女の地元。逃げには私かオードレーが乗り、エリサのために前待ちを。
ジョルジア・ブロンジーニ(イタリア、サイランスプロサイクリング)の番手で走る與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ) (c)Vélofocus/Wiggle High5
スタート後、出入り激しく私もチェックに入りながら。そして、チームメイトのエミリアを乗せた10名ほどの逃げが決まり、一度お役目御免。80km過ぎの本格的な登りまでテンポで進みます。そして70kmで逃げをキャッチし登り口へ。ほぼフルスプリントで登りに突入しました。
エリサを含む30名ほどの先頭集団はあっという間に前方へ。私は身体が動かず、登りの感覚が悪く耐えきれず後退。10名ほどのセカンドグループで15分ほど登りますが。しかしそこでも耐えきれず5名ほどのサードグループで粘りながら登りきり、前を追って追走のローテーションを回しますがキャッチアップできず。
10名のセカンドグループは先頭集団へ戻り、私がいた5名のサードグループは後方に吸収。ジ・エンドでした。
チームはエリサ以外誰も先頭集団へ乗せることが出来ず、エリサは単騎での戦いとなってしまいました。私は何をしに来たんだろう。普段出せるフォーマンスが出せない日でした。
「今日は身体のフィーリングがとても悪かった」與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ) (c)Vélofocus/Wiggle High5
エリサの地元で彼女は勝利を目指して激しく攻撃を続けていました。私は何も出来ない、登れない自分に本当に腹が立ち、とても悲しくなりました。
明日の第6ステージは上りゴール。一気に900mを登ります。明日は脚が動きますように。日々丁寧に、無事これ名馬でゴールを目指します。


イタリアで開催中の女子ステージレースの最高峰、ジロ・ローザは折り返しの5日目。この日は與那嶺恵理が所属するウィグル・ハイファイブの総合エース、エリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア)の地元を走る117.7kmのコースが用意された。
オルタ湖沿いを巡り、標高600m近い2級山岳も用意されたアップダウンコースでは、序盤から10名程度の逃げグループが先行した。しかし山岳を前に活性化したメイン集団が逃げを飲み込み、総合勢による登坂バトルが勃発。「今日は身体のフィーリングがとても悪かった」と言う與那嶺は遅れ、山岳賞ランキング首位のロンゴボルギーニはKOMでポイント加算に成功している。




30名程度に絞り込まれた集団からはステージ優勝狙いの選手たちが飛び出した。総合3位のルス・ウィンダー(アメリカ、サンウェブ)、シクロクロス選手として来日経験を持つアリーチェマリア・アルツッフィ(イタリア、ビスカヤ・デュランゴ)、そしてタイラー・ワイルス(アメリカ、トレック・ドロップス)という3名は、アタックと吸収を繰り返したことでペースを落とした集団を尻目にリードを拡大していった。
最終的に3名は1分以上のリードを保ったままフィニッシュ地点にたどり着き、ロングスパートを成功させたウィンダーが勝利。マリアンヌ・フォス(オランダ、ワオディールス)を先頭に飛び込んだ集団から1分17秒先行したことで、ウィンダーはチームメイトのリア・キルヒマン(カナダ、サンウェブ)からマリアローザを引き継ぐこととなった。サンウェブチーム内でのマリアローザ着用者は今大会既に4人目だ。
また、登りで苦しんだ與那嶺は第3グループでフィニッシュしている。以下は本人から送られたレースレポートを紹介。
ジロローザ5日目。今日は身体のフィーリングが非常に悪かったです。弱い...。コースは本格的な登りが始まります。チームの作戦はエリサのフォロー。そして彼女の地元。逃げには私かオードレーが乗り、エリサのために前待ちを。

スタート後、出入り激しく私もチェックに入りながら。そして、チームメイトのエミリアを乗せた10名ほどの逃げが決まり、一度お役目御免。80km過ぎの本格的な登りまでテンポで進みます。そして70kmで逃げをキャッチし登り口へ。ほぼフルスプリントで登りに突入しました。
エリサを含む30名ほどの先頭集団はあっという間に前方へ。私は身体が動かず、登りの感覚が悪く耐えきれず後退。10名ほどのセカンドグループで15分ほど登りますが。しかしそこでも耐えきれず5名ほどのサードグループで粘りながら登りきり、前を追って追走のローテーションを回しますがキャッチアップできず。
10名のセカンドグループは先頭集団へ戻り、私がいた5名のサードグループは後方に吸収。ジ・エンドでした。
チームはエリサ以外誰も先頭集団へ乗せることが出来ず、エリサは単騎での戦いとなってしまいました。私は何をしに来たんだろう。普段出せるフォーマンスが出せない日でした。

エリサの地元で彼女は勝利を目指して激しく攻撃を続けていました。私は何も出来ない、登れない自分に本当に腹が立ち、とても悲しくなりました。
明日の第6ステージは上りゴール。一気に900mを登ります。明日は脚が動きますように。日々丁寧に、無事これ名馬でゴールを目指します。
ステージ結果
1位 | ルス・ウィンダー(アメリカ、サンウェブ) | 3h01'06" |
2位 | タイラー・ワイルス(アメリカ、トレック・ドロップス) | +01" |
3位 | アリーチェマリア・アルツッフィ(イタリア、ビスカヤ・デュランゴ) | |
4位 | マリアンヌ・フォス(オランダ、ワオディールス) | +1'17" |
5位 | メーガン・グアルニエール(アメリカ、ブールスドルマンス) | |
6位 | エリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、ウィグル・ハイファイブ) | |
7位 | マリアジュリア・コンファロニエーリ(イタリア、ヴァルカーPBM) | |
8位 | アマンダ・スプラット(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | |
9位 | ソラヤ・パラディン(イタリア、アレ・チッポリーニ) | |
10位 | ナディア・クゥァリオット(イタリア、トップガールズ・ファッサボルトロ) | |
58位 | 與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ) | +3'51" |
個人総合成績
1位 | ルス・ウィンダー(アメリカ、サンウェブ) | 12h39'36" |
2位 | リア・キルヒマン(カナダ、サンウェブ) | +1'18" |
3位 | ルシンダ・ブラント(オランダ、サンウェブ) | +1'24" |
4位 | アマンダ・スプラット(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | +1'29" |
5位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、ミッチェルトン・スコット) | |
6位 | エレン・ファンダイク(オランダ、サンウェブ) | +1'35" |
7位 | ロッタ・レピスト(フィンランド、サーヴェロ・ビグラ) | +1'42" |
8位 | セシリーウトラップ・ルドヴィグ(デンマーク、サーヴェロ・ビグラ) | +1'50" |
9位 | アシュレー・ミールマンパシオ(南アフリカ、サーヴェロ・ビグラ) | |
10位 | カタジナ・ニエウィアドーマ(ポーランド、キャニオン・スラム) | +2'01" |
ポイント賞
1位 | クリスティン・ウィルド(オランダ、ウィグル・ハイファイブ) | 31pts |
2位 | ジョリーン・ドール(ベルギー、ミッチェルトン・スコット) | 30pts |
3位 | マリアンヌ・フォス(オランダ、ワオディールス) | 23pts |
山岳賞
1位 | エリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、ウィグル・ハイファイブ) | 14pts |
2位 | アマンダ・スプラット(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | 10pts |
3位 | カタジナ・ニエウィアドーマ(ポーランド、キャニオン・スラム) | 7pts |
ヤングライダー賞
1位 | ソフィア・ベルティッツォーロ(イタリア、アスタナ・ウィメンズ) | 12h42'42" |
2位 | ジュリエット・ラボウ(フランスサンウェブ) | +1'24" |
3位 | アリーチェ・ガスパリーニ(イタリア、ユーロターゲット・ビアンキ・ヴィタサナ) | +2'45" |
チーム総合成績
1位 | サンウェブ | 37h25'01" |
2位 | サーヴェロ・ビグラ | +1'39" |
3位 | ビスカヤ・デュランゴ | +3'43" |
text:So.Isobe
photo:CorVos,Vélofocus/Wiggle High5
photo:CorVos,Vélofocus/Wiggle High5
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