ハンマーシリーズ2日目にもミッチェルトン・スコットが大活躍。要所要所で逃げにメンバーを送り込んで優勝し、翌日のハンマーチェイス第1出走権を得た。
ハンマーシリーズ2日目の「ハンマースプリント(9.2km×10周=92km)」も、前日に開催されたハンマークライム同様に毎周回ごとにポイントが設定されたポイントレース形式のレース。フィニッシュライン通過時の上位10名選手にポイントが与えられ、3周目、6周目、10周目は2倍ポイント。総合ポイントで順位が争われ、上位10チームには最大15秒のボーナスタイムが与えられる。ポイント配分は以下の通り。
ハンマーシリーズ2日目の「ハンマースプリント(9.2km×10周=92km)」も、前日に開催されたハンマークライム同様に毎周回ごとにポイントが設定されたポイントレース形式のレース。フィニッシュライン通過時の上位10名選手にポイントが与えられ、3周目、6周目、10周目は2倍ポイント。総合ポイントで順位が争われ、上位10チームには最大15秒のボーナスタイムが与えられる。ポイント配分は以下の通り。
ハンマークライム/ハンマースプリント ポイント配分
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 |
100pts | 81pts | 66pts | 53pts | 43pts | 35pts | 28pts | 23pts | 19pts | 15pts |
昨日の着順と合計して総合成績に直結する翌日のハンマーチェイス出走順が決まるため、この日もスタート直後から激しいアタック合戦が展開されることとなる。
逃げるダリル・インピー(南アフリカ、ミッチェルトン・スコット) (c)www.hammerseries.com
序盤の掛合いからエドワード・トゥーンス(ベルギー、トレック・セガフレード)やレオナルド・バッソ(イタリア、チームスカイ)、ラルス・ボーム(オランダ、ロットNLユンボ)ら11名が抜け出し、最初のスプリントポイントではトゥーンスが先着。激しい流れの中で2周目はアレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、UAEチームエミレーツ)が1位通過を果たしている。
直後に生まれたダリル・インピー(南アフリカ、ミッチェルトン・スコット)とシュテファン・キュング(スイス、BMCレーシング)の逃げは追走を振り切り、ポイント2倍となる3回目のスプリントポイントに到着してインピーが先頭通過。2人は協調体勢を組んだため次周回はキュングが先着し、この時点でミッチェルトン・スコットが前日に続いて暫定首位に立った。
ダリル・インピー(南アフリカ、ミッチェルトン・スコット)とシュテファン・キュング(スイス、BMCレーシング)が逃げる (c)www.hammerseries.com
2名を追いかける集団。序盤から出入りの激しい展開が繰り広げられた (c)www.hammerseries.com
6周目のスプリントポイントをインピーが先着すると、背後に迫った集団内では別府史之(トレック・セガフレード)がポイントを加算。別府が入った集団はここでインピーとキュングを捕まえ、2回目の2倍得点となる6周目はソーレンクラーク・アンデルセン(デンマーク、サンウェブ)が先頭通過を果たしている。
出入りの激しい展開からニキ・テルプストラ(オランダ、クイックステップフロアーズ)ら8名が逃げ、首位を突き進むミッチェルトン・スコットは2名を送り込む事に成功。リードアウトを得たロジェ・クルーゲ(ドイツ、ミッチェルトン・スコット)が7周目の先頭通過を果たしたため、チームは2位サンウェブに対して100ポイント以上までリードを広げた。
8名の逃げはメイン集団を押さえたまま次のスプリントポイントに到達し、アンデルセンはこの日2回目の先頭通過に成功。9周目手前では前日のハンマークライムでも得点を稼いだルーカス・ハミルトン(オーストラリア)が単独逃げに持ち込み、またしてもミッチェルトン・スコットが加点した。
最後はハミルトンを捕まえた集団によるスプリントとなり、伸び悩むクリストフやフィル・バウハウス(ドイツ、サンウェブ)をパスしたクリストファー・ハルヴォルセン(ノルウェー、チームスカイ)が先着している。
2日目も優勝したミッチェルトン・スコット (c)www.hammerseries.com
結局、要所要所で逃げにメンバーを送り込んだミッチェルトン・スコットは首位を譲らず、合計1058ポイントで2位サンウェブ(984ポイント)を抑えて2日連続優勝を達成。3位にチームスカイ(800ポイント)、4位にBMCレーシング(623ポイント)と続き、NIPPOヴィーニファンティーニ・エウロパオヴィーニはエドゥアルド・グロス(イタリア)の働きで7位に。昨年のハンマースプリントで優勝したトレック・セガフレードは242ポイントの10位となった。

序盤の掛合いからエドワード・トゥーンス(ベルギー、トレック・セガフレード)やレオナルド・バッソ(イタリア、チームスカイ)、ラルス・ボーム(オランダ、ロットNLユンボ)ら11名が抜け出し、最初のスプリントポイントではトゥーンスが先着。激しい流れの中で2周目はアレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、UAEチームエミレーツ)が1位通過を果たしている。
直後に生まれたダリル・インピー(南アフリカ、ミッチェルトン・スコット)とシュテファン・キュング(スイス、BMCレーシング)の逃げは追走を振り切り、ポイント2倍となる3回目のスプリントポイントに到着してインピーが先頭通過。2人は協調体勢を組んだため次周回はキュングが先着し、この時点でミッチェルトン・スコットが前日に続いて暫定首位に立った。


6周目のスプリントポイントをインピーが先着すると、背後に迫った集団内では別府史之(トレック・セガフレード)がポイントを加算。別府が入った集団はここでインピーとキュングを捕まえ、2回目の2倍得点となる6周目はソーレンクラーク・アンデルセン(デンマーク、サンウェブ)が先頭通過を果たしている。
出入りの激しい展開からニキ・テルプストラ(オランダ、クイックステップフロアーズ)ら8名が逃げ、首位を突き進むミッチェルトン・スコットは2名を送り込む事に成功。リードアウトを得たロジェ・クルーゲ(ドイツ、ミッチェルトン・スコット)が7周目の先頭通過を果たしたため、チームは2位サンウェブに対して100ポイント以上までリードを広げた。
8名の逃げはメイン集団を押さえたまま次のスプリントポイントに到達し、アンデルセンはこの日2回目の先頭通過に成功。9周目手前では前日のハンマークライムでも得点を稼いだルーカス・ハミルトン(オーストラリア)が単独逃げに持ち込み、またしてもミッチェルトン・スコットが加点した。
最後はハミルトンを捕まえた集団によるスプリントとなり、伸び悩むクリストフやフィル・バウハウス(ドイツ、サンウェブ)をパスしたクリストファー・ハルヴォルセン(ノルウェー、チームスカイ)が先着している。

結局、要所要所で逃げにメンバーを送り込んだミッチェルトン・スコットは首位を譲らず、合計1058ポイントで2位サンウェブ(984ポイント)を抑えて2日連続優勝を達成。3位にチームスカイ(800ポイント)、4位にBMCレーシング(623ポイント)と続き、NIPPOヴィーニファンティーニ・エウロパオヴィーニはエドゥアルド・グロス(イタリア)の働きで7位に。昨年のハンマースプリントで優勝したトレック・セガフレードは242ポイントの10位となった。
ハンマーシリーズ・スタヴァンゲル2018 ハンマースプリント結果
1位 | ミッチェルトン・スコット | 1058pts |
2位 | サンウェブ | 984pts |
3位 | チームスカイ | 800pts |
4位 | BMCレーシング | 623pts |
5位 | クイックステップフロアーズ | 476pts |
6位 | UAEチームエミレーツ | 420pts |
7位 | NIPPOヴィーニファンティーニ・エウロパオヴィーニ | 374pts |
8位 | ロットNLユンボ | 358pts |
9位 | ロット・スーダル | 256pts |
10位 | トレック・セガフレード | 242pts |
11位 | EFエデュケーションファースト・ドラパック | 193pts |
12位 | イスラエルサイクリングアカデミー | 181pts |
13位 | アクアブルースポート | 46pts |
14位 | カハルーラル・セグロスRGA | 0pts |
この結果によって翌日のハンマーチェイスのAグループ(1位〜7位決定戦)には、ミッチェルトン・スコットが先頭スタートすることに。サンウェブやチームスカイが続き、ハンマークライムで8位、ハンマースプリントで7位となったNIPPOヴィーニファンティーニ・エウロパオヴィーニもAグループに滑りこんでいる。
Aグループ(1位〜7位決定戦)出走順と出走タイム差
第1出走 | ミッチェルトン・スコット | +0秒 |
第2出走 | サンウェブ | +30秒 |
第3出走 | チームスカイ | +58秒 |
第4出走 | BMCレーシング | +1分23秒 |
第5出走 | クイックステップフロアーズ | +1分46秒 |
第6出走 | ロットNLユンボ | +2分07秒 |
第7出走 | NIPPOヴィーニファンティーニ・エウロパオヴィーニ | +2分27秒 |
text:So.Isobe
photo:www.hammerseries.com
photo:www.hammerseries.com
Amazon.co.jp