休息日明けのTT決戦を終えた選手たちのコメントを紹介。ステージ優勝したローハン・デニス(オーストラリア、BMCレーシング) やリードを守ったサイモン・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)など、総合メンバーの言葉を中心に1日を振り返る。



トップタイムで優勝したローハン・デニス(オーストラリア、BMCレーシング)

ステージ初優勝を飾ったローハン・デニス(オーストラリア、BMCレーシング)ステージ初優勝を飾ったローハン・デニス(オーストラリア、BMCレーシング) photo:Kei Tsuji
もともと今回のジロではイスラエルの開幕TTと、今日で2勝することを目標に臨んでいた。イスラエルでは勝てなかったけれどマリアローザを手に入れて、今日はチームのハードワークにステージ優勝と総合トップ10へのカムバックで報いることができたからとても嬉しいよ。いつもTTでは僕にチャンスがあるけれど、グランツールでのステージ優勝は格別。特に総合順位を回復できたので余計にハッピーだ。

第1中間計測ではマルティンを15秒上回っていたけれど、第2中間計測でのタイム差は6秒。マルティンのフィニッシュタイムを聞いてこれは負けるかもしれないと思っていたよ。でも無線でマルコ・ピノッティ監督が叫び続けてくれていたし、フィニッシュゲートのタイム表示もマルティンからのビハインドが表示されていなかったので、これは勝ったのかも知れない、と感じた。すぐに皆が僕が一番だったと教えてくれたので勝利を確信できたよ。

オーストラリアチャンピオンジャージを着るローハン・デニス(オーストラリア、BMCレーシング) オーストラリアチャンピオンジャージを着るローハン・デニス(オーストラリア、BMCレーシング) (c)CorVos
総合トップ10に舞い戻ることができて満足している。でもクライマーたちからもっと大きなタイム差を奪いたかった気持ちもある。これからの目標は総合トップ10に残ること。僕の走り方としてはなるべくクライマーたちに食らいついていくことしかない。自分も苦しむだろうし、ライバル勢も苦しむだろう。誰もが総合順位アップを狙って攻めてくるだろうし、全員にとって厳しい戦いになる。どこまでやれるか分からないけれど最善を尽くしていきたい。

ステージ2位のトニ・マルティン(ドイツ、カチューシャ・アルペシン)

ドイツ王者のトニ・マルティン(ドイツ、カチューシャ・アルペシン)ドイツ王者のトニ・マルティン(ドイツ、カチューシャ・アルペシン) (c)CorVos
あれだけ長くホットシートを守ったのに、最後の最後に負けてしまったので余計に残念だ。でも、デニスは強力なライバルの一人だと思っていたで仕方がない。自分の走りには満足している。ここ最近は個人TTでうまく走れていなかったけれど、今日は世界最高のTTスペシャリストの一人と確信できるまでコンディションが戻ってきていた。今後のレースに対しての自信にも繋がるよ。

ステージ3位、マリアローザに届かなかったトム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)

なるべくイェーツとのタイム差を縮めてステージ優勝も獲りたかったけれど、どっちも上手くいかなかった。イェーツは信じられないくらい上手く走ったし、自分はTT中にあれ以上スピードアップはできなかった。全力を尽くしての結果だから走り自体には満足している一方、目標達成ができずに残念。ただしローマまでの道のりは長く、マリアローザとのタイム差が1分を切ったのでモチベーションが下がることは決してない。マリアローザを狙っているし、他のライバル勢と協調しやすくなる。

ステージ4位のヨス・ファンエムデン(オランダ、ロットNLユンボ)

ステージ4位のヨス・ファンエムデン(オランダ、ロットNLユンボ)ステージ4位のヨス・ファンエムデン(オランダ、ロットNLユンボ) (c)CorVos
すぐマルティンに抜かれてしまったのでホットシートに座ったのも一瞬だった。4分くらいだったけれど、いい思い出。マルティンの中間タイムを聞いていたので厳しいなと思っていた。最終盤は少しテクニカルだったものの想定の範囲内。自分としてはとても上手く走れたよ。当然勝ちたかったけれど上手く走れて良かった気持ちも強い。

ステージ5位、総合4位までジャンプアップしたクリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ)

総合4位までジャンプアップしたクリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ)総合4位までジャンプアップしたクリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ) (c)CorVos
誰も太刀打ちできないイェーツの順位がTTを終えてどうなるか興味深かったけれど、結局彼を打ち破る選手は誰もいなかった。僕は今日エルサレムでのアクシデントを踏まえて全くリスクを冒さずに走った。コーナーでは責められなかったけれど、パワーとフィーリングはとても良い感じだった。明日はテキスト通りのステージとなるだろうけれど、ここはジロであって、どんなことでも起こり得るんだ。厳しい3連続山頂フィニッシュは激しい戦いを生み出すはず。

ステージ8位に食い込んだファビオ・アル(イタリア、UAEチームエミレーツ)

上手く走れたよ。ここ数日の自分の不調を忘れたわけではないけれど、ジロは毎日続いている。冷静に、よく状況を見据えながら1日1日をこなしていきたい。

マリアローザを守ったサイモン・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)

マリアローザを守ったサイモン・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)マリアローザを守ったサイモン・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット) photo:Kei Tsuji
とても嬉しい。最初の20〜25kmあたりまでは調子よく走れていたんだ。うまくリズムを刻めて、結構踏めているという感覚もあった。マリアローザをキープするためになるべくタイムを失わないようにすることを考えていた。でも残り10kmを切ってからは息絶え絶えの走りだった。それでも、これまでの長距離TTの中で最高の走りだったと思う。今日のようなコースではライバルたちとのタイム差を気にしても仕方ないけど、計測ポイントでのタイムを逐一チェックしながら走った。

もっとリードを失うと思っていただけにとても嬉しい結果だよ。総合リードを守ったことで残りのステージの戦略も変わってくる。ファンには申し訳ないけど、これからはディフェンシブ(防御的)な走りになる。身体は疲れきっているし、攻撃ではなく防御に徹することになると思う。

総合タイムで10分以内の選手は全員が脅威であり、トムはたった56秒後ろにつけている。予測不能なジロでは何が起こるかわからない。このままバッドデーを迎えることなくローマにたどり着きたい。幸い、心強いチームが味方についている。

総合3位を守ったドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、バーレーン・メリダ)

自分の走りに満足。希望を持ってできる限りの力を尽くして走ったよ。表彰台圏内をキープできたので嬉しく思っている。これからの山岳3連戦でもコンディションを上げてより上を狙っていきたい。金曜日と土曜日は僕向きのステージとなるはずだ。

辛くもマリアビアンカを守ったミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

マリアビアンカを守ったミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)マリアビアンカを守ったミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ) (c)CorVos
最善を尽くして走った。良い走りができればカラパスに対してリードが生まれ、ライバルたちにもあまり遅れることもないだろうと思っていた。正直予想よりもタイムを失ってしまったけれど悔いはないよ。これからの山岳ステージでは総合ジャンプアップのためにアタックする必要がある。ひとまず今日はマリアビアンカを守ることができて良かった。今後の決定的な動きに乗り遅れないよう備える必要がある。

text:So.Isobe
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