2度目の休息日を前に、1級山岳グランサッソで繰り広げられた総合バトル。マリアローザを着て勝利したサイモン・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)ら総合勢、遅れたファビオ・アル(イタリア、UAEチームエミレーツ)たちのコメントを紹介。



ステージ優勝し、マリアローザを守ったサイモン・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)

ステージ初優勝を飾ったサイモン・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)ステージ初優勝を飾ったサイモン・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット) photo:Kei Tsuji
1日を通してずっと働き続けてくれたチームの勝利だ。彼らはここ数日、超ロングステージがあったにも関わらず先頭を引き続けてくれたんだ。今日は序盤から、逃げグループとの距離が近ければステージ優勝も見えてくると思っていた。アスタナがメイン集団を引き始めてからは今日はメイングループの戦いになると感じた。

マリアローザを着てステージ優勝する意味の大きさを感じている。エトナ山で自分の好調ぶりを実感していたので、今日のパフォーマンスには驚いていない。でも正直言うと200kmを超える長くて厳しいステージだったので、100%の自信はなかった。今日はポッツォヴィーヴォが強力で、調子が良さそうなピノもいて、最後までデュムランが離れなかった。タイムトライアルのことを考えると、デュムランとのタイム差38秒は決して十分ではない。反対にアルやフルームはタイムを失った。フルームの脱落に落車が影響しているのかどうか分からないけれど、アルが遅れていくのを見た時には驚いたよ。でもまだレースは長いので彼らはタイムを取り返しにくるだろう。

ステージ2位、総合4位のティボー・ピノ(フランス、グルパマFDJ)

2位でフィニッシュしたティボー・ピノ(フランス、グルパマFDJ)2位でフィニッシュしたティボー・ピノ(フランス、グルパマFDJ) (c)CorVos
強風がレースを難しくした。山岳勝負で2位という結果には満足しているけれど、もちろんステージを獲りたかった。イェーツは今日最強だったね。総合表彰台に上るという自分の目標は変わっていないので、今後の展開をよく見ていきたい。フルームに対してリードを広げられたのは良かった。

ステージ4位、総合5位のドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、バーレーン・メリダ)

メイン集団前方で登るドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、バーレーン・メリダ)らメイン集団前方で登るドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、バーレーン・メリダ)ら (c)CorVos
とても厳しいステージに苦しめられた。チッコーネが最後にアタックした後、残り600mで仕掛けて最後まで逃げ切ろうと思っていた。でも向かい風も強かったし、僕よりスピードのある選手に抜かれてステージは獲れなかった。でもマリアローザは近い位置にあるので、タイムトライアルまでは攻めの姿勢を貫きたい。明日は休息日だから可能な限り身体を休めたい。バイクに触ることすらしたくない。

ステージ6位、総合24位のダヴィデ・フォルモロ(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ)

もっと良い成績を残したかったけれど、最終盤にクライマーたちの猛烈なペースアップに付いていけなかった。でも再びトップ10に入れて総合成績も大幅に上げることができた。明日の休息日は出来る限りリラックスして過ごしたい。

総合順位を上げたダヴィデ・フォルモロ(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ)総合順位を上げたダヴィデ・フォルモロ(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ) (c)CorVosステージと総合成績で7位になったジョージ・ベネット(ニュージーランド、ロットNLユンボ)ステージと総合成績で7位になったジョージ・ベネット(ニュージーランド、ロットNLユンボ) (c)CorVos


ステージ7位、総合7位に上げたジョージ・ベネット(ニュージーランド、ロットNLユンボ)

ステージ優勝が欲しかったけれど届かなかった。ただただ登りがキツく1時間も2時間も登り続けているような気分だったよ。横風、空気の薄い標高、様々な要素がレースを難しくしていたのでスマートなレースをする必要があった。有力勢が千切れていく中で前に残れたので良い気分だったね。調子自体ベストでも悪くもなかったけれど、フィーリングそのものは良かった。他の総合勢と比べても遅れは最小限に留めたし走りには満足している。でもジロは2週間まるまる残っていて、どんな展開も起こりうる。

ステージ8位、総合3位のトム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)

総合順位を一つ落としたトム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)総合順位を一つ落としたトム・デュムラン(オランダ、サンウェブ) (c)CorVos
距離も長いしグランサッソもキツくてタフな1日だった。標高も考えて全てのアタックに反応するのは得策とは言えず、自分のペースでずっと追撃していた。総合3位も悪くはないし、身体の仕上がり具合にも満足しているよ。現時点では自分よりも登りで速い選手が何人かいるということ。第2週に向けて明日の休息日を上手く使いたい。

ステージ9位、総合13位のミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

チームが素晴らしい働きをしてくれたけれど、ステージ優勝には僕の力が足りなかった。アタックした時”これは決まるかもしれない”と思ったけれど、向かい風に阻まれてしまった。1日を通して調子が良かったんだ。とにかく調子は上向きになってきているし、これからの2週間で更にコンディションを上げていきたいね。

ステージ10位、ジュリオ・チッコーネ(イタリア、バルディアーニCSF)

アタックを繰り返すジュリオ・チッコーネ(イタリア、バルディアーニCSF)アタックを繰り返すジュリオ・チッコーネ(イタリア、バルディアーニCSF) photo:CorVos
終盤に繰り返したアタックで、僕がどれだけ勝ちたかったか分かってもらえると思う。アブルッツォは生まれ故郷なので僕にとっては特別なステージだったんだ。この場所で何回かトレーニングしたこともあるし、ファンの声援が僕を後押ししてくれた。アタックしなければいけなかったし、アタックしたかった。結果には届かなかったけれど、自分の走りには満足しているよ。僕向きのステージがいくつか残っているので再びチャンスを狙いたい。

チームスカイのニコラ・ポルタル監督

ここ数日のフルームの調子通りの結果には繋がらなかった。けれどまだ2週間残っているので上向きになる日は必ずやってくる。明日は休息日なので今日のことは忘れて次を目指したい。

1分14秒遅れたファビオ・アル(イタリア、UAEチームエミレーツ)

大きく遅れたファビオ・アル(イタリア、UAEチームエミレーツ)大きく遅れたファビオ・アル(イタリア、UAEチームエミレーツ) (c)CorVos
調子が悪かった。21日も走る中では起こり得ることなので、これからの2週間で調子と成績を上げていきたいと思う。

text:So.Isobe
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