スペイン・アンダルシア州のアルメニアにて開催されたワンデーレース、クラシカ・デ・アルメリア(UCI1.HC)。好調のカレブ・ユアン(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット)が、ダニー・ファンポッペル(オランダ、ロットNLユンボ)とのスプリントを制した。
地中海に面するアルメリアを舞台に20チームが集結したクラシカ・デ・アルメリア2018 (c)CorVos
比較的温暖であることからプロチームのキャンプ地として選ばれるスペイン南部。そのアンダルシア州にてUCI1.HCクラスのワンデーレース「クラシカ・デ・アルメリア」が2月11日に開催された。約185kmのコースには3級、4級、3級、2級という山岳が登場するものの、それは中盤まで。後半は下りと平坦基調のプロフィールとなっており、スプリンターによる勝負争いが予想された。
出場チームはミッチェルトン・スコットやロットNLユンボ、クイックステップフロアーズらUCIワールドチーム7組を筆頭に20チームがスタートラインに並んだ。レース開始7km地点で生まれたエスケープグループは、マキシム・ベルコフ(ロシア、カチューシャ・アルペシン)ら7名の小集団となった。最大4分半までタイム差は開くが、ギャップのコントロールはこの日スプリントで勝負したいミッチェルトン・スコットとロットNLユンボが支配する。
カハルーラル・セグロスRGAらプロコンチネンタルチームが主軸の逃げ集団 (c)CorVos
スプリントに持ち込みたいロットNLユンボとミッチェルトン・スコットが集団前方を占める (c)CorVos
レース後半までターニングポイントになるような動きは生まれず、残り35km地点で集団はエスケープグループを吸収。スプリント体制に入った各チームのトレインはアタックすら許さず、フィニッシュラインへ向けて猛進していく。
最終コーナーを先頭で抜けたのはカレブ・ユアン(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット)だった。ヴォルタ・ア・ヴァレンシアナで優勝し、調子を上げていたダニー・ファンポッペル(オランダ、ロットNLユンボ)が追いすがるも、深い前傾姿勢で突き進むユアンがそのまま先頭でフィニッシュ。
「今シーズン、最初のヨーロッパレースでリードアウトの連携が上手く働いてよかったよ。落車で何人かは足止めされてしまったけど、すぐに復帰することができたのでスプリントトレインが機能した。誰も我々に対抗することができなく、勝利することができて嬉しいよ」とユアンはコメントする。サントス・ツアー・ダウンアンダーに続くシーズン2勝目を挙げ、さらに好調をアピールした。
低い前傾姿勢でフィニッシュラインに突き進むカレブ・ユアン(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) (c)CorVos
今シーズン2勝目を挙げたカレブ・ユアン(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) (c)CorVos

比較的温暖であることからプロチームのキャンプ地として選ばれるスペイン南部。そのアンダルシア州にてUCI1.HCクラスのワンデーレース「クラシカ・デ・アルメリア」が2月11日に開催された。約185kmのコースには3級、4級、3級、2級という山岳が登場するものの、それは中盤まで。後半は下りと平坦基調のプロフィールとなっており、スプリンターによる勝負争いが予想された。
出場チームはミッチェルトン・スコットやロットNLユンボ、クイックステップフロアーズらUCIワールドチーム7組を筆頭に20チームがスタートラインに並んだ。レース開始7km地点で生まれたエスケープグループは、マキシム・ベルコフ(ロシア、カチューシャ・アルペシン)ら7名の小集団となった。最大4分半までタイム差は開くが、ギャップのコントロールはこの日スプリントで勝負したいミッチェルトン・スコットとロットNLユンボが支配する。


レース後半までターニングポイントになるような動きは生まれず、残り35km地点で集団はエスケープグループを吸収。スプリント体制に入った各チームのトレインはアタックすら許さず、フィニッシュラインへ向けて猛進していく。
最終コーナーを先頭で抜けたのはカレブ・ユアン(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット)だった。ヴォルタ・ア・ヴァレンシアナで優勝し、調子を上げていたダニー・ファンポッペル(オランダ、ロットNLユンボ)が追いすがるも、深い前傾姿勢で突き進むユアンがそのまま先頭でフィニッシュ。
「今シーズン、最初のヨーロッパレースでリードアウトの連携が上手く働いてよかったよ。落車で何人かは足止めされてしまったけど、すぐに復帰することができたのでスプリントトレインが機能した。誰も我々に対抗することができなく、勝利することができて嬉しいよ」とユアンはコメントする。サントス・ツアー・ダウンアンダーに続くシーズン2勝目を挙げ、さらに好調をアピールした。


クラシカ・デ・アルメリア2018 結果
1位 | カレブ・ユアン(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | 4:35:28 |
2位 | ダニー・ファンポッペル(オランダ、ロットNLユンボ) | |
3位 | ティモシー・デュポン(ベルギー、ワンティ・グループゴベール) | |
4位 | ヒューゴ・ホフステッター(フランス、コフィディス・ソルシオンクレディ) | |
5位 | フロリアン・セネシャル(フランス、クイックステップフロアーズ) | |
6位 | マルコ・クンプ(スロベニア、CCCスプランディ・ポルコウィチェ) | |
7位 | マッズウルス・シュミット(デンマーク、カチューシャ・アルペシン) | |
8位 | カルロス・バルベロ(スペイン、モビスターチーム) | |
9位 | エドワルド・プランカート(ベルギー、スポートフラーンデレン・バロワーズ) | |
10位 | ジョン・アベラストゥリ(スペイン、エウスカディバスクカントリー・ムリアス) |
text:Gakuto Fujiwara
photo:CorVos
photo:CorVos
Amazon.co.jp