フランスのUCIワールドチームであるFDJ(エフデジ)が同国の大手保険会社グルパマ社を共同スポンサーに迎える。チーム運営費は増額され、チーム名称は2018年3月からグルパマFDJに変更。新ジャージデザインを発表した。


プレゼンテーションで発表されたチームジャージ 左端がシンケルダム、右端がデマールプレゼンテーションで発表されたチームジャージ 左端がシンケルダム、右端がデマール photo:FDJ

1997年のチーム発足以降、チームのメインスポンサーを務めてきたFDJ。マルク・マディオGMが率いるフランスチームが大手保険会社グルパマ社を共同スポンサーに迎えることは2017年12月の時点で発表されていた。

グルパマFDJの新ジャージを着るティボー・ピノ(フランス)グルパマFDJの新ジャージを着るティボー・ピノ(フランス) photo:FDJパリで行われたチームプレゼンテーションで発表された新ジャージは、フランス国旗のトリコロール(赤白青)の配色を継承しながら、青のボリュームを落とし、胸元にグルパマ社のロゴが入るデザインに。アルノー・デマールのフランスチャンピオンジャージは変わらず肩から胸部にかけてが青、腹部が白、ショーツにかけてが赤のシンプルなもの。逆に、新加入ラモン・シンケルダムのオランダチャンピオンジャージは、デマールのジャージと赤と青が反転したデザインだ。

レキップ紙によると、チームの年間運営費は1,800万ユーロ(約24億4,100万円)前後まで増額。これは同じフランスのアージェードゥーゼールを上回る額であり、チームは2019年から大型補強を行うとともに若手育成のサテライトチームも立ち上げる。2017年に與那嶺恵理が所属していたFDJヌーヴェル=アキテーヌ・フチュロスコープも運営費を増額し、2020年までの継続を確約している。

プレゼンテーション内でチームリーダーを担うティボー・ピノ(フランス)はジロ・デ・イタリアへの出場を明言し、ツール・ド・フランスと連戦出場する予定。2017年のUCIワールドツアーランキングで18チーム中17位だったフランスチームが巻き返しを図る。グルパマFDJとしての初戦は3月4日開幕のパリ〜ニースの予定だ。

text:Kei Tsuji

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