12月16日(土)、赤坂シュビアにてエキップアサダイヤーエンドパーティーが開催され、浅田顕監督より今季の活動報告と2018シーズンのチーム体制が発表された。新城幸也、宮澤崇史ら世界トップチームでの経験を持つチームOBも駆けつけ盛り上がったその模様をお伝えする。



EQADSの選手とスタッフが入場し、イヤーエンドパーティーが開幕EQADSの選手とスタッフが入場し、イヤーエンドパーティーが開幕 Photo: Yuichiro Hosoda
乾杯の挨拶を行うウエイブワン中田明社長乾杯の挨拶を行うウエイブワン中田明社長 Photo: Yuichiro HosodaEQADSにチームウェアを供給するウエイブワンの中田明社長の乾杯により始まったイヤーエンドパーティーは、しばしの歓談の後、チームの活動報告へと続いた。チームのテーマは、世界のトップ選手達と同様のレース経験を日本の若手に積ませ、競争が激しい本場欧州を勝ち抜き、トッププロチームと彼らが契約を果たす事だ。

浅田監督は、選手の選定にあたり「国内に綺麗な走りをするちょっと強い選手は何人でもいます。でも、そんなレベルでは到底世界の壁は打ち破れない。もっと原始人のような走りをする選手が欲しいんです」と述べている。

その目標を目指す2018シーズンのEQADSのメンバーは、石上優大、渡邉歩、浜田大雅、蠣崎優仁、小笠原匠海、津田悠義、松田祥位、宇賀隆貴、新城銀二の9名と発表された。松田以下3名が新規加入となる。また、6月末の全日本選手権終了以後にブリヂストン・アンカーへ移籍した新城雄大が、シーズン途中をもってEQADS卒業となっている。津田は日本代表合宿中、宇賀は現所属チームのイベントにつき、当パーティーは欠席。

選手達のトッププロ入りを目指し、EQADSでの欧州参戦を2018年も継続する選手達のトッププロ入りを目指し、EQADSでの欧州参戦を2018年も継続する Photo: Yuichiro Hosoda
浅田顕監督と選手達。ここに2名の選手が加わり、2018シーズンを戦う浅田顕監督と選手達。ここに2名の選手が加わり、2018シーズンを戦う Photo: Yuichiro Hosoda
エキップアサダの屋台骨を支えるスタッフ陣も紹介されたエキップアサダの屋台骨を支えるスタッフ陣も紹介された Photo: Yuichiro Hosoda
2017年のEQADSは、全日本選手権タイムトライアルの世代別レース2勝を含め、国内外で13勝を挙げたと報告された。国内チームと言うと、どうしてもJプロツアー参加のコンチネンタルチームに目が行ってしまうが、アンダー世代のみで固めるチームにおいてこの数字は、国内トップクラスの戦績だ。

2018年はそのJプロツアーへの参戦も表明された。ただし、チームの軸となる欧州でのレース活動を補う側面も強く、参加レース数は限定的なものとなりそうだ。

今季成績を世代別に見ると、まずU23世代の3選手が、海外で着実に成果を挙げたと言える。新城雄大が全日本TTU23を制すると、日本代表として9月にボルタ・シクリスタ・バレンシア第1ステージにも優勝。石上優大はフランスのラ・ロメット・シャイヨールで優勝、後半戦にはワールドチームも走るジャパンカップで21位に入りUCIポイントを挙げることに成功した。シーズン3勝を目標にしていた渡邉歩はフランスで2勝。目標に届かずも、浅田監督からは来季への期待の言葉が寄せられた。

石上は『アミカル・ヴェロクラブ・エクス=アン=プロヴァンス』に引き続き所属。渡辺は『チーム・シクリスト・モーニング』から、新城幸也もかつて所属した名門クラブチーム『GSCブラニャック』へと移籍する事も合わせて伝えられた。

2017年のEQADS所属選手達による勝利数は13を数えた2017年のEQADS所属選手達による勝利数は13を数えた Photo: Yuichiro Hosoda全日本TT男子U23で優勝した新城雄大全日本TT男子U23で優勝した新城雄大 photo:Hideaki TAKAGI

20歳になったばかりのジャパンカップで21位に入り、UCIポイントを獲得した石上優大20歳になったばかりのジャパンカップで21位に入り、UCIポイントを獲得した石上優大 Photo: Yuichiro Hosoda今季2勝を挙げた渡邉歩。「3勝目標だったのが2勝。来年はもっと」と監督に発破をかけられる今季2勝を挙げた渡邉歩。「3勝目標だったのが2勝。来年はもっと」と監督に発破をかけられる Photo: Yuichiro Hosoda

同じくU23の浜田大雅は、3月のJBCF宇都宮ロードE3で勝利するも、膝の故障でその後療養に。後半戦に復帰するとJBCFのE2で優勝、昇格したE1でも2勝、全日本実業団トラックではポイントレースで優勝するなど、ロード/トラックの両面で存在感を示した。現在膝の状態は問題ないとのこと。

U17〜ジュニア世代に目をやると、津田悠義がノーマル装備のロードバイクで全日本選手権TTのU15+U17で優勝。空力特性に優れたTTバイクを駆る選手達全てを己の力のみでねじ伏せた走りは、観る者にインパクトを与えた。津田はこれに全日本ロードU17などを含め今季4勝を挙げている。

蠣崎優仁はツール・ド・ラビティビのジュニア部門でステージ2位、小笠原匠海はインターハイのポイントレースで2位など、パワーとスピードを身上とする2人は、複数のレースで上位入賞を果たしながら勝利まであと一歩のレースが続いた。今後は持久力強化など、ロードレースへの適応がより求められる。小笠原はジュニアでもう1年を残すが、蠣崎は来季からU23で戦うこととなる。

タイムトライアルでさえもノーマルバイクで勝利を重ねた津田悠義(写真はチャレンジロードA-Y優勝時)タイムトライアルでさえもノーマルバイクで勝利を重ねた津田悠義(写真はチャレンジロードA-Y優勝時) photo:Satoru.kato浜田大雅は膝の故障で出遅れるも、復帰後のレースで勝利を重ねた浜田大雅は膝の故障で出遅れるも、復帰後のレースで勝利を重ねた Photo: Yuichiro Hosoda

監督にウィークポイントを突っ込まれ苦笑いの蠣崎優仁監督にウィークポイントを突っ込まれ苦笑いの蠣崎優仁 Photo: Yuichiro HosodaEQADS2年目を迎える小笠原匠海。自慢のスプリント力を磨きながら、ロードへの適応を目指すEQADS2年目を迎える小笠原匠海。自慢のスプリント力を磨きながら、ロードへの適応を目指す Photo: Yuichiro Hosoda

新規加入選手となる新城銀二、宇賀隆貴、松田祥位の3名はいずれもU23世代。那須ブラーゼンから移籍の新城銀二は、1997年生まれのため残り2年での参加となる。今年の2Days race in木島平村で総合優勝を遂げている。

宇賀と松田は99年生まれで、来季からU23を戦い始める年齡だ。フィッツからやって来る宇賀隆貴は、EQADSのトライアウトを通過した唯一の選手だ。秋吉台カルストロードレースE1優勝が直近での成績。岐阜第一高校の松田は、競輪用の大きなヘルメットを被って2016年の全日本選手権ジュニアを逃げ切り勝利した時以来、浅田監督の目に止まっていたと言う。今年の全日本TTジュニアは、U23王者となった新城雄大をも上回る、アンダー世代最速タイムでの優勝だった。

2Days race in木島平村 個人総合優勝の新城銀二2Days race in木島平村 個人総合優勝の新城銀二 photo:Satoru.Kato秋吉台カルストロードレース Eクラスタで勝利した宇賀隆貴秋吉台カルストロードレース Eクラスタで勝利した宇賀隆貴 photo:Hideaki TAKAGI

競輪用ヘルメットを被り2016年全日本ロードジュニアを制した松田祥位競輪用ヘルメットを被り2016年全日本ロードジュニアを制した松田祥位 photo:Hideaki TAKAGI
また、報告では浅田監督の日本代表チーム監督の側面として、ネイションズポイントを獲得して自力でツール・ド・ラヴニール参戦を果たした事も話題に上がった。総合最高位が雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)の39位と目標順位には到達しなかったものの、2016年の招待による参加、完走1名と言う結果から着実なステップアップを見せた。2018年のレースカレンダーにも当然ながら、最大の目標としてラヴニールは組み込まれている。



活動報告が終わった後は、恒例のお楽しみイベントへ。EQA極秘ファイルと称して所属選手の秘蔵写真や、ツール・ド・ラヴニールのちょっとしたトラブル映像などが露わにされた。これは当日参加者のみの特典ということで、一般公開はナシ。実際のところは、会場を和やかな笑いに包むような内容だったとだけ伝えておこう。

EQA極秘ファイルと称して、ちょっと笑える過去のアクシデント映像や選手の写真などが流されたEQA極秘ファイルと称して、ちょっと笑える過去のアクシデント映像や選手の写真などが流された Photo: Yuichiro Hosoda極秘事項のため、映像はお見せ出来ません極秘事項のため、映像はお見せ出来ません Photo: Yuichiro Hosoda

パーティーのおもしろ企画を毎年発案している山崎健一氏。普段もチームの広報として欠かせないスタッフの一人だパーティーのおもしろ企画を毎年発案している山崎健一氏。普段もチームの広報として欠かせないスタッフの一人だ photo: Yuichiro Hosoda浅田監督の50歳代突入を記念して作成されたレトロジャージ「サンカンテーヌ(仏語で50代の意)」浅田監督の50歳代突入を記念して作成されたレトロジャージ「サンカンテーヌ(仏語で50代の意)」 Photo: Yuichiro Hosoda

続いては、新城幸也が自らのグッズを提供し、抽選会を開催。パートナーでもある「エキップアサダ初代MC」飯島美和さんの久々の司会も加わり、会場を大いに盛り上げてくれた。

通算11回ものグランツールを完走したユキヤは、選手達の目標であると同時に憧れの存在でもある。EQADSの選手達にも抽選券が配られており、彼らが当選する度に「どうしますか!?」と聞かれると「欲しいです」と少々遠慮がちに告白し、グッズを我が物とした。

なおそのうちの1人、浜田大雅は一度辞退したものの、他の選手が嬉しそうにグッズを受け取る姿を見て、最後は「僕も欲しいです!」と申し出てグッズをしっかり手にしていた。ユキヤグッズはもちろんたくさん用意されており、ファンの皆さんの手にも渡ったのでご心配なく。

新城幸也と飯島美和さんによるグッズ抽選会が開催された新城幸也と飯島美和さんによるグッズ抽選会が開催された Photo: Yuichiro Hosoda松田祥位がバーレーン・メリダグッズを当てて満面の笑顔に松田祥位がバーレーン・メリダグッズを当てて満面の笑顔に Photo: Yuichiro Hosoda

オリジナルTシャルをもらって笑顔のファン。新城幸也が完走したグランツール10回分をコースプロフィールに模したデザインとなっているオリジナルTシャルをもらって笑顔のファン。新城幸也が完走したグランツール10回分をコースプロフィールに模したデザインとなっている Photo: Yuichiro Hosoda新城幸也の特大写真パネルが、まさにこのレースで新城を応援していたと言う浅田監督へ贈られた新城幸也の特大写真パネルが、まさにこのレースで新城を応援していたと言う浅田監督へ贈られた Photo: Yuichiro Hosoda

パーティーが終盤に差し掛かると、選手達の一言に続き、同じく会場に駆けつけていた宮澤崇史が挨拶。こちらも負けじと!?ピンクの派手なアフロとサングラスで登場し、皆を爆笑の渦に包んでくれた。前に出た瞬間、一発で決めてしまうのはスプリンターゆえか。

しかしそこは元トップレーサーであり、現監督でもある彼の事、「国内トップになるくらいで満足し終わってはいけない。自分やユキヤ、福島晋一と言った選手達はツール・ド・フランスに出たいと言う想いで切磋琢磨した。そこを目指して日々取り組んでほしい」と自らの熱い想いを、時に涙を浮かべながら後輩たちに伝えていた。続いて挨拶を行った新城も、それを受けて現役選手の立場から選手達を激励した。

ピンクのアフロで登場した宮澤崇史ピンクのアフロで登場した宮澤崇史 Photo: Yuichiro Hosoda最後は素顔で後輩たちに想いを伝えた宮澤崇史最後は素顔で後輩たちに想いを伝えた宮澤崇史 Photo: Yuichiro Hosoda

最後に主催であるエキップアサダ後援会会長・田之頭宏明氏による挨拶を挟み、浅田監督が閉会に先立ち「私は選手達の親ではありませんし、親ほどの愛情はありません。私の望みは(選手やチームが)ツール・ド・フランスへ行くことです。そのために選手をレースの本場ヨーロッパに連れていき、鍛え上げるのが私の役目です」との言葉で締め、パーティーは閉幕。和やかな雰囲気の中にも、来季へ向けた緊張感がスパイスを添えた会となった。

田之頭宏明後援会長による挨拶「今年はラップがなくてよかったです」と昨年の催しを振り返り笑いを誘った田之頭宏明後援会長による挨拶「今年はラップがなくてよかったです」と昨年の催しを振り返り笑いを誘った Photo: Yuichiro Hosoda閉会の挨拶を行う浅田顕監督閉会の挨拶を行う浅田顕監督 photo: Yuichiro Hosoda

今季スペインのレースで勝利を挙げた吉川美穂も来場今季スペインのレースで勝利を挙げた吉川美穂も来場 Photo: Yuichiro Hosoda浅田監督や選手達が記念品を渡しながら来場者を見送った浅田監督や選手達が記念品を渡しながら来場者を見送った Photo: Yuichiro Hosoda

パーティー参加者全員での記念撮影。今年もエキップアサダは多くの人々に支えられたパーティー参加者全員での記念撮影。今年もエキップアサダは多くの人々に支えられた Photo: Yuichiro Hosoda
EQADS 2018年所属選手(世代順)
石上優大海外クラブ派遣U23
渡邉歩海外クラブ派遣U23
浜田大雅正所属U23
蠣崎優仁正所属U23
松田祥位(新加入)正所属U23
宇賀隆貴(新加入)正所属U23
新城銀二(新加入)正所属U23
小笠原匠海正所属ジュニア
津田悠義準所属・高体連U17
text&photo: Yuichiro Hosoda
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