2009年3月10日、ツール・ド・台湾(UCI2.2)の第3ステージが台中市内の2.2km周回コースで開催され、トレインを組んだメリダヨーロッパのクルジストフ・ジェゾウスキー(ポーランド)が優勝。山本雅道(チームブリヂストン・アンカー)がステージ3位に入った。

周回コースを駆け抜ける大集団周回コースを駆け抜ける大集団 photo:www.khhtri.org.twレース3日目の第3ステージは、台湾第三の都市・台中市内の周回コースで行なわれた。長方形のコースは一周2.2kmで、40周回・88kmのクリテリウムレース。16周目から8周回毎にスプリントポイントが設定されている。

平坦な周回コースで逃げ切ることは困難を極める。レースは序盤からアタックが繰り返されたが、スピードを落とさないメイン集団がことごとく逃げを封じて行く。日本人選手も積極的にアタックを仕掛けたが、いずれも成功には結びつかなかった。

スプリントを制したクルジストフ・ジェゾウスキー(ポーランド、メリダヨーロッパ)、左は3位の山本雅道(チームブリヂストン・アンカー)スプリントを制したクルジストフ・ジェゾウスキー(ポーランド、メリダヨーロッパ)、左は3位の山本雅道(チームブリヂストン・アンカー) photo:www.khhtri.org.tw最後は大集団によるスプリント勝負に持ち込まれ、チームメイトに発射されたクルジストフ・ジェゾウスキー(ポーランド、メリダヨーロッパ)が、ディーン・ウィンザー(オーストラリア、ドラパック・ポルシェ)を下して勝利。山本雅道(チームブリヂストン・アンカー)が3位に入った。

総合成績は動かず、ロマン・ジイエンターエフ(カザフスタンナショナルチーム)がリーダージャージをキープ。総合成績における日本人最高位は西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)の8位。鈴木真理(シマノレーシング)が総合12位につけている。

ツール・ド・台湾2009第3ステージ結果 88km
1位 クルジストフ・ジェゾウスキー(ポーランド、メリダヨーロッパ)1h52'25"
2位 ディーン・ウィンザー(オーストラリア、ドラパック・ポルシェ)
3位 山本雅道(日本、チームブリヂストン・アンカー)
4位 ウー・ポウホン(台湾、チーム・センターメリダ)
5位 チョ・ホソン(韓国、ソウルサイクリング)
6位 アルドイノ・イレシチ(スロベニア、チームタイプ1)
7位 パク・ソンホ(韓国、ソウルサイクリング)
8位 アブデルバッサ・アナシ(アルジェリア、)
9位 アフマド・ハイダル(マレーシアナショナルチーム)
10位 ワォン・カンポー(香港、香港チーム)

個人総合成績
1位 ロマン・ジイエンターエフ(カザフスタンナショナルチーム)7h02'05"
2位 ピーター・マクドナルド(オーストラリア、ドラパック・ポルシェ)+06"
3位 ソ・ソクキュ(韓国、ソウルサイクリング)+07"
4位 パク・ソンホ(韓国、ソウルサイクリング)+30"
5位 クルジストフ・ジェゾウスキー(ポーランド、メリダヨーロッパ)+31"
6位 アルドイノ・イレシチ(スロベニア、チームタイプ1)+33"
7位 ディーン・ウィンザー(オーストラリア、ドラパック・ポルシェ)+39"
8位 西谷泰治(日本、愛三工業レーシングチーム)+41"
9位 ワォン・カンポー(香港、香港チーム)+42"
10位 ディミトリ・グルージェフ(カザフスタンナショナルチーム)+43"

ポイント賞
パク・ソンホ(韓国、ソウルサイクリング)

アジアンライダー賞
ロマン・ジイエンターエフ(カザフスタンナショナルチーム)

チーム総合成績
ドラパック・ポルシェ