2017/11/03(金) - 15:26
サイクルモードブース紹介第2弾は、NIPPOヴィーニファンティーニのメンバーも来場したデローザ、サイクルモード初出展となるチネリとチャプター2、製品全ラインナップを展示するチャンピオンシステム、ヨネックスを紹介します。
デローザ:ファミリーが今年も来日 ステンレスフレームなど新製品多数
サイクルモードの中でも毎回屈指の人気を誇るイタリアンブランド、デローザ。モチーフのハートマークをあしらったシックかつエレガントなブースには、デローザファミリーから日本が大好きだというクリスティアーノ・デローザCEOと創業者ウーゴの孫、ニコラス・デローザ氏が4年連続で来日中だ。来場者からの記念撮影やサインのリクエストに快く応じ、トークショーを通じてブランドのPRに務めている。
そんなデローザブースの初日の話題は、NIPPOヴィーニファンティーニの来期ウェアとバイクが発表されたことだ。紺をベースにオレンジの差し色が入るデザインは、先々週のジャパンカップを走るための特別デザインジャージをベースにしたもの。ジャパンカップで2日連続優勝したマルコ・カノラ(イタリア)の活躍にあやかったもので、合わせて披露された新色のPROTOSはカノラのためのスペシャルカラー。通常のチームバイクはオレンジをベースにしたものになり、ダミアーノ・クネゴ(イタリア)にもスペシャルペイントバイクが渡されるという。
新製品として目新しいのはディスクブレーキを搭載したロードバイクたち。PROTOSとエアロロードのSK Pininfarina、スチールフレームのCORUMという3モデルが装いを新ためたが、デローザらしい美しさは健在。ラグジュアリー志向のMTB、BIGや、9年ぶりに復活したキッズ用バイクRAGAも目新しい。
また、デローザの真骨頂である金属バイクたちも会場の注目を集める存在だ。憧れの高級ラインアップには今年、ステンレスパイプを使ったAge Inossidabileが加わったほか、エントリー層に向けた新型アルミエントリーロードバイクFEDEも新登場した。クラフトマンシップが宿る、美しいバイクたちを見逃す術はない。
チネリ:新たなオールラウンドアーバンピストTuttoデビュー カラフルなキャップの試着も
ポップなデザインのバイクやアクセサリーを多数展開するイタリアンブランド、チネリがサイクルモード初出展。チネリらしいヴィヴィッドな色使いが目立つブースに多くの人が引き寄せられていった。目玉となるのは、昨年までラインアップしていたMASH WORKの後継モデルとして登場したTutto。
ブレーキ台座が用意され、メッセンジャー仕様にもクリテリウム仕様にも、コミューターチックにシングルスピードバイクとしても組み上げることができる一台。ベルトドライブにも対応することで、よりクリーンなバイクとして完成させることもできる。ノットグレーのフレームに、鮮やかなパープル&オレンジグラデーションのフロントフォークがチネリらしさを主張する魅力的な一台だ。
また、レッドフッククリテリウムで活躍してきたチームチネリクロームと共同開発したレースフレーム、Vigorelli Track SteelとVigorelli Aluが本邦初公開。マッシブなフレームにのせられるチネリの鮮やかなグラフィックが映えるトラックフレームとなっていた。
また、壁面にはチネリのラインアップするサイクリングキャップがずらり勢揃い。色とりどりのキャップが並ぶさまは、それだけでアートの様な空間を演出している。こちらはなんと全品試着可能ということなので、ぜひ自分に似合う一枚を探してみては。また、チネリブースではSNSキャンペーンも実施中、チネリのアカウントをフォローすることで、ステッカーを貰えるとのことだ。ぜひフォローしてみては?
チャンピオンシステム:エントリーモデルに新型シリコングリッパーが登場
UAEチームエミレーツにチームジャージを供給するウエアブランド、チャンピオンシステム。リーズナブルな価格設定と、プロチームが認める高い品質、そして小回りの効く対応で熱い支持を集めているオリジナルウエアブランドである。
このサイクルモードでは、チャンピオンシステムが用意するほぼすべてのラインアップを展示。各モデルでどういった違いがあるのか、実際に手にとって確かめる事ができるとともに、経験豊富なスタッフの皆さんに直接相談することもできる。
今年の目玉は、エントリーモデルのTech bib shortsにシリコングリッパーのオプションが用意されたこと。先日行われたモデルチェンジでしなやかなエラスティックグリッパーを獲得したTech bib shortsだが、コノシリコングリッパーオプションでは、裾部分が上位モデルに近いカットオフ仕様となり、更なるフィット感を実現している。しかもオプションは無料ということで、人気モデルとなりそうだ。
また、チャンピオンシステムのハイエンドラインである、ラインエイトも展示される。現在、東京・稲城市にオープンしたCROSS COFEEでのみ実物を手にとることができる希少なブランドとあって、興味を惹かれるかたも多かったようだ。
チャプター2:TEREの全カラーラインアップを展示
ニールプライドの創業者であるマイク・プライド氏が興したバイクブランド、チャプター2。唯一のラインアップであるオールラウンドバイク「TERE」を引っさげサイクルモード初出展を果たした。まだまだ国内認知度の低さは否めないが、引っ切り無しにお客さんの出入りがあり、新興ブランドながら注目度の高さが窺える。
ワンモデルラインアップだけに、今回展開するTERE全カラーがブースに揃っている。ブランドカラーでもある鮮やかなエメラルドグリーンは実際に目で見てその美しさを感じ取ってもらいたいところ。スペシャルエディションとして全世界数量限定で販売されている3つの特別モデルも並んでおり、特徴的なカラーリングは他人と差別化を図りたい人にはうってつけだろう。
試乗車にはリムブレーキモデルとディスクブレーキモデルの両方が用意される。デュラエースやカンパニョーロのディスクブレーキコンポーネントが搭載されており、試乗車ながらハイエンド仕様を試すことができる一石二鳥な体験ができるだろう。外国人スタッフに威圧されてしまうが、ちゃんと日本語は通じるので躊躇わずブースに足を運んで欲しい。
ヨネックス:ディスクブレーキ仕様のCARBONEXを参考展示
国内外で活躍するキナンサイクリングチームや、トップクライマー森本誠などが使うことで知名度を上げているヨネックス。新潟県長岡市に生産拠点を置くことで品質管理を徹底し、ホビーレーサーを中心に徐々に人気を得ているブランドだ。
CARBONEX(カーボネックス)シリーズの展示はもちろん、注目はディスクブレーキを搭載したプロトタイプが置かれていたこと。まだ開発段階のためリリース時期や価格などは全て未定だが、スリムなフレームワークにディスクブレーキを落とし込んだルックスは、このまま市販化されてもおかしくないほどの完成度。
各種パイプのカットモデルが用意され、普段は覗くことのできない内部の仕上がりを確認できたほか、ブースには森本誠選手の姿も。ゴキソホイールで組まれた、今年の全日本選手権で使用した実車も用意されていた。キナンサイクリングチームが使用しているカーボネックスHRの実車も展示されている。
text&photo:CW編集部
デローザ:ファミリーが今年も来日 ステンレスフレームなど新製品多数
サイクルモードの中でも毎回屈指の人気を誇るイタリアンブランド、デローザ。モチーフのハートマークをあしらったシックかつエレガントなブースには、デローザファミリーから日本が大好きだというクリスティアーノ・デローザCEOと創業者ウーゴの孫、ニコラス・デローザ氏が4年連続で来日中だ。来場者からの記念撮影やサインのリクエストに快く応じ、トークショーを通じてブランドのPRに務めている。
そんなデローザブースの初日の話題は、NIPPOヴィーニファンティーニの来期ウェアとバイクが発表されたことだ。紺をベースにオレンジの差し色が入るデザインは、先々週のジャパンカップを走るための特別デザインジャージをベースにしたもの。ジャパンカップで2日連続優勝したマルコ・カノラ(イタリア)の活躍にあやかったもので、合わせて披露された新色のPROTOSはカノラのためのスペシャルカラー。通常のチームバイクはオレンジをベースにしたものになり、ダミアーノ・クネゴ(イタリア)にもスペシャルペイントバイクが渡されるという。
新製品として目新しいのはディスクブレーキを搭載したロードバイクたち。PROTOSとエアロロードのSK Pininfarina、スチールフレームのCORUMという3モデルが装いを新ためたが、デローザらしい美しさは健在。ラグジュアリー志向のMTB、BIGや、9年ぶりに復活したキッズ用バイクRAGAも目新しい。
また、デローザの真骨頂である金属バイクたちも会場の注目を集める存在だ。憧れの高級ラインアップには今年、ステンレスパイプを使ったAge Inossidabileが加わったほか、エントリー層に向けた新型アルミエントリーロードバイクFEDEも新登場した。クラフトマンシップが宿る、美しいバイクたちを見逃す術はない。
チネリ:新たなオールラウンドアーバンピストTuttoデビュー カラフルなキャップの試着も
ポップなデザインのバイクやアクセサリーを多数展開するイタリアンブランド、チネリがサイクルモード初出展。チネリらしいヴィヴィッドな色使いが目立つブースに多くの人が引き寄せられていった。目玉となるのは、昨年までラインアップしていたMASH WORKの後継モデルとして登場したTutto。
ブレーキ台座が用意され、メッセンジャー仕様にもクリテリウム仕様にも、コミューターチックにシングルスピードバイクとしても組み上げることができる一台。ベルトドライブにも対応することで、よりクリーンなバイクとして完成させることもできる。ノットグレーのフレームに、鮮やかなパープル&オレンジグラデーションのフロントフォークがチネリらしさを主張する魅力的な一台だ。
また、レッドフッククリテリウムで活躍してきたチームチネリクロームと共同開発したレースフレーム、Vigorelli Track SteelとVigorelli Aluが本邦初公開。マッシブなフレームにのせられるチネリの鮮やかなグラフィックが映えるトラックフレームとなっていた。
また、壁面にはチネリのラインアップするサイクリングキャップがずらり勢揃い。色とりどりのキャップが並ぶさまは、それだけでアートの様な空間を演出している。こちらはなんと全品試着可能ということなので、ぜひ自分に似合う一枚を探してみては。また、チネリブースではSNSキャンペーンも実施中、チネリのアカウントをフォローすることで、ステッカーを貰えるとのことだ。ぜひフォローしてみては?
チャンピオンシステム:エントリーモデルに新型シリコングリッパーが登場
UAEチームエミレーツにチームジャージを供給するウエアブランド、チャンピオンシステム。リーズナブルな価格設定と、プロチームが認める高い品質、そして小回りの効く対応で熱い支持を集めているオリジナルウエアブランドである。
このサイクルモードでは、チャンピオンシステムが用意するほぼすべてのラインアップを展示。各モデルでどういった違いがあるのか、実際に手にとって確かめる事ができるとともに、経験豊富なスタッフの皆さんに直接相談することもできる。
今年の目玉は、エントリーモデルのTech bib shortsにシリコングリッパーのオプションが用意されたこと。先日行われたモデルチェンジでしなやかなエラスティックグリッパーを獲得したTech bib shortsだが、コノシリコングリッパーオプションでは、裾部分が上位モデルに近いカットオフ仕様となり、更なるフィット感を実現している。しかもオプションは無料ということで、人気モデルとなりそうだ。
また、チャンピオンシステムのハイエンドラインである、ラインエイトも展示される。現在、東京・稲城市にオープンしたCROSS COFEEでのみ実物を手にとることができる希少なブランドとあって、興味を惹かれるかたも多かったようだ。
チャプター2:TEREの全カラーラインアップを展示
ニールプライドの創業者であるマイク・プライド氏が興したバイクブランド、チャプター2。唯一のラインアップであるオールラウンドバイク「TERE」を引っさげサイクルモード初出展を果たした。まだまだ国内認知度の低さは否めないが、引っ切り無しにお客さんの出入りがあり、新興ブランドながら注目度の高さが窺える。
ワンモデルラインアップだけに、今回展開するTERE全カラーがブースに揃っている。ブランドカラーでもある鮮やかなエメラルドグリーンは実際に目で見てその美しさを感じ取ってもらいたいところ。スペシャルエディションとして全世界数量限定で販売されている3つの特別モデルも並んでおり、特徴的なカラーリングは他人と差別化を図りたい人にはうってつけだろう。
試乗車にはリムブレーキモデルとディスクブレーキモデルの両方が用意される。デュラエースやカンパニョーロのディスクブレーキコンポーネントが搭載されており、試乗車ながらハイエンド仕様を試すことができる一石二鳥な体験ができるだろう。外国人スタッフに威圧されてしまうが、ちゃんと日本語は通じるので躊躇わずブースに足を運んで欲しい。
ヨネックス:ディスクブレーキ仕様のCARBONEXを参考展示
国内外で活躍するキナンサイクリングチームや、トップクライマー森本誠などが使うことで知名度を上げているヨネックス。新潟県長岡市に生産拠点を置くことで品質管理を徹底し、ホビーレーサーを中心に徐々に人気を得ているブランドだ。
CARBONEX(カーボネックス)シリーズの展示はもちろん、注目はディスクブレーキを搭載したプロトタイプが置かれていたこと。まだ開発段階のためリリース時期や価格などは全て未定だが、スリムなフレームワークにディスクブレーキを落とし込んだルックスは、このまま市販化されてもおかしくないほどの完成度。
各種パイプのカットモデルが用意され、普段は覗くことのできない内部の仕上がりを確認できたほか、ブースには森本誠選手の姿も。ゴキソホイールで組まれた、今年の全日本選手権で使用した実車も用意されていた。キナンサイクリングチームが使用しているカーボネックスHRの実車も展示されている。
text&photo:CW編集部
Amazon.co.jp
幕張 1 (highstone comic)
highstone, Inc.