イタリアで開催されたグランプレミオ・ブルーノ・ベゲッリ(UCI1.HC)で、最終盤に独走したルイスレオン・サンチェス(スペイン、アスタナ)が鮮やかな逃げ切り勝利を挙げた。
グランプレミオ・ブルーノ・ベゲッリ2017コースマップ
グランプレミオ・ブルーノ・ベゲッリ2017コースプロフィール イタリアはエミリアロマーニャ州で開催されている秋のHCワンデーレース2連戦。前日のジロ・デッレミリアに続いて日曜日に開催されたのが、モンテヴェーリオを発着するグランプレミオ・ブルーノ・ベゲッリだ。
100回大会を迎えたジロ・デッレミリアに対してまだ創設22年と歴史は浅いものの、HCカテゴリーだけにロンバルディアを狙う多数の強豪チーム・選手たちが顔を揃える。激坂が含まれないため、前日と比較してクライマーの代わりにスプリンターやパンチャーが出場選手リストに顔を並べた。
スタートから中盤までは平坦基調だが、終盤にかけてザッポリーノの上り(登坂距離1600m、平均勾配7%、高低差200m)を含む13.3kmの周回コースを10周回。上りでアタックする選手と追い上げるスプリンターによる闘いが名物で、昨年はニコラ・ルッフォーニ(イタリア、バルディアーニ・CSF)が30名ほどのスプリントを制している。
序盤から出入りの激しいレースが展開され、周回コースに入ると更にアタック合戦が活発になる。エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア)での勝利を狙うチームスカイとソニー・コルブレッリ(イタリア)をエースに据えるバーレーン・メリダがコントロールを試みるが、常に状況は落ち着かない。
その中からゴールまで30kmを切ってダニー・ファンポッペル(オランダ、チームスカイ)、マヌエーレ・ボアーロ(イタリア、バーレーン・メリダ)、クリストファー・ユールイェンセン(デンマーク、オリカ・スコット)、ヤルリンソン・パンタノ(コロンビア、トレック・セガフレード)ら強力な13名が逃げたものの、ゴールに向けて態勢を整える集団が着々とリードを削ったため、最終周回のザッポリーノを前に飲み込まれた。
終盤に向けて集団をコントロールするチームスカイ photo:CorVos
ミヒャエル・アルバジーニ(スイス、オリカ・スコット)のカウンターアタックをきっかけに、8名が僅かなリードを得てザッポリーノ頂上を通過する。ダウンヒルで4名が追いつき、その中に入ったルイスレオン・サンチェス(スペイン、アスタナ)が一瞬のタイミングを突いてアタック。およそ10秒強のリードを得て、単独で5km先のフィニッシュを目指した。
路肩を使って最短距離で逃げるサンチェスに対して、追走グループはローテーションが回らない。集団も追い込むには距離が遠く、6秒のリードを守ったサンチェスが鮮やかな独走勝利。ゴールライン上では天上の故ミケーレ・スカルポーニを指差すガッツポーズが決まった。
鮮やかな逃げ切り勝利を挙げたルイスレオン・サンチェス(スペイン、アスタナ) photo:CorVos
「今日はアスタナとして完璧に機能した1日だった。常にチームメイトが逃げに入り、最終周回にミケル・ヴァルグレンがアタックした時に自分のチャンスを見い出した。スカルポーニに捧げる勝利を挙げられてとても満足だよ。今日はカザフスタンでもフグルサングとルツェンコが勝ったので本当に嬉しい」と語るサンチェスにとっては今回が嬉しい今シーズン初勝利だ。
また、ジャパンカップに出場予定選手の中では、マルコ・カノラ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)が7位でフィニッシュ。好調のまま宇都宮を走ることになりそうだ。


100回大会を迎えたジロ・デッレミリアに対してまだ創設22年と歴史は浅いものの、HCカテゴリーだけにロンバルディアを狙う多数の強豪チーム・選手たちが顔を揃える。激坂が含まれないため、前日と比較してクライマーの代わりにスプリンターやパンチャーが出場選手リストに顔を並べた。
スタートから中盤までは平坦基調だが、終盤にかけてザッポリーノの上り(登坂距離1600m、平均勾配7%、高低差200m)を含む13.3kmの周回コースを10周回。上りでアタックする選手と追い上げるスプリンターによる闘いが名物で、昨年はニコラ・ルッフォーニ(イタリア、バルディアーニ・CSF)が30名ほどのスプリントを制している。
序盤から出入りの激しいレースが展開され、周回コースに入ると更にアタック合戦が活発になる。エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア)での勝利を狙うチームスカイとソニー・コルブレッリ(イタリア)をエースに据えるバーレーン・メリダがコントロールを試みるが、常に状況は落ち着かない。
その中からゴールまで30kmを切ってダニー・ファンポッペル(オランダ、チームスカイ)、マヌエーレ・ボアーロ(イタリア、バーレーン・メリダ)、クリストファー・ユールイェンセン(デンマーク、オリカ・スコット)、ヤルリンソン・パンタノ(コロンビア、トレック・セガフレード)ら強力な13名が逃げたものの、ゴールに向けて態勢を整える集団が着々とリードを削ったため、最終周回のザッポリーノを前に飲み込まれた。

ミヒャエル・アルバジーニ(スイス、オリカ・スコット)のカウンターアタックをきっかけに、8名が僅かなリードを得てザッポリーノ頂上を通過する。ダウンヒルで4名が追いつき、その中に入ったルイスレオン・サンチェス(スペイン、アスタナ)が一瞬のタイミングを突いてアタック。およそ10秒強のリードを得て、単独で5km先のフィニッシュを目指した。
路肩を使って最短距離で逃げるサンチェスに対して、追走グループはローテーションが回らない。集団も追い込むには距離が遠く、6秒のリードを守ったサンチェスが鮮やかな独走勝利。ゴールライン上では天上の故ミケーレ・スカルポーニを指差すガッツポーズが決まった。

「今日はアスタナとして完璧に機能した1日だった。常にチームメイトが逃げに入り、最終周回にミケル・ヴァルグレンがアタックした時に自分のチャンスを見い出した。スカルポーニに捧げる勝利を挙げられてとても満足だよ。今日はカザフスタンでもフグルサングとルツェンコが勝ったので本当に嬉しい」と語るサンチェスにとっては今回が嬉しい今シーズン初勝利だ。
また、ジャパンカップに出場予定選手の中では、マルコ・カノラ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)が7位でフィニッシュ。好調のまま宇都宮を走ることになりそうだ。
グランプレミオ・ブルーノ・ベゲッリ2017
1位 | ルイスレオン・サンチェス(スペイン、アスタナ) | 4h27’30” |
2位 | ソニー・コルブレッリ(イタリア、バーレーン・メリダ) | +06” |
3位 | エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、チームスカイ) | |
4位 | ミヒャエル・アルバジーニ(スイス、オリカ・スコット) | |
5位 | アルベルト・ベッティオール(イタリア、キャノンデール・ドラパック) | |
6位 | アンドレア・パスカロン(イタリア、ワンティ・グループグベルト) | |
7位 | マルコ・カノラ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ) | |
8位 | ジュリアン・シモン(フランス、コフィディス・ソルシオンクレディ) | |
9位 | シモーネ・コンソンニ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | |
10位 | マグナスコルト・ニールセン(デンマーク、オリカ・スコット) |
text:So.Isobe
photo:CorVos
photo:CorVos
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