今大会初の山岳ステージの翌日に待っていたのは、スプリンター達のハイスピードな闘い。今大会2勝目を飾ったマルセル・キッテル(ドイツ、クイックステップフロアーズ)らのコメントを紹介します。



2勝目を飾ったマルセル・キッテル(ドイツ、クイックステップフロアーズ)

リエージュに次ぎステージ2勝目を挙げたマルセル・キッテル(クイックステップフロアーズ)リエージュに次ぎステージ2勝目を挙げたマルセル・キッテル(クイックステップフロアーズ) photo:Makoto.AYANO
ゴールスプリントを制したマルセル・キッテル(クイックステップフロアーズ)ゴールスプリントを制したマルセル・キッテル(クイックステップフロアーズ) photo:Makoto.AYANO今日は勝てる自信があった。チームの皆に、ラスト5kmでポジションを落とさないように、リードアウトしてくれ、と頼んだんだ。ファビオ・サバティーニはこのステージでも完璧に任務を遂行してくれた。おかげで、チームの皆が誇るに値する勝利を掴むことが出来た。

スプリントでは、アルノー・デマールの番手につけようとしたんだけど、空いているスペースが出来たので、一瞬早くスプリントを開始することが出来た。このラインのおかげでデマールやグライペルを左から捲ることが出来たんだ。カヴェンディッシュとサガン、2人のスターがいなくなってしまっても、スプリントは白熱して緊張したものであることに変わりはないし、勝利することが簡単になったわけでもない。だから、この2度目の勝利はやっぱり嬉しいものだよ。

マイヨヴェールを守った2位、アルノー・デマール(フランス、エフデジ)

マイヨヴェールを着るアルノー・デマール(エフデジュ)マイヨヴェールを着るアルノー・デマール(エフデジュ) photo:Makoto.AYANO2位というのは悪い順位じゃない。針の穴を通すようなスプリントだったけれど、どうにかフィニッシュすることが出来た。危険だからと言って、自分の努力を無にするようなことはしたくなかった。勝てると思ったんだ。バリアのすぐ側を走っていて、観客が持っていた何かに接触した。

グライペルと並んでスプリントしていたら、キッテルが追い越していくのが見えた。かなり後ろからのスプリントだったみたいだけれど、僕らよりもスピードに乗っていたね。でも、脚の調子はかなり良いし、幸せな気分だよ。

3位のアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ソウダル)

先行したアルノー・デマール(フランス、エフデジ)とアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ソウダル)を抜くマルセル・キッテル(ドイツ、クイックステップフロアーズ)先行したアルノー・デマール(フランス、エフデジ)とアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ソウダル)を抜くマルセル・キッテル(ドイツ、クイックステップフロアーズ) photo:Tim de Waele / TDWsport勝利を狙っていたので当然落ち込んでいる。そしてキッテルは間違いなくベストだった。(発射台役の)ルーランツは残り15km地点でパンクしたのに復帰してきてくれて、僕が3番手でスプリントを開始するのを手伝ってくれた。今日のスプリントは男と男の勝負だった。全力でスプリントしたけれど、勝利には届かなかった。主導権を握ることができたが、キッテルとデマールが速かった。

4位、アレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ・アルペシン)

スプリントは問題なかったので残念。マルコ・ハラーが素晴らしい働きをしてくれたけれど、スプリントを始める場所が後ろ過ぎた。最後の左コーナーで地面に落ちていた紙を踏んだので、前輪が少しだけ滑るような感覚があった。転倒しないで良かったけれど、そこで少しだけスピードを落としてしまった。とりあえず今のところ調子は良いので、明日また勝利を狙っていきたい。

7位、マイケル・マシューズ(オーストラリア、サンウェブ)

ラスト50kmから本格的なレースが始まった。道が狭くて、誰もがポジションを失わないように必死だった。出来るだけ前の方でスプリントを始めたかったんだ。僕は混戦の中で、肘を使って誰かを支えることが出来るようなテクニックは無いからね。脚の調子はとてもいいよ。リードアウトトレインの動きが洗練されれば、良い結果を残すことができるはずだ。

怪我に苦しむジョン・デゲンコルブ(ドイツ、トレック・セガフレード)

怪我を抱えるジョン・デゲンコルブ(ドイツ、トレック・セガフレード)怪我を抱えるジョン・デゲンコルブ(ドイツ、トレック・セガフレード) photo:CorVos
傷に苦しんだ昨日を踏まえれば、スプリントに加わることができて良かった。背中の擦過傷も痛むけれど、一番の問題は肩関節がずれていること。昨日はハンドルを引くことができず、バイクコントロールすら少し危ない感じでとても苦しんだ。それに比べれば順位を狙うことができた今日はずっとマシだ。落車の衝撃はとても大きくて、エネルギーを使ってしまったし、スプリントの出力が落ちてしまった。でももっと悪い状況にもなり得たのでラッキーだったんだろう。

まだ落車の記憶や恐怖が残っているけれど、今日は横並びのスプリントで、その前のポジション争いも比較的平和だったので良かった。ツールでのスプリント勝負のレベルはもう頭がおかしいレベルで高く、めちゃくちゃに速いんだ。世界中のトップスプリンターが集い、勝利を目指して戦っている。

キッテルが前に上がった時は彼の後ろに付いていたけれど、スリップに入ってポジションを上げていくだけの脚は僕には無かった。彼の強さは誰の目にも明らかだし、スプリントでは頭一つ抜け出している感がある。彼の走りは素晴らしいの一言だ。

敢闘賞のヴェガールステイク・ラエンゲン(ノルウェー、UAEチームエミレーツ)

ステージ敢闘賞を獲得したヴェガールステイク・ラエンゲン(ノルウェー、UAEチームエミレーツ)ステージ敢闘賞を獲得したヴェガールステイク・ラエンゲン(ノルウェー、UAEチームエミレーツ) photo:Kei Tsuji / TDWsportほとんど完全に平坦なステージだったから逃げには難しい一日だった。フィニッシュまで逃げきることが出来るとは考えてなかった。ツールの後半に、もっと多くの登りが登場するステージで、またチャレンジしてみたい。

今日は逃げの中でも多めに前を引いていたけれど、脚の調子も良かったし、バイクのポジションもぴったりだったからそんなに消耗してはいないよ。

アルベルト・コンタドール(スペイン、トレック・セガフレード)

リラックスしてスタートを待つアルベルト・コンタドール(スペイン、トレック・セガフレード)リラックスしてスタートを待つアルベルト・コンタドール(スペイン、トレック・セガフレード) photo:CorVos今日の目的は落車を避け、暑さにやられないように水分をこまめに摂ることだった。今日は230kmのニュートラル区間のようなレース。僕が思うに200km以上の距離は必要ない。完全なコンディションでは無かった自分にとって、昨日のステージはとてもタフだった。ただし昨日の走りには満足しているし、今週日曜はまったく違うレースになるだろう。ツール全ステージの中でも最もタフで、登りの耐久レースのようだ。僕向きのコースなので楽しみにしたい。

text:CW編集部
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