サイクルモードでブース担当者がイチオシアイテムをピックアップして紹介する第2弾。カワシマサイクルサプライからはDTの新型ホイールとフィジークのスパインコンセプトを、ピナレロ・ジャパンからは話題のドグマ60.1、フルカーボン化したFP2、オペラ・レオナルドを紹介。パナレーサーはセドリック・グラシアと共同開発を行ったMTB用タイヤ、エクストリームEVO3 PT限定カラー、アーバンタイヤのリーズナブルモデルを紹介。




カワシマサイクルサプライ (DT、フィジーク日本代理店)


ニューシステムを導入した安心の高剛性ホイール DT RR1450TRICON

DTからはロード用とMTB用に新しいコンセプトのホイール「RR1450TRICON」が登場した。いかにもスイスメイドというイメージで高品質、またホイールの剛性はきわめて高いという。重量はフロント650g、リア800g。価格は168,600円(ペア)となる。チューブレス対応。

DTの新型ホイールRR1450TRICON。チューブレス対応DTの新型ホイールRR1450TRICON。チューブレス対応
ハブは別体構造。スポークパターンも独特だハブは別体構造。スポークパターンも独特だ チューブレス対応のリムチューブレス対応のリム


「"トライコン"というシステムを導入したニューホイールです。ロード用、MTB用とそれぞれ1モデルづつ登場しました。もちろんチューブレス対応です。特徴的なのはハブの構造です。ハブシェルとフランジのスリーピースの別体構造です。そしてスポークはダブルスレッド構造で、ハブとリム側の両方にジョイントさせます。他社は体重制限を80kg前後とする場合が多いですが、これは100kgまでOK。突き上げに対する強度、高剛性に長けていてとにかく頑丈です。重量は激軽というわけではないですが、頑丈で剛性バランスに優れています。DTはトラディショナルなモデルが多かったので、デザイン的にも変わっていて注目度は高いですね」。(カワシマサイクルサプライ・藤井さん)


フィジーク スパインコンセプト サドル選びは真実は身体の柔軟性にあった!

サドル市場で大きくシェアを伸ばしているフィジーク。この隆盛なブランドが新しいサドル選びの提案をしている。それが「スパインコンセプト」だ。特別な計測ツールは必要ない。脚をそろえて力を抜いて前屈をするだけ。そして柔軟性に合わせて3パターンのサドル(アリアンテ、アンタレス、アリオネ)を提案するというものだ。

フィジークが提案するスパインコンセプトフィジークが提案するスパインコンセプト 前屈をしてその角度によってサドルを選ぶ前屈をしてその角度によってサドルを選ぶ

この3種類から選んでみようこの3種類から選んでみよう 会場では実際にサドルのテストができる会場では実際にサドルのテストができる


「身体の柔軟性の違いによってライディングフォームは変わってきます。柔軟性の違いはサドルに必要とされる形の違いにも現れます。そこで柔軟性に合わせた形状を持つサドルが、最も効率的なライディングフォームを実現するのです」。(カワシマサイクルサプライ、池田さん)

フィジークのスパインコンセプトを紹介してださったのはカワシマサイクルサプライの池田恭子さんフィジークのスパインコンセプトを紹介してださったのはカワシマサイクルサプライの池田恭子さん





ピナレロ・ジャパン (ピナレロ、オペラ日本総代理店)


ピナレロ・ドグマ60.1 オールマイティに楽しめる"ベスト・オブ・グランフォンド"

コンセプトはプロだけに向けたモデルではなく、一般のハイアマチュアに向けたハイエンドモデル。尖った性能はないが、すべての性能において高得点。これがベストなグランフォンドバイクということ。プリンスと比べても短距離ではそれほど違いはないが、乗りやすさという意味では優れているという。

ピナレロ、オペラを紹介してくださったのはピナレロ・ジャパンの藤井さんピナレロ、オペラを紹介してくださったのはピナレロ・ジャパンの藤井さん
「電動デュラの仕様も選択でき、オーダーも可能です。実際に乗られている方の意見を聞くと、どの速度域でも楽しく、性能的においしいところが限られているようなバイクではないですね。ユーザーのレベルにかかわらず楽しめるバイクではないでしょうか」。(ピナレロ・ジャパン、藤井さん)


フルカーボン化を果たしたコンフォートバイク ピナレロFP2

フルカーボン化したFP2。カタログ上では24tだが、30tとのミックスで必要な場所に応じて使い分けられているという。

フルカーボン化したピナレロ・FP2フルカーボン化したピナレロ・FP2
「コンフォート寄りのバイクで、ヘッドチューブが長いなどアップライトなポジションを実現しやすくなっています。ただピナレロの場合はコンフォートといってもあくまでロードバイクの中でのコンフォートなので、基本はロードバイクのジオメトリー。スピードを追求するという部分はしっかりと強調されています」。(ピナレロ・ジャパン、藤井さん)


オペラスーパーレオナルド ボックス形状の優れた剛性バランスに注目

基本的にレースジオメトリー。レーサーグレードとしては、ピナレロの位置づけでいけばFP7と同等レベルの製品といえる。

オペラ・レオナルド。ピナレロラインとは股異なる前衛的デザインオペラ・レオナルド。ピナレロラインとは股異なる前衛的デザイン

「プライスに関してはオペラはピナレロよりもお買い得な価格設定をしています。見た目はボックス形状デザインなので剛性が高そうですがが、実際に乗ってみると剛性バランスが取られており、ドグマと似たフィーリングです。どの速度域でも気持ちよく進んでくれる、懐が深いモデルなんです」。(ピナレロ・ジャパン、藤井さん)






パナソニックポリテクノロジー


走りの軽さを実現したCGコラボモデル

超一流のダウンヒラー、セドリック・グラシアと共同開発をしたMTBタイヤ、CG XC2.1。重量よりも走りの軽さを重要視して製作された。

CG XC2.1のパターンはなんとCとG。豊富なラインナップを紹介してくださったのはパナソニックポリテクノロジーの宮路さんCG XC2.1のパターンはなんとCとG。豊富なラインナップを紹介してくださったのはパナソニックポリテクノロジーの宮路さん
「センターブロックがセドリック・グラシアのイニシャルであるCとGになっているのが特徴です。これまで満足するMTBタイヤがなく、どこかのメーカーと共同開発をしたいと思っており、このコラボレーションが実現しました。商品開発には1年以上かかっています」。(パナソニックポリテクノロジー、宮路さん)


人気のエクストリームEVO3 PTにニューカラーが限定登場

限定販売で、カラーラインナップが新登場。今月限定発売予定だ。

人気のエクストリームEVO3 PTの限定3色のカラーバリエーションを発表人気のエクストリームEVO3 PTの限定3色のカラーバリエーションを発表
「カラーラインナップを増やして欲しいというユーザーの願いがあったため、赤と青とグレーの3色を用意しました。ユーロバイクとインターバイクでも評判が良かったので、販売を決定しました」。(パナソニックポリテクノロジー、宮路さん)


耐カット性を強化したアーバンロード用モデル カテゴリーS

街中でロードバイクを走りたい人向けのアーバンロード用のタイヤのカテゴリーS。耐カット性を強くしながらコストを抑えている。

太めのコードでカットに強いカテゴリーS太めのコードでカットに強いカテゴリーS
「アーバンユースに特化させて、コードは太めのもの、重量も軽めにしました。安心してグリップするミックスパターンを使っているので、エントリーユーザーにもお勧めです」。(パナソニックポリテクノロジー、宮路さん)


コストパフォーマンスの高いアーバンタイヤ リブモS

アーバンの最強タイヤ、リブモの走りをもっと気軽に楽しみたいという要望に応えたのがこのリブモSだ。

超汎用性が高いリブモがお求めやすくなった超汎用性が高いリブモがお求めやすくなった
「クロスバイク系のユーザーをターゲットにしています。コストパフォーマンスに優れていて、ロードバイクよりもっと手軽に使いたいというクロスバイクユーザーのニーズに応えます。サイドまでオールブラック仕様で、サイドカットにも強いモデルです」(パナソニックポリテクノロジー、宮路さん)


photo&text:Kenichi.Yamamoto

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