12月6日、京都府福知山市で関西シクロクロス第4戦由良川が行われ、C1は入江克典(シマノドリンキング)が優勝した。また、シマノレーシングから3人が参加し会場を沸かせた。

C1スタート前C1スタート前 photo:Akihiro.NAKAO第4戦由良川は同日に世界戦セレクションシリーズが富士山で行われた為、C1の選手は20人程の少ないエントリー数になった。しかし、シマノレーシングから畑中勇介が前回マイアミに続いて参戦。C2には初めてシクロクロスに参戦する阿部嵩之・村上純平がギャラリーを沸かした。

由良川のコースは河川敷のフラットなコースであるものの、枯れ草が非常に重く、土手の登り降りや180度ターン等のカーブを丁寧にこなさなくてはならない。見た目よりも大変タフなコースだ。C1は半周のスタートループ後、9周した。


C1最初のシケインC1最初のシケイン photo:Akihiro.NAKAOC1
入江が序盤から先頭に立ちリード、後続集団に畑中・伊澤優大(岩井商会レーシング)・久保伸次(岩井商会レーシング) ・船岡洋(タクリーノKS-Material)ら6人で追走する。3周目に畑中がパックを抜け出し入江の追走を開始。25秒程の差を畑中は何とか詰めようとするものの、入江の職人さながらの丁寧なシケイン・カーブのこなしかたで差は詰まらず、最終周回ついに畑中は遅れてしまいそのまま入江の今季初優勝。2位畑中の次は3位に伊澤が入った。

入江は「フラットなコースでシマノレーシングの選手に勝てて、僕もまだまだいけると思いました。人気の関西・実力の関東のシクロクロスですが、来週の全日本はできれば6位、最低でも一桁を狙いたいです」と述べた。


追走する畑中勇介(シマノレーシング)追走する畑中勇介(シマノレーシング) photo:Akihiro.NAKAOC2
ジュニアカテゴリーの沢田時(ENDLESS/ProRide)がロードのトッププロである阿部・村上二人を相手に果敢に戦った。6周回になったC2は、沢田・阿部・村上で序盤から3人パックで後続を突き放す。阿部・村上は昨日初めてシクロクロスバイクに乗ったほどのビギナー、沢田は二人のパワーに対してテクニックで走る。
しかし3周目に沢田はパンク、MTBにバイク交換するものの阿部に先頭を許してしまう。沢田はタイヤ交換したシクロクロスバイクに再び乗り直すが、後ブレーキのワイヤーを固定していない為か村上にも抜かれてしまうものの、最終周回に沢田は村上を抜き返し、優勝は阿部・2位沢田・3位村上となった。


優勝の入江克典(シマノドリンキング)優勝の入江克典(シマノドリンキング) photo:Akihiro.NAKAOCM1、CL1
シマノ・アメリカから参戦したジェシーガスコン(シマノドリンキング)に対して佐野光宏(ストラーダR)が序盤リードするものの遅れ、最終周回に岩本雅秀(チーム泥んこプロレス)がゴール前のストレートで挽回して優勝した。
女子L1は中村真清が敵無しで優勝した。



C2・阿部嵩之(シマノレーシング)と村上純平(シマノレーシング)C2・阿部嵩之(シマノレーシング)と村上純平(シマノレーシング) photo:Akihiro.NAKAO結果
C1
1位 入江克典(シマノドリンキング)00:56:36 
2位 畑中勇介(シマノレーシング)+0:35 
3位 伊澤優大(岩井商会レーシング)+1:43 
4位 久保伸次(岩井商会レーシング)+2:08 
5位 水谷祐太(シマノドリンキング)+2:30  
6位 船岡洋(タクリーノ KS-Material)+2:33 

C2
1位 阿部嵩之(シマノレーシング)00:41:07
2位 沢田時(ENDLESS/ProRide)+0:33
3位 村上純平(シマノレーシング)+0:41
4位 赤塚剛司(Mt・Hase321)+1:57
5位 横山博一(シマノドリンキング)+2:21


L1表彰L1表彰 photo:Akihiro.NAKAOCM1
1位 岩本雅秀(チーム泥んこプロレス)00:44:49
2位 ジェシーガスコン(シマノドリンキング)+0:06
3位 佐野光宏(ストラーダR)+0:26

L1
1位 中村真清 00:40:51
2位 中道のぞみ(Salata bianca kobe)+4:36
3位 上田順子(クラブシルベスト)


Photo&text:Akihiro.NAKAO

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