ボントレガーが68gという超軽量フルカーボンサドル「XXX Carbon Road Saddle」をリリース。これまでのサドル開発技術を駆使することで、究極の軽量性を追求した意欲作だ。



ボントレガー XXX Carbon Road Saddleボントレガー XXX Carbon Road Saddle (c)トレック・ジャパン
アメリカ、カリフォルニア州で創業したサイクルパーツブランド、ボントレガー。現在はトレックのパーツブランドとして広く認知され、プロ選手が使用するハイエンドパーツからシティ・アーバンライド向けのアイテムまでをカバーする幅広いラインアップとバリエーションが特徴だ。

そんなボントレガーから登場したのが、68gという超軽量を実現したフルカーボンサドル「XXX Carbon」。ヒルクライムレースなどで1gでも機材の重量を削りたいヒルクライマーにとって、大きなアドバンテージになるであろうハイエンドレーシングサドルだ。

サドル裏面もレール部分もその結合部でさえ全てカーボンで仕上げられているサドル裏面もレール部分もその結合部でさえ全てカーボンで仕上げられている (c)トレック・ジャパンボントレガーのロゴが浮かぶ座面はフルカーボンで成型されるボントレガーのロゴが浮かぶ座面はフルカーボンで成型される (c)トレック・ジャパン

化粧箱に入れられ販売される化粧箱に入れられ販売される (c)トレック・ジャパンサドル裏面には「HANDMADE WITH PRIDE USA WATERLOO WISCONSIN」のデカールが貼られるサドル裏面には「HANDMADE WITH PRIDE USA WATERLOO WISCONSIN」のデカールが貼られる (c)トレック・ジャパン


ボントレガーのハイエンドアイテムに冠される「XXX(トリプルエックス)」を与えられたこのサドルは、トレック社の誇るOCLVカーボンを使用し、パッドなどの無駄な部分を全て廃し、座面やレールなど構成されるパーツ全てをカーボンで成型することで、通常のサドルが200g~300gという3桁台の重量となるのに対し圧倒的な軽量性を確保している。

座面形状は、柔軟性に優れ前傾姿勢で走る場合が多いユーザーに対してボントレガーが提唱する「乗車姿勢2(Posture2)」。人間工学からライダーの動きを分析し、ハイパフォーマンスを出せるよう最適化されたinForm BioDynamicと、中央部分をカットアウトすることで股間部への負担を和らげるContour Relief Zone Plus(CRZ+)を採用。フルカーボンサドルでありながらデイリーユースにも対応するよう設計されている。

ラウンド形状の座面と中央部が大きく開いたデザインを採用ラウンド形状の座面と中央部が大きく開いたデザインを採用 (c)トレック・ジャパン座面後部がやや反り上がることで前傾姿勢でもフィットする形状となっている座面後部がやや反り上がることで前傾姿勢でもフィットする形状となっている (c)トレック・ジャパン


製造はアメリカ、ウィスコンシン州ウォータールーにあるトレックの本社工場で行われるため、高品質かつ高精度で、その信頼性にも期待できる。レールはオーバーサイズとなっており、7×10mmのヤグラが必要だ。座面はワンサイズ展開となり、カラーはブラックの1色だ。価格は59,000円(税込)で取り扱いはトレック・ジャパン。

ヒルクライムなど短時間勝負の決戦用サドルにはぴったり、と河井さんヒルクライムなど短時間勝負の決戦用サドルにはぴったり、と河井さん (c)バイクプラス多摩センター今回、トレックコンセプトストアであるバイクプラス多摩センターの河井店長よりオススメコメントをいただいた。

「巷で話題の超軽量サドル、ボントレガーXXXCarbonが早くも入荷してきました!早速持ってみましたが、その印象は…もちろん軽い!!こんなに軽くて大丈夫?と一瞬不安になりそうですが、そこは信頼のボントレガー製品、体重制限もなくしっかりとした強度がありますのでご安心を!感触はやはりフルカーボンということで、座面の硬さは否めませんが、ヒルクライムなど短時間勝負の決戦用サドルにはぴったりかと思います。軽量化マニアもそうでない方も、ぜひ一度手に取ってご覧ください」。



ボントレガー XXX Carbon Road Saddle
重量:68g
カラー:ブラック
サイズ:ワンサイズ
価格:59,000円(税込)

リンク

最新ニュース(全ジャンル)