4月14日(金)、インドネシアのロンボク島で開催されるステージレース「ツール・ド・ロンボク」の第2ステージが行われ、リーダージャージを着るネイサン・アール(チーム右京)がステージ優勝した。



4賞ジャージが揃った第2ステージのスタートライン4賞ジャージが揃った第2ステージのスタートライン photo:Satoru Kato今日も多くの観客に見送られてスタート今日も多くの観客に見送られてスタート photo:Satoru Kato

ツール・ド・ロンボク2017 第2ステージツール・ド・ロンボク2017 第2ステージ photo:Satoru Kato


海岸沿いのコースを行く集団海岸沿いのコースを行く集団 photo:Satoru Katoレース後半、中島康晴(キナンサイクリングチーム)、徳田優、平塚吉光(チーム右京)の日本人選手がメイン集団を牽引レース後半、中島康晴(キナンサイクリングチーム)、徳田優、平塚吉光(チーム右京)の日本人選手がメイン集団を牽引 photo:Satoru Katoレース序盤から逃げ続けたマークジョン・レクサー・ガレド(セブンイレブン)レース序盤から逃げ続けたマークジョン・レクサー・ガレド(セブンイレブン) photo:Satoru Katoツール・ド・ロンボクの第2ステージは、ロンボク島西部のバンサルハーバーから、海岸沿いに北上してセナルにゴールする113.3km。レース序盤に3級山岳が設定されているが、その後は平坦基調。残り10kmからはゴールの標高546mの3級山岳に向けての登り。ゴールに近くなるほど傾斜がきつくなり、最後の100mは壁のような激坂になる。

ロンボク島周辺の島々へのボートが発着する港町・バンサルをパレードスタート。リアルスタートが切られると、すぐに始まる最初の3級山岳に向けてアタック合戦が始まる。この動きの中から、2名の選手が先行する。いずれも総合順位では10分以上遅れている選手なので、リーダージャージのネイサン・アールを擁するチーム右京が集団コントロールをして逃げを容認する。

先行するのはマークジョン・レクサー・ガレド(セブンイレブン)、そこから3分遅れてレイトン・コック(LBC-ヴァリス)。その1分後にメイン集団という構図がレース中盤は続く。後半に入ると、逃げを吸収してステージ優勝を狙いたいキナンサイクリングチームが集団コントロールに加担し、先行する2人を追走する。

残り10kmを切って登り区間に入ると、逃げ続けた2人は吸収され、チーム右京とキナン、さらにダヴィデ・レベリン(クウェイト・カチューショES)の総合上位をめぐる争いに。最後はアールが他の選手を振り切ってゴールし、ステージ2勝目を挙げた。2位にベンジャミン・プラデスが続き、チーム右京がワンツーフィニッシュ。レベリンが3位に入った。

15日はクタビーチからセンバルまでの134km。終盤には標高1557mの超級山岳を越えるクイーンステージを迎える。



逃げを見送って横に広がる集団逃げを見送って横に広がる集団 photo:Satoru Katoチーム右京が集団コントロールを開始チーム右京が集団コントロールを開始 photo:Satoru Kato

リーダージャージのネイサン・アール(チーム右京)がステージ優勝リーダージャージのネイサン・アール(チーム右京)がステージ優勝 photo:Satoru Kato


ツール・ド・ロンボク2017第2ステージ 結果
1位 ネイサン・アール(チーム右京)                 2h59’34"
2位 ベンジャミン・プラデス(チーム右京)                 +2"
3位 ダヴィデ・レベリン(クウェート・カチューショES)
4位 ジャイ・クロフォード(キナンサイクリングチーム)           +3"
5位 トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム)               +23"
6位 チョウ・ヨンミン(Geumnsan Insam Cello)             +36"

個人総合順位

1位 ネイサン・アール(チーム右京)                6h15’35"
2位 ベンジャミン・プラデス(チーム右京)              +1’38"
3位 ダヴィデ・レベリン(クウェート・カチューショES)        +1’44"
4位 ジャイ・クロフォード(キナンサイクリングチーム)         +2’18"
5位 リカルド・ガルシア(キナンサイクリングチーム)          +2’30"
6位 トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム)              +4’51"

チーム総合順位
1位 キナンサイクリングチーム                   8h59’58"
2位 セントジョージ・コンチネンタルサイクリングチーム        +3’33"
3位 クウェイト・カチューショES                    +4’4"

スプリント賞
1位 ネイサン・アール(チーム右京)                  30p
2位 ベンジャミン・プラデス(チーム右京)               21p
3位 ダヴィデ・レベリン(クウェイト・カチューショES)         16p

山岳賞
1位 ネイサン・アール(チーム右京)                  18p
2位 チョウ・ヨンミン(Geumnsan Insam Cello)             6p
3位 ベンジャミン・プラデス(チーム右京)               5p


text&photo:Satoru.Kato