4月13日(木)、インドネシアのロンボク島で始めて開催されるステージレース「ツール・ド・ロンボク」がスタート。初日の第1ステージは、ネイサン・アール(チーム右京)が優勝。2位にリカルド・ガルシア(キナンサイクリングチーム)が続き、日本チームが上位を占めた。
第1ステージのスタート地点には多くの観客が集まった。 photo:Satoru Kato
マタラムをパレードしてスタート photo:Satoru Kato
ツール・ド・ロンボク2017 第1ステージ 青い海の入江を背に行く逃げ集団 photo:Satoru Kato
序盤から形成された7人の逃げ集団 photo:Satoru Kato
ジャイ・クロフォード(キナンサイクリングチーム)を先頭に逃げ集団を追う追走集団 photo:Satoru Kato
単独先行するネイサン・アール(チーム右京)を追う集団の中には、往年の名選手・ダヴィデ・レベリン(クウェート・カチューショES)の姿が photo:Satoru Katoツール・ド・ロンボクは、インドネシア中部の観光地・バリ島の東隣にあるロンボク島で開催されるUCI2.2のステージレース。四国のおよそ1/4の面積の島で、4日間4ステージ計484kmのレースが開催される。
出場チームは、アジアツアーを中心に参戦するチームや、地元インドネシアのクラブチームなど計19チーム。日本からは、チーム右京、キナンサイクリングチーム、インタープロ・サイクリングチームの3チームが出場する。
第1ステージは、ロンボク島西部にある街マタラムから、島南部のクタビーチまでの126km。スプリントポイント1ヶ所と、標高200m前後の4級山岳3か所が設定される。コース中盤からは狭く曲がりくねった道が続き、レース展開にも少なからず影響を及ぼした。
16km地点のスプリント賞を通過した後、7人の逃げ集団が形成される。ここに、日本チームからネイサン・アール(チーム右京)、リカルド・ガルシア(キナンサイクリングチーム:以下キナン)、水野恭兵(インタープロ・サイクリングチーム)が加わる。主要チームのメンバーが入った事から、メイン集団との差は1分以上に開く。
63km地点の2つ目の山岳賞に向けての登りで、メイン集団からトマ・ルバ、ジャイ・クロフォード(キナン)、ベンジャミン・プラデス、徳田優(チーム右京)、ダヴィデ・レベリン(クウェート・カチューショES)の5人が追走。
一方逃げ集団では、残り30km付近でアールが単独で先行。後続に1分20秒の差をつける。ガルシア、クロフォード、レベリンらが追走するが最後まで差を詰めきれず、アールが逃げ切りでステージ優勝。山岳賞とスプリント賞も手にした。
14日の第2ステージは、島西部のバンサルハーバーから、北部のセナルまでの113km。8割がた平坦基調となるが、最後は標高546mの3級山岳を登ってゴールとなる。
逃げ切ったネイサン・アール(チーム右京)が優勝。チーム右京とキナンサイクリングチームが表彰台を分け合った。 photo:Satoru Kato
ツール・ド・ロンボク2017 第1ステージ 結果
1位 ネイサン・アール(チーム右京) 3h6’21”
2位 リカルド・ガルシア(キナンサイクリングチーム) +1'26"
3位 ベンジャミン・プラデス(チーム右京)
4位 ダヴィデ・レベリン(クウェート・カチューショES)
5位 ジャイ・クロフォード(キナンサイクリングチーム) +1'55"
6位 トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム) +4'08"
山岳賞
1位 ネイサン・アール(チーム右京) 12p
2位 リカルド・ガルシア(キナンサイクリングチーム) 5p
3位 ジェシー・ジェームス・エワート(セブンイレブン) 2p
スプリント賞
1位 ネイサン・アール(チーム右京) 15p
2位 リカルド・ガルシア(キナンサイクリングチーム) 12p
3位 ベンジャミン・プラデス(チーム右京) 9p
チーム総合時間順位
1位 キナンサイクリングチーム 9時間56分32秒
2位 チーム右京 +2分38秒
3位 クウェイト・カチューショES +12分23秒
text&photo:Satoru Kato






出場チームは、アジアツアーを中心に参戦するチームや、地元インドネシアのクラブチームなど計19チーム。日本からは、チーム右京、キナンサイクリングチーム、インタープロ・サイクリングチームの3チームが出場する。
第1ステージは、ロンボク島西部にある街マタラムから、島南部のクタビーチまでの126km。スプリントポイント1ヶ所と、標高200m前後の4級山岳3か所が設定される。コース中盤からは狭く曲がりくねった道が続き、レース展開にも少なからず影響を及ぼした。
16km地点のスプリント賞を通過した後、7人の逃げ集団が形成される。ここに、日本チームからネイサン・アール(チーム右京)、リカルド・ガルシア(キナンサイクリングチーム:以下キナン)、水野恭兵(インタープロ・サイクリングチーム)が加わる。主要チームのメンバーが入った事から、メイン集団との差は1分以上に開く。
63km地点の2つ目の山岳賞に向けての登りで、メイン集団からトマ・ルバ、ジャイ・クロフォード(キナン)、ベンジャミン・プラデス、徳田優(チーム右京)、ダヴィデ・レベリン(クウェート・カチューショES)の5人が追走。
一方逃げ集団では、残り30km付近でアールが単独で先行。後続に1分20秒の差をつける。ガルシア、クロフォード、レベリンらが追走するが最後まで差を詰めきれず、アールが逃げ切りでステージ優勝。山岳賞とスプリント賞も手にした。
14日の第2ステージは、島西部のバンサルハーバーから、北部のセナルまでの113km。8割がた平坦基調となるが、最後は標高546mの3級山岳を登ってゴールとなる。

ツール・ド・ロンボク2017 第1ステージ 結果
1位 ネイサン・アール(チーム右京) 3h6’21”
2位 リカルド・ガルシア(キナンサイクリングチーム) +1'26"
3位 ベンジャミン・プラデス(チーム右京)
4位 ダヴィデ・レベリン(クウェート・カチューショES)
5位 ジャイ・クロフォード(キナンサイクリングチーム) +1'55"
6位 トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム) +4'08"
山岳賞
1位 ネイサン・アール(チーム右京) 12p
2位 リカルド・ガルシア(キナンサイクリングチーム) 5p
3位 ジェシー・ジェームス・エワート(セブンイレブン) 2p
スプリント賞
1位 ネイサン・アール(チーム右京) 15p
2位 リカルド・ガルシア(キナンサイクリングチーム) 12p
3位 ベンジャミン・プラデス(チーム右京) 9p
チーム総合時間順位
1位 キナンサイクリングチーム 9時間56分32秒
2位 チーム右京 +2分38秒
3位 クウェイト・カチューショES +12分23秒
text&photo:Satoru Kato
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