2017/03/30(木) - 11:55
今大会のクイーンステージとなるツール・ド・台湾第4ステージ。終盤の2級山岳山頂付近で抜け出した9名のエスケープグループで争われたスプリントをエドウィン・アヴィラ(チームイルミネート)が制した。ステージ2位に入ったベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)が総合首位に立っている。
台湾中部を舞台に争われたツール・ド・台湾第4ステージ。台湾のほぼ中央にある最も大きな湖である「日月潭(にちげつたん)」へとゴールするこの日は、今大会最高標高となるKOMが設定されるクイーンステージとして、総合成績に大きな影響を与えることが予想された。
序盤に700mまで登る山岳が現れ、終盤には獲得標高約800mの登坂をこなしたのち、10kmのアップダウンをこなしてフィニッシュする166km。リアルスタートが切られると同時にアタックがかかり、3名の逃げが形成される。
一つ目のKOMを3名のままクリアした逃げ集団だが、2つ目の玄奘寺への登りへ差し掛かるとチーム右京が中心となりメイン集団を牽引。30km地点でオスカル・プジョル(チーム右京)のアタックを皮切りに一気にペースが上がった集団によって逃げは吸収された。
アタックを成功させ、単独で先行するプジョルに3名の選手がブリッジを成功させ、4名となった先頭集団で山頂をクリア。下りセクションではチームイルミネートの選手が落車しプジョルがあわや巻き込まれかけるシーンも。後ろからはさらに6名の選手が追走を仕掛け、フィニッシュを目前に集団は9名に。
何度もアタックがかかるが、9名のまま集団スプリントに。中央から仕掛けたアラン・マランゴーニ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)の背後で右へとラインを変更したエドウィン・アヴィラ(コロンビア、チームイルミネート)が伸び、そのままトップでフィニッシュ。2度目のステージ優勝を果たした。
一方、ステージ2位に入ったベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)が総合成績で首位に。総合成績と山岳賞のダブルリーダーとなっている。また、早川朋宏(愛三工業レーシング)は第3集団でフィニッシュし、アジアンリーダーを守っている。
ツール・ド・台湾2017第4ステージ結果
1位 エドウィン・アヴィラ(コロンビア、チームイルミネート) 4h17’10”
2位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)
3位 アラン・マランゴーニ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)
4位 アントニオ・サントーロ(イタリア、モンキータウンコンチネンタル)
5位 ケヴィン・デヨンフ(ベルギー、シーベル・セボン)
6位 マウリシオ・オルテガ(コロンビア、RTS・モントンレーシング)
7位 オスカル・プジョル(スペイン、チーム右京) +06”
8位 ロドリゴ・アラク(スペイン、チーム右京)
9位 キャメロン・パイパー(アメリカ、チームイルミネート) +09”
10位 ヴラシスラウ・クリコフ(ロシア、ロシアナショナルチーム)
個人総合成績
1位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)
2位 ケヴィン・デヨンフ(ベルギー、シーベル・セボン)
3位 エドウィン・アヴィラ(チームイルミネート)
4位 ロドリゴ・アラク(スペイン、チーム右京)
5位 アントニオ・サントーロ(イタリア、モンキータウンコンチネンタル)
6位 マウリシオ・オルテガ(コロンビア、RTS・モントンレーシング)
7位 ダニエル・サマーヒル(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア)
8位 アンソニー・ジャコッポ(オーストラリア、アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス)
9位 マルコ・ザノッティ(イタリア、モンキータウンコンチネンタル)
10位 ラクラン・ノリス(オーストリア、ユナイテッドヘルスケア)
ポイント賞
1位 エドウィン・アヴィラ(チームイルミネート)
山岳賞
1位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)
チーム総合成績
1位 シーベル・セボン
text:Naoki.Yasuoka
photo:www.tourdetaiwan.org.tw
台湾中部を舞台に争われたツール・ド・台湾第4ステージ。台湾のほぼ中央にある最も大きな湖である「日月潭(にちげつたん)」へとゴールするこの日は、今大会最高標高となるKOMが設定されるクイーンステージとして、総合成績に大きな影響を与えることが予想された。
序盤に700mまで登る山岳が現れ、終盤には獲得標高約800mの登坂をこなしたのち、10kmのアップダウンをこなしてフィニッシュする166km。リアルスタートが切られると同時にアタックがかかり、3名の逃げが形成される。
一つ目のKOMを3名のままクリアした逃げ集団だが、2つ目の玄奘寺への登りへ差し掛かるとチーム右京が中心となりメイン集団を牽引。30km地点でオスカル・プジョル(チーム右京)のアタックを皮切りに一気にペースが上がった集団によって逃げは吸収された。
アタックを成功させ、単独で先行するプジョルに3名の選手がブリッジを成功させ、4名となった先頭集団で山頂をクリア。下りセクションではチームイルミネートの選手が落車しプジョルがあわや巻き込まれかけるシーンも。後ろからはさらに6名の選手が追走を仕掛け、フィニッシュを目前に集団は9名に。
何度もアタックがかかるが、9名のまま集団スプリントに。中央から仕掛けたアラン・マランゴーニ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)の背後で右へとラインを変更したエドウィン・アヴィラ(コロンビア、チームイルミネート)が伸び、そのままトップでフィニッシュ。2度目のステージ優勝を果たした。
一方、ステージ2位に入ったベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)が総合成績で首位に。総合成績と山岳賞のダブルリーダーとなっている。また、早川朋宏(愛三工業レーシング)は第3集団でフィニッシュし、アジアンリーダーを守っている。
ツール・ド・台湾2017第4ステージ結果
1位 エドウィン・アヴィラ(コロンビア、チームイルミネート) 4h17’10”
2位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)
3位 アラン・マランゴーニ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)
4位 アントニオ・サントーロ(イタリア、モンキータウンコンチネンタル)
5位 ケヴィン・デヨンフ(ベルギー、シーベル・セボン)
6位 マウリシオ・オルテガ(コロンビア、RTS・モントンレーシング)
7位 オスカル・プジョル(スペイン、チーム右京) +06”
8位 ロドリゴ・アラク(スペイン、チーム右京)
9位 キャメロン・パイパー(アメリカ、チームイルミネート) +09”
10位 ヴラシスラウ・クリコフ(ロシア、ロシアナショナルチーム)
個人総合成績
1位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)
2位 ケヴィン・デヨンフ(ベルギー、シーベル・セボン)
3位 エドウィン・アヴィラ(チームイルミネート)
4位 ロドリゴ・アラク(スペイン、チーム右京)
5位 アントニオ・サントーロ(イタリア、モンキータウンコンチネンタル)
6位 マウリシオ・オルテガ(コロンビア、RTS・モントンレーシング)
7位 ダニエル・サマーヒル(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア)
8位 アンソニー・ジャコッポ(オーストラリア、アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス)
9位 マルコ・ザノッティ(イタリア、モンキータウンコンチネンタル)
10位 ラクラン・ノリス(オーストリア、ユナイテッドヘルスケア)
ポイント賞
1位 エドウィン・アヴィラ(チームイルミネート)
山岳賞
1位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)
チーム総合成績
1位 シーベル・セボン
text:Naoki.Yasuoka
photo:www.tourdetaiwan.org.tw
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