9日間に渡って続いた「BIWASE CUP(ビワセカップ)2017」が最終日を迎え、リーダーの座を守り抜いた唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)が総合優勝。総合3位にも福田咲絵(慶応義塾大学)が入り、日本勢が躍進した。
最終日を迎えた唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:PHAM HUY
集団前方に位置取る唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:PHAM HUY
9ステージを走り終えた日本ナショナルチーム photo:JCF
総合優勝を達成した唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:PHAM HUYベトナムで開催されたビワセカップ最終ステージは、ホーチミンの中心を抜ける120kmの平坦コース。レースは終始アタックが続く厳しい展開となり、その中から福田咲絵(慶応義塾大学)を含む13名が抜け出した。
日本チームは総合首位の唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)を集団内で守りつつ、逃げる福田の総合ジャンプアップを狙うべく、先頭グループに4分以上の先行は許さず、かつ2分以上の差がつくようにメイン集団をコントロールする。強力なカザフスタンやベトナムチームは前半のアタック合戦で疲労したため動けず、作戦通りに事を進めることができたという。
結局先頭グループは2分15秒差で逃げ切ったため、福田は総合3位へとジャンプアップに成功。唐見も危なげなくフィニッシュにたどり着き、第2ステージから着用し続けたリーダージャージを一度も譲ることなく守り抜いた。日本ナショナルチームとしては第1ステージの梶原悠未(筑波大学)から続く、総合首位を一度も渡さない完全勝利だ。
総合優勝した唐見はチームFacebookページの中で、「福田選手が逃げに乗り、ステージ2位に入りました。集団は利害関係が一致していたJAPANと地元チームがコントロール。結果、私のリーダージャージと福田選手の個人総合3位という快挙を成し遂げました。今日は特に全員が最後まで完璧な仕事ができました。素晴らしいチームでした。たくさんの応援ありがとうございました!」とコメントしている。
以下はレースに同行したJCF強化コーチ、柿木孝之氏のコメント。
「今日のステージは非常に激しいアタック合戦が1時間半ほど続く中、日本の選手たちは逃げの選別をしっかり行ない続け、ほかのチームが疲れた時に攻撃の中に入り成績をさらに上げることに成功した。個人総合を初日から最終ステージまでどこにも渡さず守り、ステージ2勝、山岳賞、ポイント賞2位と全日程でレースを支配した。経験の浅い選手が多い日本チームであったが、9日間で個人総合を守るために必要な戦い方、チームでの意思疎通の重要性など非常に多くを学ぶことが出来、ステージをこなすごとに非常に頼もしく感じた」
ビワセカップ2017第9ステージ結果
1位 サンパソン・ヌンタナ(タイ) 2h44’02”
2位 福田咲絵(慶応義塾大学)
3位 ファン・ティートゥイリエン(ベトナム)
ビワセカップ2017個人総合成績
1位 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム) 21h47’36”
2位 サンパソン・ヌンタナ(タイ) +2’03”
3位 福田咲絵(慶応義塾大学) +2’57”
38位 梶原悠未(筑波大学) +26’31”
42位 樫木祥子(AVENTURA AIKOH VICTORIA RACING) +28’27”
58位 下山美寿々(大阪教育大学附属天王寺高校) +41’45”
text:So.Isobe




日本チームは総合首位の唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)を集団内で守りつつ、逃げる福田の総合ジャンプアップを狙うべく、先頭グループに4分以上の先行は許さず、かつ2分以上の差がつくようにメイン集団をコントロールする。強力なカザフスタンやベトナムチームは前半のアタック合戦で疲労したため動けず、作戦通りに事を進めることができたという。
結局先頭グループは2分15秒差で逃げ切ったため、福田は総合3位へとジャンプアップに成功。唐見も危なげなくフィニッシュにたどり着き、第2ステージから着用し続けたリーダージャージを一度も譲ることなく守り抜いた。日本ナショナルチームとしては第1ステージの梶原悠未(筑波大学)から続く、総合首位を一度も渡さない完全勝利だ。
総合優勝した唐見はチームFacebookページの中で、「福田選手が逃げに乗り、ステージ2位に入りました。集団は利害関係が一致していたJAPANと地元チームがコントロール。結果、私のリーダージャージと福田選手の個人総合3位という快挙を成し遂げました。今日は特に全員が最後まで完璧な仕事ができました。素晴らしいチームでした。たくさんの応援ありがとうございました!」とコメントしている。
以下はレースに同行したJCF強化コーチ、柿木孝之氏のコメント。
「今日のステージは非常に激しいアタック合戦が1時間半ほど続く中、日本の選手たちは逃げの選別をしっかり行ない続け、ほかのチームが疲れた時に攻撃の中に入り成績をさらに上げることに成功した。個人総合を初日から最終ステージまでどこにも渡さず守り、ステージ2勝、山岳賞、ポイント賞2位と全日程でレースを支配した。経験の浅い選手が多い日本チームであったが、9日間で個人総合を守るために必要な戦い方、チームでの意思疎通の重要性など非常に多くを学ぶことが出来、ステージをこなすごとに非常に頼もしく感じた」
ビワセカップ2017第9ステージ結果
1位 サンパソン・ヌンタナ(タイ) 2h44’02”
2位 福田咲絵(慶応義塾大学)
3位 ファン・ティートゥイリエン(ベトナム)
ビワセカップ2017個人総合成績
1位 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム) 21h47’36”
2位 サンパソン・ヌンタナ(タイ) +2’03”
3位 福田咲絵(慶応義塾大学) +2’57”
38位 梶原悠未(筑波大学) +26’31”
42位 樫木祥子(AVENTURA AIKOH VICTORIA RACING) +28’27”
58位 下山美寿々(大阪教育大学附属天王寺高校) +41’45”
text:So.Isobe
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