ドイツの総合バイクブランド、キャニオンよりディスクブレーキロードが国内でもフルラインアップで登場。AEROAD・ULTIMATE・ENDURACEの3車種合わせて全23種の完成車バリエーションから選択可能だ。



キャニオン AEROAD CF SLX DISC 8.0キャニオン AEROAD CF SLX DISC 8.0 (c)キャニオン
創業は2002年と新しいブランドででありながら、積極的にビックチームとの供給体制をとることで性能・信頼性を高めてきたキャニオン。現在ではUCIワールドチームのモビスター、カチューシャ・アルペシンやUCI女子チームのキャニオン・スラムにも使用されており、その高品質と企業としてのパワーは誰もが認めるところであろう。

そんな同社のロードバイクラインアップはAEROAD、ULTIMATE、ENDURACEという3車種から成り立っている。現在のプロロードレースシーンで必要とされる3つのカテゴリーを網羅しており、コースシチュエ―ションや選手の好みに応じてエアロバイク、軽量バイク、エンデュランスバイクの3モデルから選べるという豊富なバリエーションを持つのも特徴の一つだ。

ディスクブレーキによってサイクリングの幅が広がるだろうディスクブレーキによってサイクリングの幅が広がるだろう (c)キャニオン
そして今回、この3車種に展開されているディスクブレーキモデルが国内でもフルラインアップで購入可能となった。トップグレードからエントリーグレードまで全23種のディスクブレーキロードバイク完成車が展開される。キャニオンのディスクブレーキロードに採用される共通規格として、前後輪12mmスルーアクスル、フラットマウント、160mmローターを採用。主流規格を採用することで汎用性を上げる狙いだ。また、ディスクブレーキによる高熱により、フレームの変形を抑えるために、ブレーキマウント部分には熱に強いレジンを積層している。

それぞれのモデルでフレームグレードに応じて上から順にハイエンドカーボンフレームの「SLX」、ミドルグレードカーボンフレームの「SL」、アルミフレームの「AL」というモデル名がそれぞれ冠される。コンポーネントはシマノデュラエースから105までをアッセンブルした完成車を用意。それぞれの価格帯にマッチしたホイールがレイノルズ、マヴィック、ZIPP、DTスイスからそれぞれ組み合わせられている。また、それぞれの車種に女性用モデルも用意されていることが嬉しいポイントだ。

スルーアクスルエンドを採用スルーアクスルエンドを採用 (c)キャニオンディスクブレーキはフラットマウントで取り付けられるディスクブレーキはフラットマウントで取り付けられる (c)キャニオン

キャニオン ULTIMATE CF SL DISC 9.0 AEROキャニオン ULTIMATE CF SL DISC 9.0 AERO (c)キャニオンキャニオン ENDURACE CF SLX DISC 8.0キャニオン ENDURACE CF SLX DISC 8.0 (c)キャニオン


エアロダイナミクスに優れた平地巡航マシン「AEROAD」は、極太のエアロダウンチューブと小さい前方投影面積を生み出すエアロデザインが採用されたモデルだ。ディスクブレーキを搭載することによるリムブレーキモデルとの空気抵抗の差は僅か0.8Wと誤差と言っても良い程の値に収まっている。空力を向上させるインテグラルデザインやコンパクトなリア三角などルックスも王道エアロロードといった仕上がりを見せる。

キャニオンのロードバイクラインアップの中でも中核を成す「ULTIMATE」シリーズは、10年以上に渡り同社のトップモデルを務めるオールラウンドモデルだ。内装ホースやフラットマウントの採用により、ロードバイク然とした美しい姿はそのままに高いストッピングパワーを発揮する。SLXグレードには全モデルハンドルステム一体型ハンドル「AEROCOCKPIT」を採用し、カーボンホイールも標準装備。そのままレースへ投入できそうなハイエンドなパッケージとなる。

ENDURACE CF SLXのシートステーは振動吸収性を高めるため細い形状ENDURACE CF SLXのシートステーは振動吸収性を高めるため細い形状 (c)キャニオン空力と剛性に優れた一体型ハンドルがアッセンブルされるモデルも多数ある空力と剛性に優れた一体型ハンドルがアッセンブルされるモデルも多数ある (c)キャニオン

それぞれにマヴィックはじめグレードの高いホイールがアッセンブルされるそれぞれにマヴィックはじめグレードの高いホイールがアッセンブルされる (c)キャニオン悪路ではより一層ディスクブレーキの制動力の必要さを感じるだろう悪路ではより一層ディスクブレーキの制動力の必要さを感じるだろう (c)キャニオン


昨今人気のバイクカテゴリーとなったエンデュランスモデルとしてキャニオンが展開するのが「ENDURACE」シリーズだ。上記のULTIMATEフレームの設計を色濃く受け継ぎつつも、独自のシートクランプ構造と細身のシートステーにより快適性を向上させている。更にこの車種のみアルミモデルのALグレードも用意するなど幅広い選択肢を用意している。

また全てのモデルでフレームセットの販売があるため、一からバイクを組み上げる事も可能だ。自分好みのパーツを使用し、個性的なバイクが欲しい方には最適な選択肢となるだろう。各モデルともキャニオンのHPよりサイズを選択して購入が可能となっている。ショップ等のサービスを介さず直接手元に届くため、購入時は適切なサイズ選択とメンテナンスに注意してほしい。

各所にキャニオン製のオリジナルパーツがアッセンブルされる各所にキャニオン製のオリジナルパーツがアッセンブルされる (c)キャニオン各モデルともフィジークサドルがアッセンブルされる各モデルともフィジークサドルがアッセンブルされる (c)キャニオン

ブレーキポイントを遅らせられるため、より速くコーナーに進入することが出来るはずだブレーキポイントを遅らせられるため、より速くコーナーに進入することが出来るはずだ (c)キャニオン


キャニオン AEROAD CF SLX DISC
AEROAD CF SLX DISC 9.0:639,000円(デュラエース、レイノルズ STRIKE)
AEROAD CF SLX DISC 8.0 DI2:549,000円(アルテグラDi2、レイノルズ STRIKE)
AEROAD WMN CF SLX DISC 8.0 :549,000円(アルテグラDi2、レイノルズ STRIKE)
AEROAD CF SLX DISC 8.0:459,000円(アルテグラ、レイノルズ STRIKE)
フレームセット:309,000円(電動のみ)

キャニオン ULTIMATE CF SLX DISC
ULTIMATE CF SLX DISC 9.0:599,000円(デュラエース、DTスイス PRC 1400 DICUT)
ULTIMATE CF SLX DISC 8.0 DI2:539,000円(アルテグラDi2、マヴィック COSMIC PRO CARBON)
ULTIMATE CF SLX DISC 8.0:459,000円(アルテグラ、マヴィック COSMIC PRO CARBON)
フレームセット:290,000円(電動、機械式それぞれ専用フレーム)

キャニオン ULTIMATE CF SL DISC
ULTIMATE CF SL DISC 9.0 DI2:399,000円(アルテグラDi2、DTスイス PR 1400 DB DICUT)
ULTIMATE CF SL DISC 9.0 AERO:399,000円(アルテグラ、マヴィック COSMIC PRO CARBON)
ULTIMATE WMN CF SL DISC 9.0:299,000円(アルテグラ、DTスイス R23 SPLINE CL)
ULTIMATE CF SL DISC 9.0:299,000円(アルテグラ、DTスイス R23 SPLINE CL)
ULTIMATE CF SL DISC 8.0:219,000円(105、マヴィック AKSIUM DISC)
フレームセット:165,000円(電動、機械式それぞれ専用フレーム)

キャニオン ENDURACE CF SLX DISC
ENDURACE CF SLX DISC 9.0:639,000円(デュラエース、DTスイス ERC 1100 DICUT DISC)
ENDURACE WMN CF SLX DISC 8.0 DI2:549,000円(アルテグラDi2、レイノルズ ASSAULT LE)
ENDURACE CF SLX DISC 8.0 DI2:549,000円(アルテグラDi2、レイノルズ ASSAULT LE)
ENDURACE CF SLX DISC 8.0:479,000円(アルテグラ、レイノルズ ASSAULT LE)
フレームセット:290,000円(電動、機械式それぞれ専用フレーム)

キャニオン ENDURACE CF SL DISC
ENDURACE CF SL DISC 9.0 DI2:419,000円(アルテグラDi2、ジップ 30 COURSE DISC)
ENDURACE CF SL DISC 9.0 SL:329,000円(アルテグラ、DTスイス PR 1400 DB DICUT)
ENDURACE WMN CF SL DISC 9.0:279,000円(アルテグラ、DTスイス R24 SPLINE CL)
ENDURACE CF SL DISC 9.0:279,000円(アルテグラ、DTスイス R24 SPLINE CL)
ENDURACE CF SL DISC 8.0:219,000円(105、マヴィック AKSIUM DISC)
フレームセット:165,000円(電動、機械式それぞれ専用フレーム)

キャニオン ENDURACE AL DISC
ENDURACE AL DISC 7.0:189,000円(アルテグラ、DTスイス R24 SPLINE CL)
ENDURACE AL DISC 6.0:155,000円(105、DTスイス R24 SPLINE CL)
フレームセット:78,000円(機械式専用フレーム)

※価格は全てドイツ付加価値税が不要で、送料・梱包料が必要になる。

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